会津の旅人宿 地域との交流・旅人との交流が盛んな【会津野】宿主ブログ

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【会津野】Twitterの本2冊

2018年02月27日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主 ならびに 古書 会津野 店長の長谷川洋一です。

Facebook、twitter、Instagramなど、さまざまなSNSをお使いの方々が多いですよね。

私はここ数年Facebookを愛用してきましたが、近頃facebook離れをしているユーザが増えてきているなぁと感じています。

Instagramは、昨年の流行語大賞「インスタ映え」が示すように順調にユーザ数が伸びています。ただ、Facebook社が買収したサービスなので、Facebookとの結びつきが日々強化されてきていて、それらを結合させたくないユーザさんが存在していることを肌で感じます。私は、「文字」で表現する傾向が強く、「写真」が中心であるInstagramになじめないでいます。

さて、Twitterが日本で爆発的に普及してから間もなく10年の月日を迎えようとしています。

140文字のコミュニケーションに取り組んだ時期もありましたが、あんまりにも短い文章表現を要求され、タイムラインの下の方へ行ってしまった古い情報は、ほとんど顧みられることもなく消えて行ってしまうと感じ。blogは、過去のものも検索され、ある一定の文字数で表現することが出来るので、Twitterはあまり使わず放置していたと言うのが実際。

ただ最近、昨年各地で行われた駅伝競走や、先日まで行われていたオリンピックなど、Liveで放送されているものを見ながらTwitterで情報共有すると、楽しみが大きく膨らむ経験をしました。

自分から情報発信するわけではないけれど、同時に同じ放送を見ていたり、現場に居たりする方々のTweetを見ていると、「同時に楽しんでいるな」という感覚がとても伝わってくる。

FacebookもInstagramも、少しだけ過去のものを「知っている人だけ」で共有するのが主な使い方なので、この「同時性」と「特定のヒト同士だけではないメディア性」はTwitterがもっとも力強さを持っているなと感じています。

そんななか、ちょっと古い本ですが、Twitter関係の2冊の本を読んでみました。

「Twitter社会論」(津田大介著)と、「ツイッター140文字が世界を変える」(コグレマサト、いしたにまさき共著)です。

前者は、著者がジャーナリストという職業柄であるためか、「tsudaる」というtwitterによる実況中継の実例に、詳しく紙面を割いています。そして、「リアルタイム性」、「伝播力」、「オープン性」、「ゆるい空気感」、「属人性」、「自由度の高さ」を特徴として挙げています。

後者は、良い広く、社会で行われている情報共有の実例を挙げ、さまざまな使われ方を紹介しています。

この2冊を読み、知っている人だけのクローズな関係性から情報を見るのがFacebookとInstagramで、オープンな関係性を自分用にカスタマイズして必要な物だけを見るのがTwitterなのだという理解に至りました。

一般的に若者は元から持つ人脈が薄いからか、FacebookよりTwitterの方を使う人々が多い。

しばし放置していたTwitterを上手く使って、オープンな関係性の下で豊かな情報を得ることに少しスイッチしてみようと思う今日この頃。

今日も素晴らしい1日を過ごしましょう。

※コメントは、旅人宿会津野Facebookにて承ります。

※ご予約は、旅人宿会津野ホームページにて承ります。


【会津野】だれが「本」を殺すのか

2018年02月23日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主 ならびに 古書 会津野 店長の長谷川洋一です。

「誰が『本』を殺すのか」(佐野眞一著)を読みました。

古本はこちらから → https://store.shopping.yahoo.co.jp/aizuno/9784833417167.html

2001年に出版された少し古い本なのですが、際川上である著者から、川下である読者まで、「本」にかかわる人々や仕組みを、取材しまとめた内容になっています。

8章仕立てになっていて、

第1章 書店

第2章 流通

第3章 版元

第4章 地方出版

第5章 編集者

第6章 図書館

第7章 書評

第8章 電子出版

のそれぞれを、細かく詳述します。

私が最も気になったのは、図書館の項目。

公共図書館が数値として求める成果は、年間貸出冊数というもの。

市町村が運営する性質のものからか、人口1人あたり何冊貸し出したかというものを重視しています。

読者サイドから考えてみれば、読みたい本が自分の住んでいる図書館に無いと、近隣市町村の図書館をあたってみたり、古本屋や新刊書店で探すものですよね。本を読むまでも無ければ、ネット検索で済ませてしまうことも多い。

つまり、情報が欲しいと思う読者に対し、情報を提供できる能力そのものが、図書館の価値と言う事になるのではないかと思うのです。

だから、人口と紐づけて考えることに何の意味があるのだろうかと思うのです。

さてさて、我が会津美里町にも1年余後の平成31年4月に公共図書館が新規開館します。

取りそろえる書籍の内容やイベントなどの運営方法を考える人材を地域おこし協力隊として募集し、業務に当たるとアナウンスされています。

また、町民と意見交換する懇談会が実施されることもアナウンスされています。

この町の最も弱い点は、情報が集約されておらず、町の人々が情報を必要としたときにそれを満足に得られるリソースがないこと。

生きていくうえで、これは致命的な弱さなので、この点を充実させることを最も重視した運営として頂けるよう、町民として意見を上げていきたいと私は考えています。

町民が必要とする情報とはいったい何なのかをリサーチしつつ、書籍の充実を図っていただきたいものですが、例えば「ここに来ればどんな図書館よりも農業書籍が充実している」というような、他の地域からも情報を求めてわざわざ来たくなるような特徴も欲しいものです。

また、情報を得る方法は、なにも書籍ばかりだけでなく、映像であることも多い。

全国の映画館で上映されるようなものやテレビ放映されるような映像作品は、ビデオレンタルが可能なものも多いのが実際だけれど、ドキュメンタリー映画や研究によって作成された作品などは、なかなか視聴できないことも多いと感じる。

こういう映像作品ばかりを集めてアーカイブするような図書館も、かなり有用ですよね。

「誰が『本』を殺すのか」が発しているメッセージで重要なことは、印刷したら修正できない「本」に含まれる情報を信頼性を担保するのが、川上である著者や編集者、版元が行う仕事だということ。ここは、どんどん最新情報に書き換えていくWikipediaのようなネット上の情報と大きな違いがある部分です。これは、映像作品も同じこと。

また、この情報を比較することで、歴史的な変化も同時に保存していくことにつながる。

インターネットが弱い部分に気づかずに、どんどん出版を衰退させてしまう人々は、「本を殺す」に続き「文化の破壊者」へとなることを予感させる。

いろいろなことに興味を持ち、書籍や映像から情報をとってみることを実践することを、最終的なメッセージとして発しているのだろうなと感じさせられる読後の感想でした。

今日も素晴らしい1日を過ごしましょう。

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【会津野】民泊規制の実際

2018年02月17日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主 ならびに 古書 会津野 店長の長谷川洋一です。

私の書いているこのブログ。過去に一番みられているのは、BtoB・BtoC・CtoC・PtoP というページです。

ここでは、個人による金融「Lending Club」を取り上げましたが、個人が売り手にも買い手にもなるのがPtoPと呼ばれるもので、「民泊」はその代表的な例です。

近頃は、こういうものを「シェリングエコノミー」とも言います。

さて、昨年6月に可決成立した「住宅宿泊事業法」(通称:民泊法)の施行が今年(平成30年)6月に迫ってきました。

福島県では、3月15日から民泊を運営したい事業者からの届出受付を開始するとアナウンスしています。

国全体の法令では、年間180日以内の運営で、地域の事情に応じて制限できるとされており、福島県では制定予定の条例骨子案が示されています。

内容を見ると、学校等の敷地から半径100m以内の地域において、長期休暇期間中以外の平日の営業を制限するとあります。

簡単に言えば、学校の近くでは土曜日から日曜日にかけてのみ、事業を行えるということになります。

52週に長期休業中の平日を加え、実質100日程度の運営しかできない制限と言えるでしょうか。

学校等というものが一体何なのかを調べて見ると、「旅館業法第三条第3項各号に掲げる施設」とあり、同法では「学校教育法」、「児童福祉法」、「社会教育法」に規定されるものを学校と定義しています。「社会教育法」に該当する学校等は、福島県においては「福島県旅館業法施行条例第二条」で定められます。

では、学校等とは何かといえば、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、高等専門学校、こども園、公民館、図書館、博物館、児童福祉施設、スポーツ施設が該当します。

これらの施設すべてから100m以内のところでは、平日か運営できないということになります。

市街地では、これらの施設のいずれかが近くにあることもあるでしょうから、なかなか厳しい制限だなと思うところです。

ただ、市町村が「周辺の生活環境の悪化のおそれがない」との意見を発した地域は、学校等近接規制を受けなくできたり、該当する施設の設置者からの「清純な生活環境の悪化のおそれがない」ことを示した意見書を添付すれば、平日規制を受けなくなる抜け道はあります。

まだこの条例は福島県議会で成立していないので、確定的なことは言えませんが、骨子通りに可決されれば、以上のような規制になることが見えてきました。

さて、土曜日だけしか運営できない地域での空き不動産物件を活用した民泊事業は、採算性において疑問があることは明らかなようです。

なので、週末だけホームステイを受け入れるような家主同居型の民泊へとの誘導がなされた感を持ちます。

家主から集客事業や清掃事業を請け負う民泊事業代行会社において、地図を広げつつ、学校規制を受けない区域がある程度確保できる都市はどこなのか?のシュミレーションをやっている姿が頭に浮かびます。

大きな目で見れば、観光客の滞在人口を増やすための規制緩和として捉えることができるので、その戦略に応じた市町村や学校等設置者の対応が、カギになってくることも言えるであろうとも感じます。

今日も素晴らしい1日を過ごしましょう。

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【会津野】Amazonの中間を省く行動

2018年02月03日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主 ならびに 古書 会津野 店長の長谷川洋一です。

昨日(2018.2.2)放送のTBSラジオ「デイキャッチ」にて、Amazonが行う本の流通で「取次はずし」が起きていると報じておりました。

古本屋を開業するにあたり、本の流通について勉強をしました。

日本での従来からの流通は、出版社が版を作成し印刷所で印刷された販売用の本は、一度出版社の倉庫に入ります。そこから取次と呼ばれる本屋三に配本する組織に渡り、本屋さんの店頭に並ぶ仕組みです。

Amazonは、取次からも配本を受けていますが、出版社から直接Amazonの倉庫に仕入れる取引の開拓にいままで動いていました。ただ、そこには印刷所から出版社の倉庫へ一度運ぶ行程が残ります。

今回の報道は、そこを印刷所から直接Amazon倉庫へ運ぶというもの。

まず、取次と同じ仕事をして、更にその先に進んで行く。

印刷所からしてみれば、同じ仕組みで街の本屋さんで力のあるところが直接取引をする意向を示せば、Amazonの他に取引業者が増えるということだけなので、この仕組みが拡大するかも知れません。

これにより、弱小な本屋さんに配本するものだけが取次に残る方向になり、取次も弱小本屋もどんどんジリ貧になっていく。こういうことを、「取次はずし」と表現したのかなと感じました。

私は古本屋ですので、Amazonのビジネスモデルではマーケットプレイスがもっとも気になるところです。

マーケットプレイスでは、基本的に出品者の倉庫にあるものを、直接顧客に送り届ける仕組みになっています。

そこで使用するシステムと決済の役割をAmazonが提供していて、流通はアウトソーシングしていると同じことになっています。

(システム利用の手数料などについては、こちらに詳しく書きました)→【会津野】Amazon マーケットプレイス(古本)の話

さて、このマーケットプレイスと同じ仕組みを、新刊本に適用したらどうなるでしょうか?

そうです。印刷所から直接顧客に販売することが可能になります。

印刷屋さんが、直接配送の担当者を置いてビジネスが成立するのかどうかは未知ですが、Amazonの倉庫面積の縮小や流通行程をもうひとつ省くことで、効率化に寄与することになるだろうとは思います。

出版社の倉庫、Amazonの倉庫、本屋の店頭がどんどん省かれていく。

消費者が商品を選ぶための価値を提供するところも、いっしょに省かれていく。

これを代替する本の内容を購買前に紹介するものは、リアル空間からバーチャル空間へとどんどん移動する。

本については、インターネットによる流通改革がまもなく完成します。

いま10年ほど前に出版された本、「若者を見殺しにする国」(赤木智弘著)を読んでいます。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/aizuno/9784902465129.html

この方は、ブログで言論を発信し続け、リアル空間である雑誌がその言論を取り上げ有名になった方です。

この枠組みは、バーチャル空間からリアル空間への逆の動きです。

活字の最終消費者は、ヒトというリアル空間のものだから、こういう言ったり来たりするものがあることも確か。

ヴァーチャルからいかにリアルな仕事を創っていくか。

全く正反対の事例をよく見れば、その本質がわかるような気がしてきました。

まだ手がついていないのは、本を編集する仕事。

この編集作業を人工知能が行うことが実現したとき、それを本に印刷するのか、それとも、バーチャル空間で発表するのか?

人工知能が学習を進めるには、バーチャル空間ということになろうが、その時は最終的にヒトに対し表現する部分の比率が下がるかも知れない。

そういうものをヒトが必要とするのか?

人工知能のさらなる学習結果を必要とするのか?

学習はどこまでも進むだろうから、どの段階を完成とするのか?

これは、ヒトが言論を知る必要性そのものを奪ってしまうのか?

いやぁ、いろいろなことを考えさせられます。ヒトが動物化する言論というのをよく聴くけれど、シンギュラリティー後のヒトって、いったいどうなるのでしょうね。

今日も素晴らしい1日を過ごしましょう。

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