以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

メーター文字盤に関するお問合せ。。。

2023-04-28 17:39:00 | 日記
先日のW126ケーニッヒ君で御紹介したメーターパネルの文字盤シールの件につきましてお問合せが結構多いので、あるある系のお問合せ内容について此方で回答を差し上げます。。。





此方は予め元の文字盤の原稿が有る事が大原則となります。

旧い文字盤現品、原寸大の画像等オリジナルのデータが必要です。

ノーマルの文字盤をオリジナルデザインに変更した様な場合にはそのデザインされたデータを必要とします。

文字盤目盛りの字体、色の指定は承れますが字体につきましては必ずサンプルを提示して下さい。

当社はデザイン会社では無いのでノーマルから大幅に異なる目盛りの変更や文字盤のオリジナルデザイン製作等は承っておりません。又、文字盤に版権の絡むキャラクターデザインのプリント等も承っておりません。

文字盤は全て個別オーダー制なので在庫と言うモノは御座居ません。

納期は通常一カ月程戴いております。途中、試作の確認をして戴いた上で商品製作に移らせて戴きます。

文字盤の貼り付けはお客様御自身にて施工して戴く事が条件となりますが、当社でも別途にて承っております。










※メーター針の塗装は別途になります。

因みにケーニッヒのブースト計はケーニッヒオリジナル品になりますのでノーマルのW126の文字盤とは異なります。

まあ、気になる方は御相談下さいね。🤗


W126 ケーニッヒのメーター(完成編)

2023-04-19 09:58:00 | 日記
♪いよいよ完成〜。


最終動作試験の後、現車に装着。







完成致しましたので後は納車お引渡しです。

文字盤系は殆どワンオフ製作だったので道のりは長かったね〜。。。😓

最近のウチに入る案件、、、こんなお話ばっか。。。😅

まあ、超零細隙間風産業の当社だからそんなモンか。。。🤣

取り敢えずコレにてケーニッヒ君は完結。
明日からまたイレギュラーなお仕事。。。😱



W126ケーニッヒのメーター復元 その2

2023-04-16 10:05:00 | 日記
前回文字盤をリメイクしたW126ケーニッヒ君のメーター。。。

同時にマストで計器類もO/H。。。




速度計は距離計不動の修理を中心にフルO/H。。。



水温計、燃料計、油圧計、ブースト計は経年劣化と過去に何処かで不具合修復を行った小手先修復の爪痕が。。。此方もフルO/H。。。

回転計、時計は、、、時計が動いたり動かなかったりする症状が。。。😓

此方は当社在庫のリビルトユニットへ交換にて対応。。。

続いて計器類の組立。。。




時計は通電して正常に時を刻む事を確認。。。

予め塗装しておいたメーター針を装着して計器類のO/Hは完了。。。

コレにてクラスター側の加工に入れます。。。

To Be Continued…….


W126ケーニッヒのメーター復元。。。

2023-04-14 17:36:00 | 日記
現在お預かりしているケーニッヒ。。。





ギックリ腰で完全に予定の狂った寅🐯のリハビリ仕事。。。😓

メーターの復元作業。。。

35年の歳月と途中で修理を依頼したと思われる業者の激しくエグイ仕事のお陰で尋常では無い劣化の状態である。。。


文字盤は赤色文字だが褪色がかなり進行している。。。😱


速度計と回転計の文字色が全く異なる。。。恐らく回転計の文字色が正規なのであろう。。。


速度計文字盤も下地が腐食して錆が浮いていた。。。


↑この部分の赤色文字の塗料が回転計とは全く異なる。。。


メーター前面のクリヤーシールドが全く接着されておらず、クリヤーシールドを手前に引いたら素直に分離しちまったい‼️😓

で、、、この文字盤の下地は金属なので酸化が著しく文字の褪色箇所に色入れ何て補修では到底追いつかない。。。

で、、、各計器を分解して文字盤を脱着。




速度計は下地が錆びて凸凹な故、補修何て域では済まない状況。。。




水温計、燃料計、油圧計、ブースト計に至っては文字盤表面の埃をソフト布で拭ったら塗料迄落ちてくれちゃった。。。😱

やはりマトモなのは回転計&時計の文字盤だけであった。。。
此方は文字盤にヤレも少なく、メーター針の色褪せ補修程度で済みそうやわ。。。😭

で、、、荒れている文字盤×2種。。。
ノーマルのW126のモノでは該当せずオリジナルで製作するしかない。。。

勿論、35年前のケーニッヒのメーターのデザイン原稿やらデータなど現在となっては存在しないと考えるのが正しいであろう。

よって、当該分解前に撮影した画像から原稿をイチから起こして原寸大に拡大して補正して文字盤原稿を製作すると言う実に面倒臭い作業を外注の印刷屋さんに押し付けてしまった。。。😅

で、、、試作→ダメ出し→試作を繰り返して製作期間1ヶ月の時間を費やしてついに完成。。。






現状の金属地文字盤の下地を滑らかに整えて金属文字盤に貼り付ける方式にて対応。。。

文字色の色合いも回転計&時計の文字盤の色合いを基準に合わせてあるので3つの計器の文字盤が違和感無く揃う筈と言うコンセプトの元に製作。。。

明日はクラスターケースの照明の電球色LED化加工。。。

To Be Continued………