打越通信

日記ふういろいろ

夕暮れのランタンと月

2018-03-02 22:33:16 | 写真投稿
小高い丘を下り中島川に出た。
まだ上流の方だったようでランタンの姿は無い。
もう時間的にも夕方の6時を過ぎ暗くなるはずだったのだがまだ明るかった。
去年は雪が舞う寒い記憶があり、もう今の時間は暗い闇の中だったような気がする。
それに比べ、今日はまだ明るく寒さも去年とは比べ物にならないくらい暖かい。
例年にない寒い冬だったが今日だけは和らいでくれた。
眼鏡橋の麓に着くとベンチに座り込んで暗闇がくるまでゆっくりとすることにした。
観光客らしき人々がまだ明るいなか写真を撮っているが、こんなもんじゃないよと声をかけたくなった。



<刻々と変わる夕暮れの深い青空(群青色というのかな)をじっと待つのだ>
と心の中で思いつつもやはり体が動いてしまう。
満月ではないが今日は月が出ていた。



変わりゆく紺青色と赤いランタンと月、良いではないかと気持ちばかりが先に出る。



眼鏡橋付近も人が多くなってきて暗くなるにつけ人々の声も大きくなってくる。
川面に降りて水面すれすれにカメラをセットし何枚か撮った(たしか去年も同じことをしたような)
それを見てかどうか知らないが隣の女の子も同じような事をしていた。



眼鏡橋を離れ中央公園に行ってみた。
こちらの会場では二胡の演奏があっていた(たしか去年と同じだ)
巨大なモニュメントを見上げると月が見える。
ビルと重なりこれはこれでまた絵になるのかもしれない。
中央公園から再び中島川に戻り浜んまち商店街に向かった。
賑橋付近が好きで、ランタンの中を進む路面電車を狙ったがうまい写真は取れなかった。





浜んまち商店街から新中華街に向かうが、平日だというのに人であふれかえっていた。
そうか仕事帰りの人たちもいるわけだが、いやいやそういうわけではないようだ。
建ち並ぶ店の一つで長崎名物の<よりより>を土産に買った。
新中華街を人にもまれて湊公園前まで来た。
公園内から勢いのある音が聞こえてくる。
遠目に蛇踊りが見えた。
しかし人が多くて公園内にはとても入ることは出来ないようであきらめた。
時計を見るとすでに7時半を過ぎていた。
新中華街から横道に入り路面電車で長崎駅に向かった。
駅ビルの売店でちょっと豪華な弁当を買って8時半の博多行のかもめに乗った。
自宅には11時頃だった。
<長崎ぶらぶら>とか<長崎さるく>とかうたい文句はなかなか良いが、これに乗ってはいけない。
長崎は坂の街なのだから・・・
去年のような脚の痛みに悩まされなかっただけでも良い。
やはり健康が一番だ。
歩数計は26,000歩(ただの歩数ではないそ)を超えていた。