大乗仏教では、仏陀は現世に釈迦として実在しただけでなく、無数の菩薩たちがそれぞれの世界でそれぞれのブッダとして存在していると考えるのだそうです。
ここがややこしや、のもとですね。
小乗では釈尊だけなのですっきりしておりますけれども。
大乗仏教での如来というのが僕には大変分かりにくい概念なのですが・・・
如来は真実から来る者という意であるので、正確には仏陀、つまり現世では釈迦であり、大乗仏教では信仰の対象となる緒仏を指しますから、如来=仏さまと考えていいのでしょうか・・・。
つまり仏教では、成仏して悟りを開いた者が仏陀(=如来)であり、仏陀は一人ではなく、それぞれの世界に無数に存在し、仏陀を目指すものが菩薩であり、また衆人を救うために、なれるのだがあえて仏になろうとしない明王や高僧も指すと・・・亡くなれば誰でも仏さまになるし・・・う~ん分かりにくい。
では各論。。。
<如来>
如来像を見ると、如来さまは悟ったお釈迦さまのお姿ですから、衣をはおっただけの質素で、アクセサリーは身につけておりませんね・・・ここが見分け方のひとつかな。
この多くのブッダの中に西方極楽浄土の阿弥陀仏(阿弥陀如来)や東方浄瑠璃世界の薬師如来などがいるとしております。
「浄瑠璃」といえば、日本の伝統芸能、人形浄瑠璃を思い出しますが、仏教用語では、「清浄な瑠璃」を意味し、薬師如来による仏国土、瑠璃を地とし七宝を持て成すると言われる理想世界を指すそうです。
瑠璃はラピスラズリ、以前この世の中でもっともきれいな色だ、と書きましたが、仏教でも尊い色とされているのは、この浄瑠璃が関係しているのでしょうね。
「薬師如来」は大乗仏教における如来の一人であり、瑠璃光を以て衆生の病苦を救うとされていて、無明の病を直す法薬を与える「医薬の仏」として信仰を集め、阿弥陀如来とともに日本ではもっとも信仰されてきた如来さまです。
僕たち医師も信仰すべき如来さまだなぁ・・。
ということは、阿弥陀さまは来世での安寧、薬師さまは現世での安らぎを与えてくれるのでしょうか。
薬師如来信仰は顕教(けんぎょう=密教以外)であり、例外的に天台宗密教と関係が深く、東方ということもあって、皇室と縁が深い天台宗密教では、東方の王、天皇と結び付けられていたそうです・・・。
ほかにも浄土には阿閦仏(あしゅくぶつ)の東方妙喜世界、釈迦牟尼仏の無勝荘厳国、お釈迦様の霊山浄土(りょうぜんじょうど)、観音様の補陀落浄土(ふだらくじょうど:以前補陀落→二荒→日光を書きました)などもあって・・・はっきり言って訳が分かりません。
有名な如来は、阿弥陀如来、薬師如来、大日如来、密教の五智如来・・・になるのでしょうか。
釈迦三尊といえば、釈迦如来(しゃかにょらい)を中尊として、脇侍(きょうじ、わきじ)として左に騎獅の文殊菩薩(もんじゅぼさつ)、右に乗象の普賢菩薩(ふげんぼさつ)を配置します。
釈迦如来=阿弥陀如来だとは思うのですが、阿弥陀如来の脇侍としては観音菩薩と勢至菩薩(せいしぼさつ)になります。
まったく分かりにくくてしようがないので、釈迦如来も阿弥陀如来も統一すれば良いのに。
ここがややこしや、のもとですね。
小乗では釈尊だけなのですっきりしておりますけれども。
大乗仏教での如来というのが僕には大変分かりにくい概念なのですが・・・
如来は真実から来る者という意であるので、正確には仏陀、つまり現世では釈迦であり、大乗仏教では信仰の対象となる緒仏を指しますから、如来=仏さまと考えていいのでしょうか・・・。
つまり仏教では、成仏して悟りを開いた者が仏陀(=如来)であり、仏陀は一人ではなく、それぞれの世界に無数に存在し、仏陀を目指すものが菩薩であり、また衆人を救うために、なれるのだがあえて仏になろうとしない明王や高僧も指すと・・・亡くなれば誰でも仏さまになるし・・・う~ん分かりにくい。
では各論。。。
<如来>
如来像を見ると、如来さまは悟ったお釈迦さまのお姿ですから、衣をはおっただけの質素で、アクセサリーは身につけておりませんね・・・ここが見分け方のひとつかな。
この多くのブッダの中に西方極楽浄土の阿弥陀仏(阿弥陀如来)や東方浄瑠璃世界の薬師如来などがいるとしております。
「浄瑠璃」といえば、日本の伝統芸能、人形浄瑠璃を思い出しますが、仏教用語では、「清浄な瑠璃」を意味し、薬師如来による仏国土、瑠璃を地とし七宝を持て成すると言われる理想世界を指すそうです。
瑠璃はラピスラズリ、以前この世の中でもっともきれいな色だ、と書きましたが、仏教でも尊い色とされているのは、この浄瑠璃が関係しているのでしょうね。
「薬師如来」は大乗仏教における如来の一人であり、瑠璃光を以て衆生の病苦を救うとされていて、無明の病を直す法薬を与える「医薬の仏」として信仰を集め、阿弥陀如来とともに日本ではもっとも信仰されてきた如来さまです。
僕たち医師も信仰すべき如来さまだなぁ・・。
ということは、阿弥陀さまは来世での安寧、薬師さまは現世での安らぎを与えてくれるのでしょうか。
薬師如来信仰は顕教(けんぎょう=密教以外)であり、例外的に天台宗密教と関係が深く、東方ということもあって、皇室と縁が深い天台宗密教では、東方の王、天皇と結び付けられていたそうです・・・。
ほかにも浄土には阿閦仏(あしゅくぶつ)の東方妙喜世界、釈迦牟尼仏の無勝荘厳国、お釈迦様の霊山浄土(りょうぜんじょうど)、観音様の補陀落浄土(ふだらくじょうど:以前補陀落→二荒→日光を書きました)などもあって・・・はっきり言って訳が分かりません。
有名な如来は、阿弥陀如来、薬師如来、大日如来、密教の五智如来・・・になるのでしょうか。
釈迦三尊といえば、釈迦如来(しゃかにょらい)を中尊として、脇侍(きょうじ、わきじ)として左に騎獅の文殊菩薩(もんじゅぼさつ)、右に乗象の普賢菩薩(ふげんぼさつ)を配置します。
釈迦如来=阿弥陀如来だとは思うのですが、阿弥陀如来の脇侍としては観音菩薩と勢至菩薩(せいしぼさつ)になります。
まったく分かりにくくてしようがないので、釈迦如来も阿弥陀如来も統一すれば良いのに。