昨日O/HしたW124のメーターの仕上げをして本日完成〜。。。





内部の基盤を摘出する工程が一番大変。。。









例によってウインカーインジケーターL,Rとハイビーム警告灯、燃料残量警告灯、サイドブレーキ/燃料残量警告灯は点灯頻度が高い為にウチの製作品のLEDに交換。。。
球切れ寿命対策ですね。。。🤗
コレでメーターは新車時の機能を取り戻して且つ、実用的な照明にリメイクされたので夜のドライブも精神的に安定致しますね。。。
照明が暗くて見えるべき文字盤が見え難いってのは結構なストレスになりますものね。。。
さて、お次のお仕事。。。
同じ車のマニュアルクライメートパネルのO/H。。。
って、、、此処で問題発生〜。。。
この個体はW124の前期モデルの260E。。。
クライメートパネルを外してみるとパネル裏側のセンターに挿さっているソケットが完全に入っていない。。。
パネルを外して確認すると、、、オイラの不安は的中‼️😱

シルバーラベルのマニュアルクライメートパネル。。。
コレは1993y〜の後期モデル対応品。。。
品番が同じであれば前期の車台側ソケットがそのまま着く様に錯覚しがちですが。。。
手持ち試験用の前期モデルのソケットを挿してみると。。。

ソケットのロックが入りきりません‼️😱
で、、、ウチの在庫品の赤ラベルの124 830 38 85に前期モデルのソケットを挿してみると。。。

ロックが正常に入りきりますね。コレが正常で御座んす。。。
ラベルの色が異なっても品番が同一であれば装着可能と言う勘違いから生じた話でクライメートパネルが不調になると単に品番だけで中古パネルを購入して着けようとするとエアコンパネルのソケットが正常に入らずって事になるケース。。。
中途半端にソケットが浮いていても取り敢えずソケットの端子が接触さえしていればエアコン操作は正常に行えるが車両の走行時の振動でソケットが脱落すると言うトラブルに見舞われる可能性があるのでラベル色違いはお奨めしない。。。
今回はこの個体を過去に入庫した業者のオイタである様だ。。。
よって今回はウチの手持ちの赤ラベルのエアコンパネルをO/H。。。


内部の基盤を摘出する工程が一番大変。。。

流石は30年選手。。。かなり風化が進んでます。。。

基盤上の劣化部品を全交換。基盤に浸食した電解コンデンサーの液体を洗浄。。。
再びケースにセットして組立てます。。。

このセンターの半田加減が結構難しいんだ。。。
熱を加え過ぎるとパターンが剥離するし、、、ある程度の熱を加えないと半田が落ち着かないし。。。😱


基盤がセット出来たらクライメートパネル自体の組立て。。。
で、、、完成。。。
そのままKEモジュールのO/H。。。

明らかにアイドルコントロールが可笑しいので燃料補正に不良があると見てKEの信号を取得したらE-CISユニット(KEモジュール)の不良データが。。。
つまり、燃料リッチ。。。アイドル時にも燃料が濃いのでカブり気味。。。
恐らくO2センサーもヤバイかも。。。😱
取り敢えずKEモジュール、F/Pリレー、OVPリレーを適正化してオルタネーターを弊社のSCオルタネーターに載せ替えて燃料補正コントロールを診て必要に応じてO2センサー交換と言う流れになるね。。。
で、、、KEモジュールを分解。。。

既に電解コンデンサーの液体が基盤に浸食しとりました。。。
基盤洗浄の上で電解コンデンサー交換。。。
基盤洗浄の上で電解コンデンサー交換。。。

基盤上の半田劣化箇所の半田の打ち替えを行い、再コートを施して組立て完成〜。。。
ついでにABSモジュールもO/Hして。。。

此方も電解コンデンサーは全滅。。。基盤洗浄が必須。。。
次にエアコンリレー。。。

いつものO/Hと無接点化。。。
お次はF/Pリレー。。。


此方もいつものO/Hと無接点化。。。


引き続いてOVPリレーの無接点化を行なって、、、
オルタネーター&ハーネスの換装。
O2センサーの交換。
ヘッドライトのLED化。
エアコンの中央の吹き出し口から風が出ないがコレは吹き出し口切替のバキュームアクチュエータが抜けている状態。。。
このバキュームアクチュエータはメーカー供給終了で欠品です。。。
この個体にあってはセンターの吹き出し口のみなのでバキュームアクチュエータ一個の交換で完治するとは思いますが。。。
一応、部品を探してみますか。。。