夏はまだ先ですが、夏にはつきものの怪談本をご紹介。
岩波文庫「江戸怪談集 上・中・下」。
江戸時代の怪談話を集めた本ですが、今でいうショートショートぐらいの長さの話がいっぱいです。いちおう書き下し文ですが、その気になれば面白く読めます。ま、仏教的因果物語が多いですが、不条理な話も混じっていて、それがコワい。「なにが怖いといって因果関係のない化け物や幽霊の出現が恐ろしい」と、岡本綺堂を評して都筑道夫が言っていた言葉がそのまま当てはまりますね。当時の挿絵も入っていて、この稚拙な絵が逆に不気味さを醸しだしているような気がします。
岩波文庫「江戸怪談集 上・中・下」。
江戸時代の怪談話を集めた本ですが、今でいうショートショートぐらいの長さの話がいっぱいです。いちおう書き下し文ですが、その気になれば面白く読めます。ま、仏教的因果物語が多いですが、不条理な話も混じっていて、それがコワい。「なにが怖いといって因果関係のない化け物や幽霊の出現が恐ろしい」と、岡本綺堂を評して都筑道夫が言っていた言葉がそのまま当てはまりますね。当時の挿絵も入っていて、この稚拙な絵が逆に不気味さを醸しだしているような気がします。
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