会津の旅人宿 地域との交流・旅人との交流が盛んな【会津野】宿主ブログ

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【会津野】「お金2.0」

2018年01月31日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主 ならびに 古書 会津野 店長の長谷川洋一です。

年が明けてから、ルソーの一般意思を現代に置き換えた書籍「一般意志2.0」(東浩紀著)、人工知能がヒトを超えるシンギュラリティーを迎えるとき人体と人工知能がつながる「人体2.0」を示した「シンギュラリティーは近い」(レイ・カーツワイル著)の2冊を読んできました。どちらも、すでに存在するもののパラダイムが大きく変わるVersion2.0的なものです。

さて、衝撃的な本を読みました。「お金2.0」(佐藤航陽著)です。

巷では、コインチェック社からの不正送金で580億円相当の仮想通貨が流出したニュースで持ちきりです。ニュースを聴く限りでは、大規模な銀行強盗が発生したことと同じことで、盗まれた仮想通貨を世界中で監視しているとのこと。昨日の報道では、580億円相当を9つに分割して再送金したところまで捕捉されているとのことでした。

現在流通しているお金が銀行強盗にあったと仮定した場合、1万円札で580万枚が盗まれたことですから、580万分割されて市中で使われてしまったら、たぶんわからないだろうなと思います。

ただ、仮想通貨の場合は、両替したり送金したりするには、金額の大小にかかわらず、必ず元のアドレスを辿りますから、最初に盗んだアドレスからずっと追っていくことが出来ます。

結局のところ、使う事のできない盗んだ金ということになるのではないでしょうか。

これでは、一体何のために盗んだのか?

こういう事件を起こせば、相場が下落するからそれを狙ったのか?

事件が起きた直後は、仮想通貨全体が下落したものの、すでに事件前のレベルに戻している状況を見ると、相場下落を狙ったにしても、それは起きなかったという結果になっています。

なんとも不可解な出来事だなと思っているところで、この本を読み、お金のパラダイムシフトが実際に起こってきたなと感じました。

「お金2.0」では、モノやサービスの「価値」を「対価」というものに置き換えたものが「お金1.0」の正体だとします。ここは、そのとおりとすぐに理解できます。

次に、お金は「対価」という使われ方の他に、お金がお金を生む金融という使われ方がされるようになったと説明します。これも理解できます。

この金融によるお金の膨張が相当大きくなり、お金全体の大半を金融が占めるようになってしまったと言います。いくら量的緩和をしても、市中にお金が巡る実感がないことから、これも理解できます。

ただ問題なのは、大半が金融界隈でお金が巡っているだけで、「対価」として使われることがないから、お金の価値が段々と下がってきていることだと指摘します。

現在の貨幣は、政治権力により中央銀行が発行しているもので、かつてはこの権力は国家しか持ちえなかったもの。仮想通貨は、国家を離れ誰でもが発行できるもので、それに価値があると思えばどんどん価値が増大します。

もしその価値を、「対価」として市中で利用できるようになったら、価値の下がった中央銀行の通貨と仮想通貨のどちらを人々は使うでしょうか?

答えは簡単。仮想通貨ですよね。

これが「お金2.0」によるパラダイムシフトです。

同様に、シンギュラリティによりヒトを越えた人工知能のどちらが「労働」をするかと言えば、人工知能の労働の方が成果が大きいだろうから、この時は「労働2.0」が起きて、人から人工知能へと労働がシフトするパラダイムシフトが起きる。

こんな近未来を詳しく説明しているのが、この本の内容です。

「生きるために金を稼ぐ」

「金を稼ぐために労働する」

という2つの事が、全く変わってしまうことが予想されるいま、これは人類にとってユートピアが実現することなのか、それとも、生きる希望を失ってしまうことなのか、まだよくわかりません。

仮想通貨は、かなり多くの種類がもうすでに発行されています。これは多くの経済圏があるということ。自分にとって生きやすい経済圏を探し出すことを模索する時期にきたとも考えられます。

古書 会津野」では、version2.0関係の本を3種類ご用意しました。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/aizuno/20.html

ぜひ皆さんも、これらをお読みいただき、将来を考えてみてくださいませ。

今日も素晴らしい1日を過ごしましょう。

※コメントは、旅人宿会津野Facebookにて承ります。

※ご予約は、旅人宿会津野ホームページにて承ります。


【会津野】「カーニバル化する社会」「わたしたち消費」「ウェブ社会のゆくえ」

2018年01月29日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

社会学者鈴木謙介氏の著作を3冊読みました。

「カーニバル化する社会」(2005年)、「わたしたち消費」(2007年)、「ウェブ社会のゆくえ」(2013年)です。

「カーニバル化する社会」では、未来への目標を失った若者が、瞬間的な盛り上がり(カーニバル)と、盛り上がりの根拠のなさに気づいて無気力になる状態の間を往復しながら、現に生じている格差を肯定する「宿命論」の方へ導かれているのではないかと述べています。

その後に書かれた「わたしたち消費」では、瞬間的な盛り上がりを見せるヒット商品の性質を述べ、社会環境に応じたヒット商品を出すための戦略のヒントが述べられています。

「ウェブ社会のゆくえ」では、「多孔化」というキーワードを使い、SNSなどであふれるウェブ社会の社会構造から、聖地巡礼などの観光を例にあげ、これからの商品作りのヒントとなることが述べられています。

3冊に共通するのは、生産者や商品創造者から離れた顧客サイドで二次創作したり、盛り上がりをみせる消費実態が見えること。その中で商売するには、二次創作や盛り上がりを誘導する戦略を持つことです。

これらの著者鈴木謙介氏は、TBSラジオの「文化系トークラジオ」のメインパーソナリティを努めていて、私は2年ほど前からこの番組にハマっています。

2007年の放送開始からすべての放送がラジオクラウドにアップされているので、雪かきをしながら聴いているのですが、いままでで2年分程を聴きました。他者を否定しないモノの言い方や、歯切れのよいおしゃべりがとても好きです。

就職活動をテーマとした放送では、会社のルールの中に入っていく他者に求められるのは、採用担当者に「コイツとならいっしょに仕事できるかな」と思わせる力だと、とてもわかり易い言い方で話をしていました。

本と放送を聴いて私はこう思いました。

これからの生き方は、社会にいくつも存在するルールをよく観察して理解し、自分の入りやすい分野に対してそこのルールに見合った行動をしていくことなんだなと。

私は理系出身なので、どちらかというと技術至上主義者でしたが、「この技術すげぇ!」と思うヒトがいる分野もあるにはあるけれど、あまりに狭すぎるきらいがあるのと、盛り上がりを見せるものにはなかなか出会えない。

もっと、人々の心に響く「すげぇ!」に出会うのは、どちらかというと社会的関心にマッチしたときの方が確実なような気がする。

構造的なことはこれで理解した。さて、ある一定の人々が関心を持つコンテンツをどうやって作るか?

あれこれと考えてみようと思わされました。

今日も素晴らしい1日を過ごしましょう。

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【会津野】シンギュラリティ

2018年01月27日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

 

先日、図書館で借りてきた「シンギュラリティは近い」(レイ・カーツワイル著)を読んでいます。

 

表紙をめくったら、同じ著者の「ポストヒューマン誕生」のエッセンス版とのこと。

 

こちらは、いつか読もうと思い、長い間「積読」になっていたもの。

 

600ページ近くもある大書なので、なかなか手を付けずにいました。

 

エッセンス版は、250ページ余りにまとまっているので、早速読んでみました。

 

私にとって一番の関心は、人工知能が人を超える時と言われる「シンギュラリティ」を迎えると、いったい自分の身や社会がどうなるのかということです。

 

読み進めると、「人体2.0」という言葉が現れます。

 

現在の人体を「人体1.0」とすると、次のバージョンの人体はどうなるかという話です。

 

まず最初に、食べ物から摂取する栄養の事がでてきます。

 

タンパク質やビタミンなど、栄養の多くは肉や魚、野菜などから得ていますが、これをサプリメントなどで補っている方々も、もうすでにいらっしゃいます。これをさらに進め、外部から栄養そのものを注入できれば、いまの人体にある消化器官が要らなくなる。栄養とエネルギー源を人体に貯めておく機能も、ハードディスクを増設するようなことが実用化すれば、これも脂肪などで保持する必要がなくなる。

 

これを人体の次なる形として捉えて良いのかは疑問だけれど、脳についても、外部の人工知能と人体の脳を接続し、人体1.0が持つ人格を人工知能にアップロードしたうえで、元の人格を持った人工知能と脳の両方で判断に当たれば、人体1.0が持つ能力を大きく超える人体2.0になる。

 

なんだかSFのような話ですが、こういうことを論理的に説明しているのが、この本の中身です。

 

先日、サルのクローンが生まれたニュースがありました。霊長類で初のことだそうですが、DNAをコントロールして体に埋め込むことが実現したとみて良いだろうと感じます。

 

DNAの代わりに人工知能というのが、「サル2.0」あるいは「人体2.0」なのでしょう。

 

著者は、このシンギュラリティが起きるのは、2045年と言っています。あと27年です。

 

1969年生まれの私は、2045年に76歳になります。知能がボケはじめる頃なのだろうと思うと、ボケたアップロード元から人格を拾う人工知能は、いったいどんな動きをするのだろうか。

 

ボケている部分をフィルタにかけ、頭脳明晰な部分だけを人工知能で飛躍的に能力アップさせるのだろうか。

 

子供や孫の世代のヒトは、いったいどんな生き方をするのだろう?

 

そういう人々が作る社会は、いったいどんな社会なのであろうか?

 

入学試験のような知能を問うテストは、全く意味をなさないことは確かだろう。

 

まだまだ想像がつかないことだらけ。だけど、著者の言う今までの経過はどれも実際に起きていることだから、あながち起きないことでもないだろう。

 

21世紀半ばからの幸せの形って、いったいどんなことになるのだろうか。

 

疑問ばかりが浮かぶ本でありました。

 

今日も素晴らしい1日を過ごしましょう。

 

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【会津野】「一般意志2.0」

2018年01月26日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

「一般意志2.0」(東浩紀著)を読みました。

私は図書館で単行本を借りて読みましたが、文庫版も出ているようです。

むか~しむか~し、ジャン=ジャック=ルソーの「一般意思」というのを勉強した記憶がうっすらあるものの、本当の意味はすっかり忘れていました。

「一般意思2.0」は、ルソーの「一般意思」を現代にあてはめた内容になっている書物で、冒頭からルソーの思想が丁寧に説明されます。

話は、Googleなどの検索エンジンやtwitterなどのSNSで自動的に収集される様々なデータと、一般意思の関係を導いていきます。

近頃、立て続けに東浩紀氏の著作を何冊か読みましたが、彼の思想は、政治的なものと経済的なものの二層構造を持つ社会が根底にあるようで、人々の欲求あるいは欲望といった経済的な側面を強く持つデータの集合体が、いずれ政治的なものに反映されるだろうと道筋をつけます。

10日ほど前に読み終えた「観光客の哲学」では、ナショナリズムとグローバル化を、政治的なものと経済的なものとしてとらえていました。

緻密にしかも丁寧に説明されると、疑いの余地がほとんどなくなるのですが、経済的分野で生じる人々の欲求が政治部分に還流されると、還流前の秩序で仕事をしている既得権益層が猛烈に抵抗するだろうことは簡単に想像できます。その抵抗を押しつぶす激流が多くの人々から流れ出るのか?そのあたりが、私にとってとても気になる点です。

しかし、いくら正義だと思い事にあたっていても、経済的な事柄に抗していては、存続が出来ないのも常。

社会で現代の一般意思に最も触れられるのは、閉じていないネットワークで固有名詞の必要性もあまりないtwitterだと著者は言う。

Facebookは友達限定の閉じたネットワークだから、友達の意志の集合体しかわからないとも言う。

若者たちが使うSNSは、Facebook離れが進み、twitterが優勢なのが現実だ。

日本における一般意思の表明について若者たちは、本能的にtwitterを選択しているのかもしれない。

twitterのアカウントは放置したままの私。日々の情報収集を、少しtwitterに移して見ようか。

ルソーの思想を現代化した潮流が本流になるのか否かに注意しながら、しばらく社会を眺めてみようと思う。

今日も素晴らしい1日を過ごしましょう。

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【会津野】「古書 会津野 Yahoo!店」をオープンしました

2018年01月25日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

前回の投稿から1週間。Facebookから、「フォローしている方へ向け投稿をしましょう」とのメッセージがきました。

この1週間、古本屋をネット上にオープンさせるための作業をしておりました。

本日、めでたく(?)オープンの運びとなりました。皆さんどうぞよろしくお願いいたします。

お店(古書 会津野 Yahoo!店)はこちらから。

urlも貼っておきます。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/aizuno/

 

さて、今日はこのサイトを作るまでの話をしましょう。

ネット上の古本屋を作るには、2つの方法があります。

ひとつは、コツコツとカートのコードをカスタマイズし、自分でプログラミングして作る方法。

もうひとつは、ASPと呼ばれるカート機能と決済機能を提供しているサイトに開かせていただく方法です。

私は、perlというコンピュータ言語が好きなので、perlで書かれたカートのコードを探してみると、あるにはあるものの、だいぶ長い間アップデートされておらず、あまり使われていない様子。あれっ?と思い、カート自作の事例をあれこれと検索。すると、自作の苦労に時間を使うよりも、ASPをうまく使って商品販売に力を尽くす方が得策との記事が多い。

先人の経験を信じ、自作はとっととあきらめ、ASPの選択に入りました。

ASPの比較サイトなどもいくつかあり、それぞれの特徴をチェック。どれも似たような機能というのが私の感触です。

趣味ではなく、事業なので、コストも合わせてチェック。こちらも出店料と決済手数料を合わせて7%〜10%程度で、似たり寄ったりでした。

あれこれ悩みましたが、私の行う商売は古本屋なので、商品を選んでいただく手段としての検索に強いところを選びました。結果として、検索エンジンそのものの機能を持つYahoo!にあるYahoo!ショッピングに狙いを定めました。

ここまでの作業で、ほぼ1日の時間を必要としました。

次にお店を開店する準備です。

1月18日にさっそく申し込み。

Yahoo!からは、税務署への開業届の写しと住民税の納税証明書の提出が求められます。

私の場合は、開業届けを出してからもう20年以上の年月が経っているので、税務申告書の写しを代用としました。

これが受理されると、すぐに「ストア構築」という開店前の作業を進めるためのツール提供がありました。

「ストアクリエーターPro」というツールを使い、送料はどうするだとか、決済方法はどうすると言ったことをどんどん入力します。

合わせて、売る商品をどんどん登録します。

そこで突き当たった問題は、2つ。

1つは、クレジットカード決済の設定がすぐにできなかったこと。

これは、Yahoo!が私のお店とクレジットカード会社の間の加盟店契約をするのに5日ほど時間がかかったことが原因です。

こちらは事務手続きですので、待つしかありません。

Yahoo!からは、この手続きが終わると、すぐに連絡があり、「ストア構築」内ですぐに設定できるようになりました。

もうひとつは、画像のuploadです。

古本の写真をスマートホンで撮って、加工してuploadするも、写真が横向きになってしまったりします。

カスタマーサポートに尋ねてみると、原因は、jpegファイル内にあるexif(エクジフ)というデータがまずいことが判明。

exifを1枚づつ修正することもできるけれど、修正ミスが発生するのを恐れ、Yahoo!が受け付ける画像種類であるgif形式でuploadすることにしました。

もともと撮った写真はjpegなので、unixのconvertコマンドでgifに修正。convertコマンドは、windowsとMacにもあるようです。写真の向きは、

convert aaa.jpg -rotate 90 aaa.gif

のようにすれば、90度回転してgifファイルが生成されます。

この2つの問題をクリアしつつ、商品データを作成。

商品データは、excelで作成し、csv形式(コンマ区切り形式)でセーブ。

作成したcsvファイルから、Yahoo!が必要とするファイル形式へは、perlでデータ変換コードを作成。Yahoo!ショッピングでは、商品ファイルと、在庫ファイル、画像ファイルの3つが必要で、perlのコードでは、前者の2つを作成しました。

ただ、ここでも、問題発生。

ここでの問題は内部のエンコードが問題で、私のパソコン環境では、日本語にUTF-8という文字コードを使っています。excelで作るcsvからperlで加工するまでは問題ないものの、Yahoo!のサーバはShift-JISかEUC-JPしか受け付けてくれません。こちらは、テキストエディタを使い、文字コードの変換を行いました。

Yahoo!では、商品ごとに共通の商品コードを設定するようになっていて、私の場合は、本にすでに振られているISBNコード、あるいは、雑誌のJANコードを商品コードとしました。商品コードは、自分の店内で重複しなければ良いようです。

これを商品ファイルに設定し、在庫ファイルにもそれぞれ入れ込みます。画像は、gifのファイル名を「ISBNコード.gif」のように作成しました。

1週間で149データを作成するのがやっとだったので、まずはこれらの古本でオープン。

これから、在庫している古本を追加していきますので、ぜひみなさん覗いて見てくださいませ。

今日も素晴らしい1日を過ごしましょう。

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