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「ファンタジーと言葉」

2006年08月09日 | ノンフィクション
ル=グ・ウィンはかの「ゲド戦記」の作者です。未確認ですが、ル=グ・ウィン本人からジブリへアニメ化のオファーがあったそうですが、にわかには信じられません。でぃずにーがアニメ化するよりはマシかもしれませんが。 「ゲド戦記」の世界観がアメリカ-WASP的というより、アメリカンネイティヴ的な感触を与えてくれる理由は、なによりル=グ・ウィンが考古学者の娘であり、母親がアメリカンネイティヴの記録「イシの物語」 . . . 本文を読む
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シムーン その4

2006年08月05日 | アニメ・特撮
佳境にはいってきましたね。なんと古代シムーンが敵の手に落ちて、 戦いはシムーンvsシムーンに。 なんか「イデオン」というか「暗いザブングル」みたいです。 どうやらシムーンの中枢エンジン「ヘリカル・モートリス」は時空を操ることができる? テンプスパティウムの聖地がクレーター、というのはなにかの伏線でしょうか。 SFマニアならこんな設定を想像しますが。 テラフォーミングされた惑星に恒星間殖民さ . . . 本文を読む
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奇術師の密室

2006年08月04日 | ミステリ
マシスンの「奇術師の密室」は解説の松田道弘によると、カーも真っ青の奇術ミステリだそうです。マシスンというと「世界最後の男」というホラーSF映画の原作だったりするのですが、サプライズエンディングのミステリを書いていたんですね。解説に松田道弘をもってくるところが、良い仕事ですねえ。 . . . 本文を読む
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出版業界最底辺日記

2006年08月03日 | ノンフィクション
「出版業界最底辺日記」は、エロ漫画誌下請け編集者による容赦のない実名入り日記です。下請けといっても孫請けに近い状態なので、儲かるはずがない。一人で3~4誌を担当して若い生意気なエロ漫画描きをなだめすかしつ脅しつつ仕事をさせる、豪腕でありつつ長いものには巻かれろ型編集者でもあります。しかしその裏表ありあり、陰で舌出し悪態も、ここまで率直に書かれると逆に爽快です。とにかく雑誌を出すためには、なんでもや . . . 本文を読む
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光文社文庫版ホームズ全集

2006年08月01日 | ミステリ
光文社文庫からホームズ全集が改訳されて出ている最中です。訳者は日暮雅通。ホームズものとなるといろんな訳者がそれぞれの持ち味で翻訳しているので、後追いとなると大変でしょうね。 個人的には新潮文庫(延原謙訳)でないとホームズを読んだ気にならないので、たとえば小池滋監訳(ちくま文庫)のホームズはイマイチ受け付けないんです。それに比べれば日暮ホームズは延原版の典雅な雰囲気を崩さずに、コンテンポラリーな文に . . . 本文を読む
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