特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

秋深まる、十八成浜。「生きるとは」をボランティアで学ぶ@第149回被災地ボランティア十八成浜報告

2015年11月08日 22時53分09秒 | [東日本大震災]宮城県牡鹿半島十八成ボランティア

みなさん、こんばんは!

愛知ボランティアセンターのスタッフの徳倉大司です。

第149回の東日本大震災被災地ボランティア・宮城県石巻市牡鹿半島十八成浜の活動報告を

いたします!

私自身、140回のボランティア引率以来、約半年ぶりに十八成浜に帰ってきました!

今回も、私たちにできることを。

1人ずつが主体的に動き、活動をしていきました。

 

【出発式】

第149回は20名のボランティアさんと久田、徳倉、来日中のフィリピンスタッフのルーさんが十八成浜へ。

ほぼ4年半前から参加している方から久しぶりに参加する方、

リピーターさんに誘われての参加、HPを見て参加された方など様々。

しかし、想いは熱く、東北へ行くことを待ちわびていたようでした。

今回は学生さんが3分の2ほどの構成です。

出発式では自己紹介と班別ミーティングを行いました。

それでは、13時間かけて、十八成浜へ!

「いってきまーす!!」

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最近のルートを、google先生で開いてみました。

圏央道が開通し、アクセスが便利になりましたね。

地図で見ると、意外と遠く感じます。。。

というのも、やはり心の距離が近いのか、バスでの移動も全く苦になりません。(徳倉は)

 

 

 

【門脇南浜地区】

そして、石巻市に入り、日本製紙工場の裏を通って、門脇地区へ。

津波の特にすべてを押し流したところを行くのは、正直胸がザワザワします。

今、盛り土がしてあり、そこに道路を通すそうです。

コスモスが少し、咲いています。

「がんばろう石巻」の看板の前で、

海を向きながら黙とう。

そして盛り土の影響で、ここから門脇小学校が見えなくなりました。

私たちが2011年4月1日に行ったときのこともお話させていただきながら、

ここに家が、人々の生活があったことを伝えます。

7:50バスは、再び動き出し、十八成浜へ向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、十八成浜へ到着!

【復興住宅】

久田代表の提案で復興住宅の造成地へ。

家が建ち始め、ようやく。。。本当にようやくですが、工事が進んでいます。

また、これまでよりも大きな重機が十八成浜に入り、道路工事や仮設橋の設置などを進めています。

ずっと変わらなかった景色が大きく変わっている様子を、見ていました。

 

 

 

 

【朝のミーティング】

十八成浜の老人憩の家に到着。

 

 

朝早くから十八成の方がお出迎えをしてくださいました!

そうして、朝のミーティングスタート。

憩の家が避難所であったことやがれきが目の前に広がっていたときのことなど、

そして、そのがれきをひとつずつ手作業で愛知ボラセンが丁寧にきれいに取り除いてきたこと

それが現在の信頼関係につながっていることなどやボランティアで無理をしないことなどをミーティングで説明し、

班別に分かれ、今日の活動のスタートです!!

 

 

 

 

 

 

【チーム恭一~桃源郷プロジェクト~】

次回、第150回ボランティアの時に、昨年に引き続きアーモンドを250本植樹します。

そのために、今回は鹿対策の網を張っていきます。

昨年11月に植樹をした150本は、恭一さんが1年かけて世話をされてこられました。

その場所よりも広大な土地に、アーモンドを植えること。

春には桜のような花を咲かせて、楽しませてくれるでしょう。

しかし、それは雨の日も風の日も夏の暑さも冬の寒さも関係なしに守り人がいるからです。

そして、1回ごとにボランティアさんが共感を示し、きちっと活動をしてくれるからであると思います。

第149回恭一班メンバーも「アーモンドの花が咲くのが楽しみ」と話してくれました。

というわけで、テキパキと活動。

網張りと草ぬきをがんばっていきます。

 

午前中に活動を終えました。

そして、午後からは川端さんのお宅に訪問させていただき、心良く、心を通わせていただきました。

川端さん、本当にありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

【心配り班】

心配り班はAB・CD・Eと3班に分かれて活動。

十八成区の仮設住宅やお宅を元気よく、訪問させていただきます。

「こんにちは!愛知ボランティアセンターです!!」

「また、来てくれたのっ?お茶でもしていきなさい。」

初参加の方が多かったので、相方さんと地図をにらめっこしながら、

それでも、1軒ずつ丁寧に訪問をしていきます。

また、お茶っこしながら、この地方の話やたわいない話、震災のことなど、

これまでの積み重ねがあってこそ、この心配りが成り立っていると感じました。

 

 

 

 

 

 

【リラクゼーション班】

石川先生による鍼灸マッサージを仮設住宅の談話室で行いました。

十八成浜でも、かなり、石川先生のファンがたくさんいます!

すーっと、心身ともに楽になる。

石川先生、いつもありがとうございます!!

 

 

 

 

 

【和みクラフト】

今回は、4年と3か月、、、ずーっと東北へボランティアで通い続けている三宅さんが、

鮎川浜の方と、自分の特技を活かして、みなさまと愉しく習字がしたい!と

習字講座をやらせていただきました。

鮎川浜の方が、

「習字するのは、何年ぶりかしら」と嬉しそうに語っていました。

三宅さんもいつもと違う活動で少し緊張していましたが、

とても、良い時間を過ごせたと話してくれました。

 

 

 

 

 


【いのちをつなぐ〜阿部邦子さんとの語り合い】

15:00 憩の家で、邦子さんとの語り合いが始まりました。

邦子さんが、思い出したくないことではあるけれど、1人でも多くの人に助かってほしいから。と

全身全霊をかけて、語ります。

“写真説明:十八成浜とキナカルタン、違う被災地の2人が出会うということ。”

最近思うのは、人間は繰り返し繰り返し聞くことが大切なんだと思うことがあります。

聞くたびに、邦子さんの話がそのときの自分の人生の状況で見方や心への入り方が大きく

違うなと。

「生きるとは」なにかを問いかけてくる。

そして、問い続けることが大切ではないかと。

最近、聞けれていない人はもう一度、邦子さんの魂に、自分の魂を傾けていただけるといいのかなと

思いました。

 “写真説明:熱心に邦子さんの話のメモを取るボランティアの方。”
 


 

 

【十八成浜での出発式】

まず、それぞれ、今日の活動の感想を述べていただきます。

思い思いの感想を語ります。

ボランティアで来て、小さいきっかけが大きく自分を変えることになるんですよね。

 

 

 

 

【ガンバロー!】

そして、がんばろう!をルーさんが音頭を取ります!

 

 

 

 

【集合写真】

今回は、初めてくらいの勢いで集合写真に徳倉さんは、寝転んでません。

 

 

 

そして、名古屋までまた13時間。

あっという間についてしまいました。

いつも、準備をしてくださる方やお見送り・お出迎えやボランティアに参加してくださる方、

そして十八成浜や牡鹿半島の方たち温かくしてくださるので、

いつも感謝の気持ちを忘れず。

これからも、一緒に生きたいです。

ありがとうございます。

また、よろしくお願いいたします。

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【今回のおまけ】

三姉妹が最近かわいがっている猫のメープル。

ひなちゃん、もえちゃんが一緒に遊んでいました。

 

 

 


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