孫崎享氏ツイログから転載です。
普天間問題:
29日毎日:「普天間移設:V字滑走路案に一本化 自公時代に回帰」」沖縄県民の断固たる反対考えれば天間基地の辺野古への移転はあり得ない。住民よりも米国の意志を重視する日本政府の歪んだ発想ここに典型的に現れる。出来ないことを出来るように米側にいう、長期的 日米に大マイナス
原子力:
29日東京新聞社説「浜岡3号機 今のままでは動かせぬ」。
首都圏で浜岡原発再開の反対社説を出した意義は大きい。多くの記者原発維持困難と思っても記事書けぬ中、東京新聞が社説で鮮明に打ち出したことは他メディアに影響を与える。記者の士気高いと聞く。当然だろう。書きたいこと書ける
国内政治:
29日読売:首相”おわび申し上げたい”渡部恒三最高顧問の苦言に」、
首相真の政治家なら,"おわび申し上げたい”の方向違う。先ずは混乱を国民の方に,"おわび申し上げたい”。でも渡部氏の後に米国いると思うとお詫びしたい気持ち解る。渡辺氏の米国通、本当は”正体見たり枯れ尾花”
原子力:
29日朝日:内閣参与の小佐古東大教授参与を辞任する意向を表明し、「とんでもなく高い数値、容認したら私の学者生命は終わり」と述べた。
「容認したら政治家生命は終わり」「容認したら報道陣として終わり」にならぬ日本。それだけ政治、報道に人としてのモラルが入らぬということか。
戦略:
26日民主党内勉強会で戦略論―戦略の古典と現代戦略の接点ー説明。
「戦略についての私の定義:
(1)人、組織が死活的に重要だと思うことに
(2)目標を明確に認識する
(3)その実現の道筋を考える、
(4)相手の動きに応じ、自分に最適な道を選択する
従って極めて重要な学問であるべきなのに日本の大学で教えるところがない。
従ってキッシンジャーは“日本人は論理的でなく、長期的視野もない”、ウオルフォレンは“日本の管理者は素晴らしい戦術家であるが、お粗末な戦略家“という。イザヤ・ベンダサン著『日本人とユダヤ人』は日本人の戦略的考えの欠如を歴史的経緯で説明し、“日本人は千年以上稲作に従事、稲は熱帯性植物、日本はぎりぎりで栽培。何をすべきかは考えなくとも決まっている。台風、田植え前の低温を考えると、一定時期しか栽培できない。皆一斉に仕事の必要。この中で、独自性を主張する者は多分間違い。それにもまして全員一致での作業にマイナス。狩猟民族、外部襲撃ある民は別の発想 ”と記述。
戦略思想は第二次大戦後ゲームの理論で大きく発展、特に“ナッシュ均衡”で“各プレーヤーがゲームで選択する最良の選択は個人が独立して決められるものではなく、プレーヤー全員が取り合う戦略の組み合わせとして決定される”との考えは戦略思想に新たな領域提供。
戦略的考え方とは何か。マクナマラの理論が極めて参考となる。外部環境の把握→将来の環境予測→(自己の能力・状況把握)→(自己の弱み強み判断)→現在の課題掌握→目標設定→代替戦略提言 →戦略比較→決定→任務別計画提案、決定→資源配分、スケジュール作成。
日本の組織な どで考察の求められるのは“任務別計画提案、決定→資源配分、スケジュール作成”であり、それ以前の戦略の重要な考察要因が欠如。我々は国際的に比較し、戦略的思考が劣っているだけに、戦略論を学ぶ必要があるが、戦略的思考が劣っているだけに戦略論を学ばなければならないという意識が生まれてこないのが現状。日本人は首相の座等地位を得るための戦略的思考は発達してるが、地位を得た何を行うべきかの戦略欠如
浜岡原発:
7月再開が噂される中、中電社長「スケジュールありきでない、地元の理解を得ること最優先と強調」。中部電力本当に「地元理解を最優先」か。社長発言は単なるリップサービス?原発は直近住民だけの問題でない。福島の事故、米側80KM以内を避難地域。原発事故最低100KMに深刻な影響、を与える可能性内蔵。名古屋市民も他人事でない状況。
この中29日朝日「浜岡3号機再稼働へ中部電力が布石。原子力本部を新設」「中部電力は28日、東海地震の震源域である静岡県御前崎市の浜岡原発3号機を7月に再稼働することを前提とする2012年3月期の業績見通しを正式発表。
7月に原子力本部を新設し副社長を本部長に充てる人事や、大規模災害対策を最優先課題とする経営計画も同時に発表。津波対策と合わせ、3号機の再稼働に理解を得る狙い」、福島原発は津波被害だけではない。地震の影響をも併存。日本列島はほぼ全域で大地震の活動期に(東海等直下型)。
地震の場合は複数の所、振動で破壊、複合し多重防護システム不稼働、最悪は炉心溶融(電源確保、冷却、漏洩)。 今回福島原発起こり深刻な影響あるのに何故中部電力学ばぬ。いや、学んでいるのかも知れない。「事故を起こしたら自衛隊、消防庁等人命として対応。被害の補償は国がする」
原子力ー女性の変化ー例ーtwitterの自己紹介:東京在住。どこにでもいる普通の能天気なアラフォー女だったのに、福島第一原発事故を機に日本を憂える市民に。
転載終わり
日本は市場が存在していない。中電が浜岡原発再開が3月期業績に織り込んで評価しているとのこと。業績評価すれば、東電と同じく破産を織り込む事が適正な評価だろう。なっちゃいない日本市場は社会主義国家。ソ連より真っ赤。
普天間問題:
29日毎日:「普天間移設:V字滑走路案に一本化 自公時代に回帰」」沖縄県民の断固たる反対考えれば天間基地の辺野古への移転はあり得ない。住民よりも米国の意志を重視する日本政府の歪んだ発想ここに典型的に現れる。出来ないことを出来るように米側にいう、長期的 日米に大マイナス
原子力:
29日東京新聞社説「浜岡3号機 今のままでは動かせぬ」。
首都圏で浜岡原発再開の反対社説を出した意義は大きい。多くの記者原発維持困難と思っても記事書けぬ中、東京新聞が社説で鮮明に打ち出したことは他メディアに影響を与える。記者の士気高いと聞く。当然だろう。書きたいこと書ける
国内政治:
29日読売:首相”おわび申し上げたい”渡部恒三最高顧問の苦言に」、
首相真の政治家なら,"おわび申し上げたい”の方向違う。先ずは混乱を国民の方に,"おわび申し上げたい”。でも渡部氏の後に米国いると思うとお詫びしたい気持ち解る。渡辺氏の米国通、本当は”正体見たり枯れ尾花”
原子力:
29日朝日:内閣参与の小佐古東大教授参与を辞任する意向を表明し、「とんでもなく高い数値、容認したら私の学者生命は終わり」と述べた。
「容認したら政治家生命は終わり」「容認したら報道陣として終わり」にならぬ日本。それだけ政治、報道に人としてのモラルが入らぬということか。
戦略:
26日民主党内勉強会で戦略論―戦略の古典と現代戦略の接点ー説明。
「戦略についての私の定義:
(1)人、組織が死活的に重要だと思うことに
(2)目標を明確に認識する
(3)その実現の道筋を考える、
(4)相手の動きに応じ、自分に最適な道を選択する
従って極めて重要な学問であるべきなのに日本の大学で教えるところがない。
従ってキッシンジャーは“日本人は論理的でなく、長期的視野もない”、ウオルフォレンは“日本の管理者は素晴らしい戦術家であるが、お粗末な戦略家“という。イザヤ・ベンダサン著『日本人とユダヤ人』は日本人の戦略的考えの欠如を歴史的経緯で説明し、“日本人は千年以上稲作に従事、稲は熱帯性植物、日本はぎりぎりで栽培。何をすべきかは考えなくとも決まっている。台風、田植え前の低温を考えると、一定時期しか栽培できない。皆一斉に仕事の必要。この中で、独自性を主張する者は多分間違い。それにもまして全員一致での作業にマイナス。狩猟民族、外部襲撃ある民は別の発想 ”と記述。
戦略思想は第二次大戦後ゲームの理論で大きく発展、特に“ナッシュ均衡”で“各プレーヤーがゲームで選択する最良の選択は個人が独立して決められるものではなく、プレーヤー全員が取り合う戦略の組み合わせとして決定される”との考えは戦略思想に新たな領域提供。
戦略的考え方とは何か。マクナマラの理論が極めて参考となる。外部環境の把握→将来の環境予測→(自己の能力・状況把握)→(自己の弱み強み判断)→現在の課題掌握→目標設定→代替戦略提言 →戦略比較→決定→任務別計画提案、決定→資源配分、スケジュール作成。
日本の組織な どで考察の求められるのは“任務別計画提案、決定→資源配分、スケジュール作成”であり、それ以前の戦略の重要な考察要因が欠如。我々は国際的に比較し、戦略的思考が劣っているだけに、戦略論を学ぶ必要があるが、戦略的思考が劣っているだけに戦略論を学ばなければならないという意識が生まれてこないのが現状。日本人は首相の座等地位を得るための戦略的思考は発達してるが、地位を得た何を行うべきかの戦略欠如
浜岡原発:
7月再開が噂される中、中電社長「スケジュールありきでない、地元の理解を得ること最優先と強調」。中部電力本当に「地元理解を最優先」か。社長発言は単なるリップサービス?原発は直近住民だけの問題でない。福島の事故、米側80KM以内を避難地域。原発事故最低100KMに深刻な影響、を与える可能性内蔵。名古屋市民も他人事でない状況。
この中29日朝日「浜岡3号機再稼働へ中部電力が布石。原子力本部を新設」「中部電力は28日、東海地震の震源域である静岡県御前崎市の浜岡原発3号機を7月に再稼働することを前提とする2012年3月期の業績見通しを正式発表。
7月に原子力本部を新設し副社長を本部長に充てる人事や、大規模災害対策を最優先課題とする経営計画も同時に発表。津波対策と合わせ、3号機の再稼働に理解を得る狙い」、福島原発は津波被害だけではない。地震の影響をも併存。日本列島はほぼ全域で大地震の活動期に(東海等直下型)。
地震の場合は複数の所、振動で破壊、複合し多重防護システム不稼働、最悪は炉心溶融(電源確保、冷却、漏洩)。 今回福島原発起こり深刻な影響あるのに何故中部電力学ばぬ。いや、学んでいるのかも知れない。「事故を起こしたら自衛隊、消防庁等人命として対応。被害の補償は国がする」
原子力ー女性の変化ー例ーtwitterの自己紹介:東京在住。どこにでもいる普通の能天気なアラフォー女だったのに、福島第一原発事故を機に日本を憂える市民に。
転載終わり
日本は市場が存在していない。中電が浜岡原発再開が3月期業績に織り込んで評価しているとのこと。業績評価すれば、東電と同じく破産を織り込む事が適正な評価だろう。なっちゃいない日本市場は社会主義国家。ソ連より真っ赤。