(上)「幼年の時間(とき)1」1980年頃 ゼラチン・シルバー・プリント 14.6×21.6㎝ 新潟市美術館蔵
何枚か、牛腸さんの写真を新潟市美術館が絵葉書にして販売していました。
加茂市出身 写真家・牛腸茂雄(ごちょう しげお) 作品展2014
1946年生~1983年 36歳で没 自費出版で3冊の写真集を完成
(上)「日々」1968年
2014年8月29日~10月26日 新潟市美術館で作品展
若いころの私は、牛腸茂雄の写真を それほど評価しませんでした。少し上手な人なら撮れる写真にみえました。
けれど人気です。評価されています。で、見に行きました。時代なのか? 都会の写真でないから?
じっと見つめる写真が良いのか? 私が記憶に残っているのは牛腸さんが撮影した8ミリフイルム映像。粒子の荒れた映像ですが、何か心が惹かれました。訴えるものがありました。もうひとつ感心したのは、あの時代に自費出版で3冊の写真集を作成したこと。
この写真集が存在しなければ、今の牛腸さんは無い・・と思います。できそうで、できない。体が大変だった牛腸さんは自分の存在を写真集と写真に残したと考えます。
(上)「日々」1967~1970年 ネットで牛腸さんの写真集は購入可能。関心のある方は、ぜひ 購入を。
2022年10月7日~11月13日
東京都渋谷区 渋谷PARCO8階 「ほぼ日曜日」で作品展を開催。 2022年10月30日、NHK教育テレビ「日曜美術館」で
牛腸茂雄の写真と人生が紹介されました。番組を見て、色々と考えさせられました。
私の記憶にある8ミリフイルム映像(1975年)も少し紹介され、「懐かしさ」を感じました。