これは”りゅうそうさん”と呼びます(念のため)
最近ネットに出ていた竜爪山の伝説によると、竜が爪を落として山が出来たのだとか・・・山は”文殊岳”と”薬師岳”の二つで竜爪となっています。
この山は街のシンボルでもあると私は思っています。
標高1000メートルはあるので街のどこからでも見ることが出来る。
頂上からの展望と言う事では誰でも簡単に登れて、バスでもいける日本平が知られていますが、あれは標高300メートルの展望台で、竜爪は汗を流して自分の足で登らなければいけないのです。
東京から日帰りでいける山としてはほぼ西のはずれにあたるかも知れません。
高校時代は山岳部でこの山が日曜日のトレーニング場所。
平地にある高校から歩きだして、山原(やんばら)堤・TV塔経由で尾根筋を歩いて山の中腹にある穂積神社中社経由で登山、帰りは麓まで下山してバス。
1000メートルの山ですから、標高差300メートルを1時間とすると登り約3時間、これを30キロに調整したリュックを担いで登りますからなかなかトレーニングになりました(本当は先輩に追い立てられてヒーヒー)。
思えば、こういうことが出来た時代があったのですね・・・私にも。
高校を卒業して現在住んでいるところへ来ましたが、生活していて最初はどこか変でした。
ある時気がついたのですが、周囲の何処にも山が見えないのです。
富士山は余程晴れているか風が強い日で無いと見えませんし、県の最高峰405メートルの山は遥か県南部(しかも自衛隊のレーダーサイトですから入山禁止区域)。
従って街を歩いている時に、何気なく山が目に入って自然に方向が分かると言うことは無い。
一つ一つのビルを憶える他無いのですから昨日今日のよそ者には無理。
故郷では竜爪も富士さんも日本平のTVアンテナも自然に目に入っていたのですね。
この山が街の北側に聳えている為か、真冬でも雪はこの山までで、竜爪がうっすらと白っぽくなる事はあっても、雪はストップされていたようです。
この山は街のどこからでも見えるのですが、漁師さんたちにも大事な山だったと言うことです。
駿河湾で漁をする人にとっては、方向を知る上で大事な目印なんだそうです。
焼津の港の方からも見えるのだとか・・・
特徴のある山の姿ですから分かりやすいのでしょう。
ところでこの竜爪山は、マイナーですが我が家(父の本家ですが)にも言い伝えがあるらしい。
「竜爪に住む天狗が空を飛ん出来て、家の雨戸などに爪跡を残した・・・」これは意味が良く分からない言い伝えですが、古い家にはありそうな話。
もう一つは本当らしい・・・
この山は山岳信仰の山ですが、先祖に当たる方(本来なら跡継で当主になる人)がこの山に籠もって修業をしたらしい・・・どういう修業かは知りませんが、ともかく山に籠もっての荒行だったらしく、この若い頃の無理がたたって若死にしたとか・・・。
マア、だからどうなんだと言うようなことなので、かなり親しい人にもこういう話はしない。
でも毎日眺めていた山には、他の人には感じない感情もあったでしょうね・・・今でも日本平にサッカーを見に行く時は空を見上げて天気を確かめ、竜爪山と富士山を確認するのです。
富士山はビッグネームですが、竜爪はローカル・・・でも私にとっては大事な山です。
この山が見えないと故郷に帰った気がしません。
最近ネットに出ていた竜爪山の伝説によると、竜が爪を落として山が出来たのだとか・・・山は”文殊岳”と”薬師岳”の二つで竜爪となっています。
この山は街のシンボルでもあると私は思っています。
標高1000メートルはあるので街のどこからでも見ることが出来る。
頂上からの展望と言う事では誰でも簡単に登れて、バスでもいける日本平が知られていますが、あれは標高300メートルの展望台で、竜爪は汗を流して自分の足で登らなければいけないのです。
東京から日帰りでいける山としてはほぼ西のはずれにあたるかも知れません。
高校時代は山岳部でこの山が日曜日のトレーニング場所。
平地にある高校から歩きだして、山原(やんばら)堤・TV塔経由で尾根筋を歩いて山の中腹にある穂積神社中社経由で登山、帰りは麓まで下山してバス。
1000メートルの山ですから、標高差300メートルを1時間とすると登り約3時間、これを30キロに調整したリュックを担いで登りますからなかなかトレーニングになりました(本当は先輩に追い立てられてヒーヒー)。
思えば、こういうことが出来た時代があったのですね・・・私にも。
高校を卒業して現在住んでいるところへ来ましたが、生活していて最初はどこか変でした。
ある時気がついたのですが、周囲の何処にも山が見えないのです。
富士山は余程晴れているか風が強い日で無いと見えませんし、県の最高峰405メートルの山は遥か県南部(しかも自衛隊のレーダーサイトですから入山禁止区域)。
従って街を歩いている時に、何気なく山が目に入って自然に方向が分かると言うことは無い。
一つ一つのビルを憶える他無いのですから昨日今日のよそ者には無理。
故郷では竜爪も富士さんも日本平のTVアンテナも自然に目に入っていたのですね。
この山が街の北側に聳えている為か、真冬でも雪はこの山までで、竜爪がうっすらと白っぽくなる事はあっても、雪はストップされていたようです。
この山は街のどこからでも見えるのですが、漁師さんたちにも大事な山だったと言うことです。
駿河湾で漁をする人にとっては、方向を知る上で大事な目印なんだそうです。
焼津の港の方からも見えるのだとか・・・
特徴のある山の姿ですから分かりやすいのでしょう。
ところでこの竜爪山は、マイナーですが我が家(父の本家ですが)にも言い伝えがあるらしい。
「竜爪に住む天狗が空を飛ん出来て、家の雨戸などに爪跡を残した・・・」これは意味が良く分からない言い伝えですが、古い家にはありそうな話。
もう一つは本当らしい・・・
この山は山岳信仰の山ですが、先祖に当たる方(本来なら跡継で当主になる人)がこの山に籠もって修業をしたらしい・・・どういう修業かは知りませんが、ともかく山に籠もっての荒行だったらしく、この若い頃の無理がたたって若死にしたとか・・・。
マア、だからどうなんだと言うようなことなので、かなり親しい人にもこういう話はしない。
でも毎日眺めていた山には、他の人には感じない感情もあったでしょうね・・・今でも日本平にサッカーを見に行く時は空を見上げて天気を確かめ、竜爪山と富士山を確認するのです。
富士山はビッグネームですが、竜爪はローカル・・・でも私にとっては大事な山です。
この山が見えないと故郷に帰った気がしません。