セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

高田深雪氏・祝白寿書道展

2011-05-08 | セカンドライフ
                       娘さんからお借りした写真です。

友達のブログを朝一で開けたら、彼女のお母様の書道家高田深雪の九十九歳白寿の書道展を
鎌倉で開催しているのを知った。
私は少なからずショックを受け「なんてこったい」状態だった。

少々予定が有ったが、兎に角鎌倉まで飛んで行った。
当然友達から日程を連絡して下さると思い込んでいたのに、三日間の書道展を何とかしなければ
見逃してしまうと慌てた。

すぐに会場に伺ったが友達は、私が無理に個展などに伺って居ると解釈されていた様で
「無理に押し付けちゃ悪いかなと思って」と言われた。私の事を理解が足りない、と思った。

何とか間に合い会場に入ったら、深雪氏は案の定生徒さんに囲まれてにこやかに会話をされていた。
受付けの方も「どうぞ先生に一言」と気を遣って下さったが、やはり生徒さん達の方が、お話を
されたいでしょうとご遠慮した。

受付けに4.5人の女性(お弟子さんらしい)がいらして、私に「署名を」とおっしゃる。
本当はスル―したかったのに、どこの誰だか分らないのでは、怪しいと思われても何だし…。

思い切って書くことにしたが、前の頁をめくって見ると納得。お上手過ぎて手が震えた。
私なんて恥ずかしくてミミズが這ってしまった。素晴らしい文字が並んでいる。

深雪氏は99歳なのでお弟子さんのみならず、孫弟子さんも沢山いらっしゃる。
皆さん当然私よりも年配とお見受けした。
得意の耳をダンボにして情報収集、どなたもが「先生の若さ、お人柄、書に対する姿勢の
素晴らしさ」と言うものだった。勿論納得で頭がぺこぺこしてしまった。

生徒さんが、「これは先生が最近書かれた自句(ジク)なんですよ」深雪氏は俳句も先生について
学んでいらっしゃるそうだ。向学心は衰えるどころか益々向上されているんですって。
そんな所も皆さんに尊敬される所以なのでしょうね。

素晴らしい作品の数々を見せて頂き元気になりました。
来年、百歳のお祝い展覧会には千葉の友達を誘いゆっくり拝見したいと思います。


 

 

高田深雪氏の自句 ご自分の作品 三篇 斜めになってしまってごめんなさい。


生徒さんの硬筆作品 文章を
                            記憶したかったので・・

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4 コメント

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ありがとう (yoshiko)
2011-05-08 12:45:03
aineさま
昨日はお天気が悪かったのに、本当に
鎌倉まで行って下さったのですね。本当に
ありがとうございました。母は今日も4時まで
皆さまとお相手をしていることでしょう。
そしてその後、打ち上げに参加するそうです。
少し休んだら・・・と心配しているのですが。
スケジュールがいっぱいなので中旬に母に
会えると思います。よく説明しておきます。
高城禎子
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コメント御礼 (aine)
2011-05-08 15:49:23
yoshiko様有難うございます。

お母様は皆さんに囲まれてにこやかに、次から次へいらっしゃるお客様に囲まれて
お幸せそうでした。

お母様とご縁の持てたお弟子さん達皆さんもお幸せですよね。
先生もお弟子さんも皆さん生涯現役ですね。

お弟子さん達がつくづく羨ましくなりました。
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Unknown (piglet)
2011-05-08 22:19:17
あみーさん、すごい!
フットワークの軽さに脱帽です。
とにかく駆けつけるそのエネルギーを私にもください。(^^;

素敵ですね☆
字って人柄を表すんですよね。
サラサラって書いてみたいです。
なにより私は縦書きができない・・・
いい年して縦書きができないなんておかしいですよね。

深雪先生のように素敵に年齢を重ねられたら・・・と思います。
人生 いつまでも向上心あるのみですね。
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コメント御礼 (aine)
2011-05-09 09:24:05
ピグ様有難うございます。
いやいやピグちゃんほどでは無いですよ
普段はのんびりですが、深雪様が99歳で俳句も作られ、それを書にされたのでは拝見したい気持ちばかりが募りまして・・・・

生徒さんが並んでいらっしゃるのですが、その様は、皆さん高貴の方に面会する様な感じでした。

ピグちゃんは文字も丁寧に書かれるのでそれが何より大切な事だと思います。
私はどちらかと言えば縦書きが好きですが
PCの時代になり横書きが主流になりつつありますので弱っています。

先生の人生を伺うに付け素晴らしいと感嘆するばかりです。向上心だけでも肖りたいと思います。
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