なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

最後の半コウ

2010-01-28 00:14:46 | Weblog
 水曜日は朝寝坊して目が醒めたのが6時半。
 これでも仕事の日であっても7時半に家を出ればに出れば余裕ですが、今日は朝9時から総合病院で3か月ごとの定期検診なので病院に8時半に着くとしてもその15分前に家を出れば良い・・・目が醒めたばかりの頭でこういう計算は早いのです。
 いずれにせよ、午後は歯科大で歯の治療だけの予定だけですから、時間的にゆったりした日になりそう。
 と言う事で朝からネット碁に行くと、H さんがスタンバイ状態なので早速参戦。  
  私の先でコミ4目半出しで立ち上がりは両者2連星。
 この形ですと気持ちにどこかゆとりと言うか、安心感がある。
  特に得意戦法と言うようなことではないが、恐らく一番打ち慣れた形だと思う、、、しかも両者2連星が一番多い筈。
 これが、相手が小目の場合、どこか違和感を感じてしまうのです。
  碁を憶えたばかりの頃は小目専門だったのに不思議なことです・・・要するに形が悪いとかでは無くて、対小目の打ち方が良く分からない・・・
 例えば私が白の場合、相手が小目の連続ですと、白4は小目にかかりたくなり、そうなると秀策流のお手本見たいな形になってしまうのですが、さりとて小目にかからない打ち方は考えない・・・。

 私の得意の形では無くても、先行タイプですから、どんな形であれ白番の時は先手良しの形は困るのです。
 逃げるのは得意(本当は逃げしか出来ない・・・)ですが追い込みは苦手。
  競馬で言えば末脚が切れるのではなく、先行馬が落馬してくれなくては困るのです。
 こういう私の弱点がまともに出たのが、先日の「情けない負け」パターンなのです。
  逃げれば結構粘る・・・後続馬との差が確認できれば「オイデオイデ」も得意で、相手が無理をすればチャンスに変える事もやります。
 ところが立場が変わって追う方になると、無理しなくてはいけなくても、無理した時の怖さも・・・こういう状況は手数が進むほどチャンスが無くなるわけです。

 さて今朝の対局は、最初から差があまりない感じの展開。
  やや有利かとも思うのですが、数えるとコミを引いて3,4目ですから、素人としては油断できない差です。
 勿論計算ミスなどあったら話が土台から崩れるわけで、こういう時に相手が自然体で追って来る時は、『もしかしたら私の計算間違い?』などと疑心暗鬼になる。
 そうは言っても、物差しは精度が悪くても自前の計算機しかないから、ともかく自分を信じるしか方法はない。
 後手2目、後手1目、半コウ・・・こういう細かな碁でちょっとしたミスをしました。
  自分の石が繋がって置けば途中のカケ目の場所が2カ所目になるのに、切られてしまったので、相手の後手ですが2目計算が狂ったのです。
 相手の後手ですが、既に後手しか無い時の最後の後手2目を打たれてしまい、少々不安。
  そして最後は数カ所の半コウ・・・最後の手止まり半コウ争い。
 持ち時間45分の内相手は残り3分を切り、私も残り5分。
  半コウ争いは続きますが、どう考えてもコウ材は私が少ない。
 従ってこのコウは相手が継ぐことになる筈ですが、そこで「どうぞお継ぎ下さい」はやむを得ない事とは言え計算の裏付けが無いと譲りにくいものです。
 地合い不利ならば・・・
 ① コウ材が足りなくても、コウ材が続く限り争う→もしかして相手が損コウを打つかも知れない・・・
 ② 結局はコウでは勝ち目が無いので、無駄に半コウ争いはしない→相手のミスを期待した争いはしない。
 気分は①、しかしカッコつけて②.
 ”おそらく”残っているとは思っていても怖い。
  半コウを譲って終局し、計算が出るまでの数秒間が長いですね”判決を待つ”気分。
 結果黒1目半残り・・・

 さて総合病院は予定通り8時半について検診受付・・・担当医9時台検診の中で1番だったらしいので1番で検診。
 先生が9時前にスタートしたので、検診を受け、超音波検査の予約をし、次回3カ月後の検診を予約して窓口で医療費を払ったのがナント9時5分。
  嬉しいようなあっけないような、なんだかインスタントみたいな気分。

最新の画像もっと見る