そして2001年には、ローマカトリック教皇ヨハネ・パウロ2世が、ギリシャ(正教)を経て、シリアを訪れた際に、十字軍や宗教裁判など正教に対するカトリックの迫害を謝罪しました。
ヨハネ・パウロ2世は、シリアの首都ダマスカスにある、ウマイヤ朝が建てた、現存のモスクとしては世界最古(715年築)のウマイヤド・モスクも訪問しました。
ローマ法王としては初めてイスラムのモスクに足を踏み入れたのです。
http://www.joyphoto.com/japanese/abroad/2005middleeast/syria/mosque.html
ローマ法王は、イスラム国家のシリアの訪問ですから、シリアに対しては当然十字軍が与えたイスラムへの攻撃もあったわけですけれども、それは戦争だったからと謝罪しませんでした。
ちなみに、シリア国教会とともに異端とされたアルメニアは、トルコの東、イランの北にあります。
http://pds.exblog.jp/pds/1/200609%2F18%2F71%2Fb0049671%5F1261751%2Ejpg
アルメニアは日本人にとってなじみは薄いですが、同じアジアですから、オトナのマナーとして知っておいて損はありません。
アルメニアはノアの箱舟が漂着したとされるアララト山を有し、世界で初めてキリスト教を国教化した伝統ある国なのです。
http://x51.org/x/06/03/1021.php
アルメニアではアララト山の清流を使った上質なコニャックが有名で、近年ウラン鉱脈が発見され、早速プーチンは臭いを嗅ぎ分け急接近。
トルコ人によるアルメニア人虐殺が問題化しております。
ややこしいですが、最近独立するかどうかが話題で、ブッシュ大統領が訪問した、旧ユーゴ、セルビア・モンテネグロのコソボ自治区は「アルバニア」人・・・・こちらは「アルメニア」です( 2006年03月13日の「美曲」参照)。
話はそれますけれども、アルバニア人への人権侵害は別として、コソボの独立を認めないセルビアとロシアが悪者のようにマスコミは報道しますが、コソボ自治区のセルビア王国発祥とセルビア人の心のよりどころまで書かないとイーブンではありません。
さらに余談ですが、アメリカ議会において日本による従軍慰安婦問題と同様、90年前のトルコによるアルメニア人虐殺が問題になった際に、トルコ政府はそんなこと今更取り上げるんだったら、トルコ国内の軍事基地の米軍使用を制限するぞ、とまで激しく突っぱね、そしたらアメリカ議会は黙ってしまいました。
トルコはアメリカにとって、地理的に戦略上ともに非常に重要なパートナーであり、中東・ヨーロッパ戦略の言ってみりゃ生命線です。
一方フランスは、さらりと2006年に「アルメニア人虐殺否定禁止法」を制定しました。
ローマ法王の謝罪の件や、トルコの対応・・・日本人として、色々考えさせられることが多いと思います。
それにしても、アメリカ人は自分たちの白人至上主義による人種差別、インディアン虐殺、黒人奴隷制度、原爆ホロコーストや、東京大空襲ホロコースト、武器売買に麻薬売買、経済至上主義という名の新たな搾取・・・
フランスにだって異端審問や魔女狩り、ナポレオンが行った大虐殺、大航海時代の植民地政策、タヒチでの核実験・・・
それらはなぜかちっとも罪にならないと思っているようで・・・
http://mixed-nuts.co.jp/tahiti/images_hotupainu/paura_atomi.html
デリケートな部分ですから、それ以上の個人的なコメントは避けたいと思います。
ヨハネ・パウロ2世は、シリアの首都ダマスカスにある、ウマイヤ朝が建てた、現存のモスクとしては世界最古(715年築)のウマイヤド・モスクも訪問しました。
ローマ法王としては初めてイスラムのモスクに足を踏み入れたのです。
http://www.joyphoto.com/japanese/abroad/2005middleeast/syria/mosque.html
ローマ法王は、イスラム国家のシリアの訪問ですから、シリアに対しては当然十字軍が与えたイスラムへの攻撃もあったわけですけれども、それは戦争だったからと謝罪しませんでした。
ちなみに、シリア国教会とともに異端とされたアルメニアは、トルコの東、イランの北にあります。
http://pds.exblog.jp/pds/1/200609%2F18%2F71%2Fb0049671%5F1261751%2Ejpg
アルメニアは日本人にとってなじみは薄いですが、同じアジアですから、オトナのマナーとして知っておいて損はありません。
アルメニアはノアの箱舟が漂着したとされるアララト山を有し、世界で初めてキリスト教を国教化した伝統ある国なのです。
http://x51.org/x/06/03/1021.php
アルメニアではアララト山の清流を使った上質なコニャックが有名で、近年ウラン鉱脈が発見され、早速プーチンは臭いを嗅ぎ分け急接近。
トルコ人によるアルメニア人虐殺が問題化しております。
ややこしいですが、最近独立するかどうかが話題で、ブッシュ大統領が訪問した、旧ユーゴ、セルビア・モンテネグロのコソボ自治区は「アルバニア」人・・・・こちらは「アルメニア」です( 2006年03月13日の「美曲」参照)。
話はそれますけれども、アルバニア人への人権侵害は別として、コソボの独立を認めないセルビアとロシアが悪者のようにマスコミは報道しますが、コソボ自治区のセルビア王国発祥とセルビア人の心のよりどころまで書かないとイーブンではありません。
さらに余談ですが、アメリカ議会において日本による従軍慰安婦問題と同様、90年前のトルコによるアルメニア人虐殺が問題になった際に、トルコ政府はそんなこと今更取り上げるんだったら、トルコ国内の軍事基地の米軍使用を制限するぞ、とまで激しく突っぱね、そしたらアメリカ議会は黙ってしまいました。
トルコはアメリカにとって、地理的に戦略上ともに非常に重要なパートナーであり、中東・ヨーロッパ戦略の言ってみりゃ生命線です。
一方フランスは、さらりと2006年に「アルメニア人虐殺否定禁止法」を制定しました。
ローマ法王の謝罪の件や、トルコの対応・・・日本人として、色々考えさせられることが多いと思います。
それにしても、アメリカ人は自分たちの白人至上主義による人種差別、インディアン虐殺、黒人奴隷制度、原爆ホロコーストや、東京大空襲ホロコースト、武器売買に麻薬売買、経済至上主義という名の新たな搾取・・・
フランスにだって異端審問や魔女狩り、ナポレオンが行った大虐殺、大航海時代の植民地政策、タヒチでの核実験・・・
それらはなぜかちっとも罪にならないと思っているようで・・・
http://mixed-nuts.co.jp/tahiti/images_hotupainu/paura_atomi.html
デリケートな部分ですから、それ以上の個人的なコメントは避けたいと思います。