孫崎享氏ツイログから転載します。
7日分
米国とアジア:シンガポールは東南アジアで最も米国よりの国。
ここでの研究所客員研究員RICHARDSONが3日ジャパンタイムズに「アジアにおける米国の評判後退」の論評。「アジアに米国が傑出した地位を持つのは敵味方共、この地に危険な挑戦が生じたら、米国は軍事力、経済力を使いこれを阻止するという確信に基づく。
しかし、この確信は近年腐食された。イラク、アフガニスタン動向に加え、米国とその主たる同盟国日本の経済的後退は米国及び米国主導の同盟は以前のように信頼出来るものでなくなり、代わって中国が新たな極になることを主張。
7日読売社説批判(原発):「原爆忌の菅首相 “「脱原発”にふさわしい場か」。
昨日twitterしたと同様に読売は「鎮魂のセレモニーのいわば“政治利用”ではないか」。「退陣を表明した首相が、具体的な根拠を欠いたまま、国家の根幹にかかわるエネルギー政策の変更に道筋をつけようとするのは無責任に過ぎよう」「世界の経済が景気後退の危機に瀕している今、日本が生き残るために、原子力エネルギーの平和利用はなお欠かせない」。
読売さん。この記念式典を重要と考えるなら、せめて「鎮魂」の社説を書いたらどうだ。「鎮魂」を踏まえ、核兵器廃絶の重要性を年に一回位は書いたらどうだ。確かに菅首相は退陣を表明した首相である。しかしそのことと、在任中全力で政治に向き合う、その中には将来への布石を打つ、それは批判されることではない。
何よりも昨日のtwitterで述べたように、日本に原発導入の歴史を見れば、水爆実験で第五福竜丸が被爆し原水爆禁止が国民運動となる中、危機感を深めた米政権が原発で日本に原子力の平和利用の考え方を入れ、核兵器廃絶運動を鈍化させることを意図したことをみれば、原爆忌に原子力の平和利用の評価をすることは重要である。かつ「福島原発事故は、放射性物質の放出を引き起こす」という
原爆と共通の問題を抱えている。
更に中国新聞は、式典出席の自民・谷垣総裁と公明党・山口代表は「(退陣意向を表明した)菅首相が進めるには限界がある」「無責任」などと批判したと報じている。繰り返すが菅首相が脱原発の動きをする時、公明党、特に山口代表が先頭に立つのは残念。
S&P米国債格下げ:米国経済混乱の象徴。
これまで属していた最上位のAAA(トリプルA)は15ヶ国。英独仏加蘭、スイス、オーストリア、豪、NZ、北欧4ヶ国。日伊を除く先進国グループみたいなもの。このグループに入らないという宣告だから厳しい。もっとも日本はとっくに離れているけれど。
アフガン:
7日CNN「6日未明アフガンで国際部隊ヘリ墜落、米特殊部隊員ら38人が死亡。海軍のエリート部隊「シールズ」(チーム6)のメンバー22人含む。その大半はビンラディン殺害作戦を実行した部隊に属しているが、同一のメンバーではない」
前原氏:
7日読売「読売全国世論調査で、菅首相の次の民主党代表に誰が最もふさわしいと思うかを聞いたところ、前原誠司前外相21%がトップ」米国が日本政治を動かすのに最も利用は前原氏。wilileaksでも明らか。普通の国であれば絶対に指導者失格条件。米国隷属で富むと考える国民が日本。
RT @w_tetsujin: 孫崎享さん(@magosaki_ukeru)の「日本の国境問題」読了。領土問題に関心のある方にはおすすめ。日米安保が日本を守らないロジックにはつい「オオー」とうなってしまいます(^^;)
8日
在日米軍:日本の思いやり予算が現在のように異常に高くなければ、相当規模の在日米軍は撤退。
7日沖縄タイムス「米債務上限引き上げ法の国防費追加削減で、米軍の統廃合が加速。在日米軍関連では“駐留米兵数を削減し、艦艇訪問や展開訓練で米軍の抑止力を維持の可能性”(国防省筋)見直しに着手
転載終わり
>「福島原発事故は、放射性物質の放出を引き起こす」という原爆と共通の問題を抱えている
原子力atomsの平和利用はアイゼンハワーが反米を親米に導く政治のマジック。核nuclearの平和利用は政治の嘘だった。脱原発は国民の命と健康を守る政治の原点に戻る。脱原発を政治の争点に国民に支持を問うて欲しい。
7日分
米国とアジア:シンガポールは東南アジアで最も米国よりの国。
ここでの研究所客員研究員RICHARDSONが3日ジャパンタイムズに「アジアにおける米国の評判後退」の論評。「アジアに米国が傑出した地位を持つのは敵味方共、この地に危険な挑戦が生じたら、米国は軍事力、経済力を使いこれを阻止するという確信に基づく。
しかし、この確信は近年腐食された。イラク、アフガニスタン動向に加え、米国とその主たる同盟国日本の経済的後退は米国及び米国主導の同盟は以前のように信頼出来るものでなくなり、代わって中国が新たな極になることを主張。
7日読売社説批判(原発):「原爆忌の菅首相 “「脱原発”にふさわしい場か」。
昨日twitterしたと同様に読売は「鎮魂のセレモニーのいわば“政治利用”ではないか」。「退陣を表明した首相が、具体的な根拠を欠いたまま、国家の根幹にかかわるエネルギー政策の変更に道筋をつけようとするのは無責任に過ぎよう」「世界の経済が景気後退の危機に瀕している今、日本が生き残るために、原子力エネルギーの平和利用はなお欠かせない」。
読売さん。この記念式典を重要と考えるなら、せめて「鎮魂」の社説を書いたらどうだ。「鎮魂」を踏まえ、核兵器廃絶の重要性を年に一回位は書いたらどうだ。確かに菅首相は退陣を表明した首相である。しかしそのことと、在任中全力で政治に向き合う、その中には将来への布石を打つ、それは批判されることではない。
何よりも昨日のtwitterで述べたように、日本に原発導入の歴史を見れば、水爆実験で第五福竜丸が被爆し原水爆禁止が国民運動となる中、危機感を深めた米政権が原発で日本に原子力の平和利用の考え方を入れ、核兵器廃絶運動を鈍化させることを意図したことをみれば、原爆忌に原子力の平和利用の評価をすることは重要である。かつ「福島原発事故は、放射性物質の放出を引き起こす」という
原爆と共通の問題を抱えている。
更に中国新聞は、式典出席の自民・谷垣総裁と公明党・山口代表は「(退陣意向を表明した)菅首相が進めるには限界がある」「無責任」などと批判したと報じている。繰り返すが菅首相が脱原発の動きをする時、公明党、特に山口代表が先頭に立つのは残念。
S&P米国債格下げ:米国経済混乱の象徴。
これまで属していた最上位のAAA(トリプルA)は15ヶ国。英独仏加蘭、スイス、オーストリア、豪、NZ、北欧4ヶ国。日伊を除く先進国グループみたいなもの。このグループに入らないという宣告だから厳しい。もっとも日本はとっくに離れているけれど。
アフガン:
7日CNN「6日未明アフガンで国際部隊ヘリ墜落、米特殊部隊員ら38人が死亡。海軍のエリート部隊「シールズ」(チーム6)のメンバー22人含む。その大半はビンラディン殺害作戦を実行した部隊に属しているが、同一のメンバーではない」
前原氏:
7日読売「読売全国世論調査で、菅首相の次の民主党代表に誰が最もふさわしいと思うかを聞いたところ、前原誠司前外相21%がトップ」米国が日本政治を動かすのに最も利用は前原氏。wilileaksでも明らか。普通の国であれば絶対に指導者失格条件。米国隷属で富むと考える国民が日本。
RT @w_tetsujin: 孫崎享さん(@magosaki_ukeru)の「日本の国境問題」読了。領土問題に関心のある方にはおすすめ。日米安保が日本を守らないロジックにはつい「オオー」とうなってしまいます(^^;)
8日
在日米軍:日本の思いやり予算が現在のように異常に高くなければ、相当規模の在日米軍は撤退。
7日沖縄タイムス「米債務上限引き上げ法の国防費追加削減で、米軍の統廃合が加速。在日米軍関連では“駐留米兵数を削減し、艦艇訪問や展開訓練で米軍の抑止力を維持の可能性”(国防省筋)見直しに着手
転載終わり
>「福島原発事故は、放射性物質の放出を引き起こす」という原爆と共通の問題を抱えている
原子力atomsの平和利用はアイゼンハワーが反米を親米に導く政治のマジック。核nuclearの平和利用は政治の嘘だった。脱原発は国民の命と健康を守る政治の原点に戻る。脱原発を政治の争点に国民に支持を問うて欲しい。