セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

第42回千墨書道展終了

2013-10-28 | セカンドライフ
  お陰さまで、全て無事に最終日を迎える事が出来ました。皆様のご協力を得て打上げも済みホッとして帰宅。何だか心地良い疲れが残り、温かいお茶を飲みながら一人ボーっとした時間を過ごしていた。
昨日産経新聞社様が取材して下さった記事が、ホームページにも載ったと情報が入ったのでご紹介させて頂く事にしました。ほんの一部ですけれど。サークルの先輩方の書もご覧下さい。私の趣味を楽しむ環境とご理解下さい。

産経国際書会理事の近藤豊水が主宰する書会千墨書道会の第42回千墨書道展が東京・大井町の品川区民ギャラリーで始まった。
 近藤が教えている品川区シルバー大学「うるおい書道」を卒業したメンバーを中心にした作品展。「近藤先生の厳しい指導の下、書道を楽しくやっています」という弟子の声も多く聞かれた。書道を通して、また新しい道を見つけたという人たち。「いままさに青春です」という声もあり、書道に向かう姿勢を学ぶ機会でもあった。
              近藤豊泉    
 近藤が得意とする水筆を使った作品だ。「富士山が、世界文化遺産となり人気が集まっていますが、以前から書きたいと思っていた対象でした」と富士山への渇望を話す。だが、「富士山」とは書かずに、「富嶽」にした。これは、敬愛する詩人、石川丈山の漢詩「富士山」から取ったものだ。

  仙客来たり遊ぶ雲外の嶺

  神龍棲む老ゆ洞中の淵

  雪は紈素の如く煙は柄の如し

  白扇倒に懸る東海の天
 この中に、「富嶽」は出てこないが、「この大きさで、富嶽を書きたかった」という。水筆は、この富嶽を書くにあたり、「富士の雪と水を表すために用いた」(近藤)という。

昔から近藤先生の書を見てきたという野中啓克さん(77)=小平市=は、「近藤先生は、性格が男みたいでしょう。だからああいう作品が書けるのだと思う。いったいどこまで伸びるのだろうと思います。(この作品のように)パッと見て、感動を与えられる作品がよいと思っています。まさにきょうは、(近藤先生に)吸い込まれてしまいました」
       
     吉田よし子さん(69)茶煙永日香」。この言葉の流れが、とてもきれいで書いたという。
                  
     池田晴夫さん(70) 「避其鋭氣撃其惰帰」
  「(相手の)鋭い所を撃っては負ける。それは避けて相手の弱い所を打ちなさい」
剣道の極意を説いた内容だが、まさに剣道7段の池田にぴったりの書だ。近藤は、筆を持つ手の力む池田にこう教えた。「竹刀も筆も同じ。握り過ぎはだめ。筆先にもそんなに力は入れない。書は腰で書きなさい」。
池田は、「書道も剣道も同じ。この先生についていこうと思った」という。近藤について4年。メキメキと腕を上げている弟子の一人だ。

横山マキ子さん(77)「寿萬年祚百世志」
子供のころから好きだった書だが、ずっとできないでいた。品川区民センターで展示中の近藤先生の作品を見て、「この先生に習いたい」と思い、入会した。いま思うことは、「書を続けていればよかったということ。少し後悔の念もあります。だからいましっかり書を学びたいと思っています」。

吉村頼彦さん(66)「相思招客」
「バランスよく、もっとうまく書きたかった」と悔やむが、以前から少しでも上手になりたいと思っていた書。そう思い始めた書も近藤先生について3年目になる。「何を書いたらよいか」。いまでも悩む日々だという。

増田祐江さん(70)「花間琴」
 一昨年から始めた書。「若いころからずっと書をしたかったんです。
小さいころから書をしたかったという増田さん。「字が下手だったので、筆をずっともちたかった」という増田さんの夢がかなったのは3年前。「まさにいまが青春」と目を細めて言う。近藤先生の教えは厳しい。だが、増田さんにはそれが却ってありがたいという。「筆の持ち方、筆の入れ方まで事細かに指導してくださる。それが、私にはありがたいし、うれしいんです」。

工藤昌子作「温如玉」

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2 コメント

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Unknown (yoshio)
2013-10-29 09:02:29
一人ひとりの個性を伸ばしてしっかり指導
されている近藤先生は素晴らしい方ですね。
良い師に巡り合ってアミーさんお幸せです。
アミーさんの作品も説明入りで拝見したかった
です。
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コメント御礼 (aine)
2013-10-29 09:27:45
yoshiko様有難うございます。
おっしゃる通り指導される能力はぴか一だと思います。
先輩方はお上手なので、それでも3~4年先輩の方が多いようです。
一番下級生の私達に、希望と継続の心を与えて下さっています。
それが大切な事だと有難く思います。
私のは、十年早いですが、先輩方の後を真面目に追って行きたいと思います。
産経新聞社の方は随分長い事取材して行かれました。そして即記事にされたのです。
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