それは制約の無さ、と言うべきだろうか。
目指した理想、その果てに有る結果が、欠落の原理と言う感じはする。
個人的に、「マジンガーZ2」と言うネタを考えた事が、ある。
おっふ|ω・)。
「グレートマジンガー」の活躍後、暫く平和な状況が続いたが再び邪悪の胎動。それに対して密かに研究が続けられていたマジンガーZの”正当な”後継機それが「マジンガーZ2」である。
作者にすると噴飯ものだったかもしれないと、これは不意に思わない事も無い。
「マジンガーZをガンダムにするんじゃねぇよ」
大変申し訳ない(-_-;)。とは言え、このマジンガーZは当初から「これは使い方次第で神にも悪魔にもなる」そう宣言されていた、結局は使い方次第の「兵器」として設定されており。マジンガーZ2は、その方向性を踏襲した、つもりではある、一応、一機しかないのも敵が同じようなアプローチしか出来ないのも、色々と理由をつけた、そんな記憶。
…これもまた、「破魔師 ~美鶴の初仕事~」と同じく、存在するかしないか、ちょっと定かでは無いが。ともかくこの作品の後?表側でもマジンガーシリーズを妙なリアルロボット系に向けた作品が量産?された経緯は有り…何とも色々考える所ではあって。
ともかく?この話、マジンガーZ2が活躍する、のはマジンガーZと同じく一期のみで、その後はこの機体の最大の特徴である「超合金Z2」が余りのレアメタルっぷりから用意出来ず、修理も再生産も出来ない、と言う状況に陥る事には、成る。
それにより、再び「グレートマジンガー」が注目される事に成る訳だが。
設定が、色々追加、変更されては居る。
まず、そもぞも「グレートマジンガー」とは、過去に地球に飛来した奇妙な戦闘ロボット?らしき”それ”を地球の技術でレストアした代物、と言う設定に成っている(一応、大元の”それ”が「マジンカイザー」と言う話にしてるが色々そこは割愛)。”それ”は超自然的なパワーをも有していたが、それを運用する上ではパイロットに「機体との物理的同調」が出来る状態を必要とし、結局は”機体専用に改造された存在”しか操れない代物、と成ってしまった。おまけにリミッターを付けねば暴走しより大惨事にさえ成りかねない、と言う脅威もあった。ともかく、こういうモノが外宇宙に存在する、と言う事は?それ相応の脅威が存在する、と言う事であり…地球はそれに対して比較的安全に運用し得る対抗兵力の開発を求めた、その結果として出来たのが「マジンガーZ」である。
「この日本で兵器を開発し運用するつもりか?」の、批判を回避する為に、マジンガーZは秘密格納庫に収納されている事に成っていた訳だが、ともかくそれが運用される時、グレートマジンガーは”機体の危険性から運用は見送られていた”のだ。しかし?マジンガーZが窮地に陥った状態ではそうも言って居られず、良くも悪くも”用意し得た”パイロットにより、グレートマジンガーは十二分なリミッターの末に起動、運用され、その後の状況を何とか打開し得る事には成功した…と言う事には成る訳だが。
この後、マジンガーZ2が運用し得ない状態に陥った時、突如か、宇宙からか凶悪な「王機」と後に呼称する同じようなロボット群が飛来する。地球に対して「お前ら未開人がその”王機”を所有する資格を問う」そう言う流れに成っていく。グレートマジンガーが運用された結果、そのエネルギーの発露は彼らに「消えた伝説の最強王機」が蘇った?と言う理解をされた。それを所有すると言う事は、宇宙の支配を意味した。ともかくグレートマジンガー、”それ”に勝った存在こそが正当な「次の王」である。ルールに基づいた決戦を要求される…負ければ?地球は奴隷の境遇に陥る。再び、グレートマジンガーを使うしか無くなる事態を前に、人々は選択を迫られた。
と言うのが、その後にある「伝説王機 神グレートマジンガー」と言う、企画だったりする訳だが。
個人的な理解としてはこの位に盛り込んでみれば、グレートマジンガーの様々な疑問?には色々と返答がし得る。リミッターの存在により、衝撃による奇妙な停止が起こったり、明らかにオーバーテクノロジー的な攻撃や能力を何故持っているのか?に、ほぼ返答し得る状態はある、という自負はある。
ただもちろん?当時のグレートマジンガーには、そして今も、「そんな設定は無い」訳で。
グレートマジンガー、或いはモノが悪いと言う訳では、無い。
ただ、或いは「王の権威」少なくとも昭和天皇への尊意、”それ”を許容し得なければ?”こういう設定”は乗らない、そう言うのは或いは有ったかもしれない。
「昭和天皇を無視し得た人々」その、是非ではあるのだろうか。
彼らは今も、その理念か理想の結果か、「役立たず」その、レッテルを払拭出来ずに居る。
その是非は、何処に。
使用イメージ
https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im10212577
https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im10747375