会津の旅人宿 地域との交流・旅人との交流が盛んな【会津野】宿主ブログ

地域の話題、旅人のホットな話題、季節のおいしい食べ物の話題など、会津へ旅する人々への話題中心の宿主ブログです。

【会津野】夏の終わりにガッツリと食べてきました

2015年08月31日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

毎日雨が続きます。18℃の雨の会津野です。

昨日は、この夏に開催したこども向け行事の反省と評価と行う会合に出席するため、郡山まで行きました。写真は、途中でいただいたお昼ごはんです。

国道49号線沿いの郡山市安子ヶ島駅近くにある「幸華」さんは、古くからある地域のお店です。12時前に伺ったものの、もう10名以上の方がお店の外でお待ちでした。

店員の方々がとてもやさしい対応をされており、いつもたくさんのお客様で賑わっています。

運良く10分くらいで席につき、ニンニクの良く効いた「野菜炒め定食」(850円)をガッツリといただきました。

精をつけ、行事を今後に活かすための前向きな意見交換をして、帰路につきました。

宿屋の主としての私の努めは、地域の資源を旅行者(行事の参加者)にわかりやすく伝え、それを快く感じていただくこと。

今後、これをさらに磨いていく再認識をする良い機会でした。

帰ってくると、「なんか変な匂いがする」と家族には不評、精をつけすぎたようでもありました。

今日もすてきな一日を過ごしましょう。

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【会津野】まちづくりのための観光の集客技術と育成する商品

2015年08月30日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

小雨の降る18℃の会津野です。

先日のエントリーで、まちづくりのための観光もコミュニケーション能力が必要らしいと、大澤健教授の講座のことを書きました。前回は、地域づくりの技術の中心についてでした。

着地型観光は「地域づくり」と共に「集客」し、収益をあげなくては続きません。今日は、そのための「集客の技術」を記してみます。

大澤教授は、着地型観光商品を農産物の産直に例えられ、①力ある農家は直接顧客と取引をする、②地域でまとまって道の駅などの「産直販売場所」で販売する、③産直市場の集合体を隣接地域で作り商品数を増やして販売力を高める、④他の販売ノウハウがある流通分野に農産物をのせる と、提案されています。

それぞれを旅行商品で説明しますと、

①直接顧客に旅行商品を売り込むことです。ネットを使い、SEOなどを施して顧客開拓することもこれと同じです。なかなか難しいのが実際だと思います。

②地域で着地型の旅行会社を起こし、そこで複数の商品を①のような直接販売と、他の旅行会社へ卸すことです。いま全国ではこの動きが起きています。

③複数の地域をまとめ、例えば地方というような単位で旅行業務を行うこと。これだと商品数が多くなることと、受け入れそれぞれのキャパは小さくても、同じような旅行商品をまとめて大きな団体に売ることができます。

④宿泊業など、すでに顧客を持つ事業者に、旅行商品と宿泊などのセット商品として販売してもらうようなことです。

地域がサービス商品として提供するものは、販売してブラッシュアップしていくことで質を高め地域そのものを良くし、良くなったものをさらに売るというような循環を起こさなくてはなりません。

着地型観光が目指すものは、「観光の振興」が第1の目的ではなく、「地域づくり」を目的として、「観光」を手段として利用します。そして、「観光」も良くなるようにしていく。

「地域づくり」と「集客」は、表裏一体のもので、どちらが欠けてもうまくいきません。

なかなか、難しいことですが、大澤教授がおっしゃるには、私のような宿屋という観光事業者は、その核になるそうです。

ちょっと重荷かも知れないものの、楽しそうでやりがいのあるプロジェクトのような気もします。

まちづくりで力を入れる部分は何だろうか? 農村地域だから農業を元気にすることなのだろうか? それとも、中世からの豊かな歴史・文化を商品化して、新たな歴史を積み重ねて行くことなのか? 天が与えてくれた自然を大切にしながら商品化し、その保存を図っていくことなのだろうか?

どれも大事そうですが、すべてを追いかけなくてはならないとも思います。イメージを組み立てながら、考え続ける日々が続きそうです。

今日もすてきな一日を過ごしましょう。

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【会津野】タクシーのPeer to Peer

2015年08月29日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

夜寝ている間に「豪雨予報」が届いていました。今朝は、どしゃぶりの雨、17℃の会津野です。

先日、フィリッピンマニラでのタクシー配車アプリのことを聴きました。Grab Taxiというこのアプリの使用レポートがネット上にありました。

話を聴いていて思ったのですが、外国で空港からホテルまでや、ホテルから目的地までタクシーを利用することは誰でもありますよね。

ただ、知らない土地の場合、遠回りをされたり、適正価格よりかなり高い価格を請求されたりと、トラブルがつきものです。

このGrab Taxiを利用された方は、通った経路や価格などが記録として残るため、運転手も適正なことをしないと、のちのち営業が難しくなるためか、しっかりとした顧客サ−ビスを適正に行うようになるとのこと。

日本では、料金もタクシーの台数も認可制で守られているので、ボッたりされることはありません。しかし、どんなにサービスをしても認可制料金の域を出ることが出来ず、タクシー会社でのサービス向上インセンティブが働きにくい構造になっています。

ある外国人のお客さんが、会津若松駅から私たちの宿までタクシーで来られたことがあります。会津若松駅からは約12Kmほどあるので、結果的に宿泊料よりも高いタクシー代となってしまいます。これに腹をたてたお客さんは、支払いを拒否し、運転手さんに警察へ連れて行かれる騒動がありました。お客さんの言い分は、「あのサービスでこの価格はぼったくりたから、この運転手を処罰しろ!」と言います。運転手さんは「無賃乗車だ!」と言います。警察官が、不法でない料金請求だと説明しますが、世界の常識ではあまりに低いサービスで高い日本のタクシーサービスを理解できません。

結局、お互いが妥協して、請求運賃の8割程度で交渉を成立させ、警察署から宿まで私が送迎して終わりました。

日本ではUberがハイヤーを対象にサービスをしていますが、宿泊業で言うairbnbのように、Peer to Peerなマッチングを行うものです。

いままでの「規制で守る」業界であるタクシー業界は、この黒船で変わることができるか?

Peer to Peerなネット上のマッチングサイトは、あらゆる業界を換えていくものなのですね。

今日もすてきな一日を過ごしましょう。

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【会津野】まちづくりのための観光もコミュニケーション能力が必要らしい

2015年08月28日 | 宿主からのブログ

こんばんわ。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

今朝は、早くから福島県二本松市に出掛けてきました。今朝の会津はくもり、18℃の朝でした。

写真に載っている本の著者、大澤健教授(和歌山大学)の、着地型観光についての講座とワークショップを受けて来ました。

5年ほど前から「着地型観光」と良く言われます。地元で販売するオプショナルツアーくらいの知識だったのですが、今回の講座で、その目的と背景がとても良く整理できました。

そして、DMO(Destination Management Organization および Destination Marketing Organization)という組織についても、その目的と手法を理解することができました。

「観光」を目的としてまちづくりや体制作りをするのではなく、「まちづくり」を目的として「観光」を手段に用いるニューツーリズムこそが、現代の観光の形です。

これらをうまく進めるための技術についても解説があり、「地域づくりの技術」では、「よそ者、若者、バカ者」が立ち位置としているピラミッド型組織から外れたところで、横のつながりを強めるコミュニケーション能力を高めることがその技術の中心でした。

昨日のエントリーでも、豊かさの条件として「コミュニケーション能力を養うこと」が必要なことを書きました。

2日連続で、別の視点から、コミュニケーション能力を向上させることを社会が求めている共通点が見られることにビックリです。

もっともっと「コミュニケーション能力」を磨かなくてはなりませんね。

今日もすてきな一日を過ごしましょう。

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【会津野】まちづくり・資本・シェア

2015年08月27日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

庭の栗の実が大きくなってきました。曇った18℃の朝で、時折、小雨がちらつきます。

2年ほど前に「まちの幸福論」(山崎亮著)を読みました。東北の大学生たちがワークショップを通じ、東日本大震災後の復興を通じた「まちづくり」を考えることが主な内容ですが、その中で著者が「豊かさとは何か」(暉峻淑子著)に感銘を受けたと記していました。その後、「豊かさとは何か」を読み、そして今回その続編である「豊かさの条件」(暉峻淑子著)を読みました。

「豊かさの条件」は、まず、子ども時代からの受験競争社会において、生まれながらにして資本主義の競争社会を経験させられる私たち日本人のことをかんがえます。社会に出た後も、資本の最大化を目指し競争する社会では、共助や互助について(近頃の風潮で言えばシェア)がないがしろにされることを明らかにします。

まちづくりは、そのまちで暮らす人々の共有財産。共助の典型的なものです。資本主義で利益の最大化を狙うことは、どうしても共助の部分が薄くなります。しかし、まちには販売やサービスを担う資本主義に則った事業者が欠かせません。そこで、商店街などの組合組織や行政など、シェアを担う事業体が必要となります。「豊かさの条件」では、シャアを行う事業体の歴史的発展や仕組みについても、詳しく解説しています。

最後に、シェアを有効に作用させる社会にするには、子ども時代から「コミュニケーション能力」を養い発揮することを、豊かな社会の条件としてまとめています。

「シェアを活かして豊かなまちづくり」、こういうことが、これからの地域の姿となるような気がしました。

今日もすてきな一日を過ごしましょう。

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