妻からケータイに電話が来た。
「北海道から何か送ってきたよ」
帰って見てみると北海道帯広の〇〇さんからだった。
発砲スチロールの中には
宗八かれいに
真イカの一夜干し、塩秋刀魚にしまホッケなどかなりの量が入っていた。
ケイのオヤジの友達からだ。
しかし、なぜか私に家に送ってくるのだ。
その中に丁寧に包装されたモノが入っていた。
毛がにだった。
おまけに浜ゆでなので生食用とされている。
足をちぎって皿に盛る。
ハサミで切り口を入れて食う。
毛がにのみそがまたたまらない。
いつの間にか仲間が増えて、イカの刺し身に秋刀魚の塩焼き。
秋刀魚も九州で食う秋刀魚とは別物のようなうまさだ。
宗八カレイも脂ののった上品な味だった。
九州では絶対に味わえない北海道からの贈り物だった。