Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●東海村退任の村上達也村長「遺言」: 「金のために魂を売ってはならない」

2013年09月26日 00時00分13秒 | Weblog


東京新聞の記事【「原発に依存しない 街づくり考える時」  東海村 退任の村上村長が「遺言」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013092102000128.html)。

 原発立地の自治体首長としては異例かもしれない。大飯町玄海町の首長と比較して・・・・・・?
 その東海村町長を退任する際、村上達也村長が「遺言」を残したそうだ。最も印象に残ったのは「金のために魂を売ってはならない」。

   『●大飯原発再稼働についての首相の酷い会見
   『●「核と人類は共存し得ない」
   『●原発再開、過ちを繰り返そうとしている
   『●終わらない原発人災の影響: 「震災さえ」ではなく 「原発さえなければ・・・」
     「「震災さえ」ではなく、 「原発さえなければ・・・」である。
      「原子力郷土の発展豊かな未来」「原子力明るい未来のエネルギー
      「原子力正しい理解で豊かなくらし」を信じ込ませた自民党議員や
      電力会社幹部といった東京電力原発人災の責任者・「罪人・犯罪者」は、
      誰一人として罰せられることもなく、まだのうのうと生活している」
  
   『●何がメルトダウンしたのか?
   『●福島県双葉町「原子力明るい未来のエネルギー」・・・・・・いま、その〝少年〟は?

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013092102000128.html

原発に依存しない 街づくり考える時」  東海村 退任の村上村長が「遺言
2013年9月21日 朝刊

 「原発に依存しない街づくりを考えていく時が、既に来ている」。原発立地自治体の首長として脱原発を訴え続け、二十日に職を退いた茨城県東海村村上達也村長(70)=写真。退任式では「遺言」として、原発のない街への思いを、時折声を詰まらせながらとつとつと語った。 (林容史


 村職員百五十人を前にした村上村長は、原発問題について「村の財源、利害関係者のことを考えると悩みは深い」と本音を吐露。「東京電力福島第一原発事故が起こった以上、早晩、村の方向を決めるときが確実にやってくる。広く知識を求め、そのときのために準備しておかねばならない」と語り掛けた。

 「金のために魂を売ってはならない」。日ごろから職員に言ってきたという言葉をあらためて紹介した。その上で「原発の安全神話が崩れ原発事故によって住民にもたらされた被害の過酷さを知った今、地域住民の命と健康、そして将来にわたる生活を守ることが何にも増して優先されるべきだ」と述べた。

 さらに、原発依存からの脱却が「地方自立、人と環境重視の当然の帰結」につながるとの持論を展開。最後には、米陸軍元帥だったダグラス・マッカーサーの退任演説の一節を引用し、職員らに別れを告げた。
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●こんな国に大飯原発を再稼働させて大丈夫か?

2012年06月22日 00時00分07秒 | Weblog


東京新聞(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012061202000090.html)と朝日新聞の記事(http://www.asahi.com/politics/update/0618/TKY201206170453.html)、山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、6月19日、20日)。

 住民が被爆しようがどうしようがお構いなしというわけだ。FUKUSIMAで被爆してしまった皆さんはあきれ果て、怒りの言葉を発することにも疲れ果てておられるのではないか。では、おおい町や周辺自治体の人たちが、「地元」住民が怒りの声を上げ、原発の再稼働を阻止すべきではないだろうか。「この公園は「株式会社おおい」が管理・運営しているが、代表取締役を時岡忍・大飯町長がつとめる」こういう現実を「地元」の人たちは何も感じないのか?
 こんな国に、原発の再稼働や原発の輸出など絶対にさせてはならない。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012061202000090.html

SPEEDI 住民に公表前、測定活用 浪江の高線量地把握
2012年6月12日 朝刊

 福島第一原発事故が発生した四日後の昨年三月十五日、文部科学省が緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による予測結果を基に、原発の北西約二十キロの福島県浪江町に職員を派遣し、実際に高い放射線量を測定していたことが十一日、分かった。

 SPEEDIによる放射性物質の拡散予測が事故後初めて公表されたのは昨年三月二十三日で、住民避難に役立てられなかった予測を、政府は公表前から活用していたことになる。

 政府の住民軽視の姿勢があらためて浮き彫りになった。

 文科省によると、同十五日夕に福島県入りした同省職員から測定地点の指示を求められ、文科省はSPEEDIの試算結果を基に場所を指定。同日午後九時前、毎時三三〇マイクロシーベルトと高い数値を実際に測定し、翌十六日未明に公表した。

 同省は原発から一ベクレルが放出したと仮定し、風向きなどの気象条件から、どの方角に放射性物質が拡散しているか把握する試算を同十一日夕に開始。同十五日は、原発から南向きに流れていた風が昼ごろから夕方にかけて時計回りに回転し、北西向きに変化していたことが判明しており、この予測を基に職員に測定地点を指示したという。
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http://www.asahi.com/politics/update/0618/TKY201206170453.html

2012年6月18日5時0分
米の放射線実測図、政府が放置 原発事故避難に生かさず

 東京電力福島第一原子力発電所の事故直後の昨年3月17~19日、米エネルギー省が米軍機で空から放射線測定(モニタリング)を行って詳細な「汚染地図」を提供したのに、日本政府はこのデータを公表せず、住民の避難に活用していなかったことがわかった。放射性物質が大量に放出される中、北西方向に帯状に広がる高濃度地域が一目でわかるデータが死蔵され、大勢の住民が汚染地域を避難先や避難経路に選んだ

 政府の初動対応では、汚染の広がりを予測する緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)の試算結果の公表遅れが問題となった。同システムの予測値と決定的に違うのは、米エネルギー省のデータが放射能の拡散方向を示す実測値だったことだ

 米エネルギー省は原発事故直後の昨年3月17~19日、米軍機2機に、地上の放射線量の分布を電子地図に表示する空中測定システム(AMS)と呼ばれる機材を搭載して、福島第一原発から半径約45キロの地域の線量を計測した。

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http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、6月19日、20日】

2012/06/19
大飯町テント村、再稼働反対運動の拠点へ――再稼働阻止福井バスツアー同行記<その1>
執筆者: Yamaoka (2:40 pm)

 野田佳彦首相は6月16日、4閣僚会合で関西電力・大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を決めた。前日には首相官邸前を1万人を越える市民が集まり、諸々の世論調査でも過半数が再稼動に反対するなかで行なわれた決定だ。民主主義の基本から考えても、「暴挙」といえる政治決断だろう。
 17日には福井県庁にほど近い、福井市中央公園で再稼動に反対する集会が開かれ、約2200人が集まった。再稼動に同意した西川一誠・福井県知事に対し、地元福井だけでなく、全国から反原発団体・個人が結集。福島の被災者をはじめ、80人にのぼる個人や団体が次々に登壇しアピールをおこなった(写真は福井集会の全景と、タレント千葉麗子が音頭によるシュプレヒコールの様子)。
 さて集会後、東京からバス6台でかけつけた「再稼働阻止福井バスツアー」の一団は、「ここまで来て大飯町にいかないわけにはいかない」と有志を募り、大飯現地にまで足を伸ばすことに。記者も急遽、同行取材することにした。
 その有志30数人は、「福島の女たちの会」(写真)、日本山妙法寺の住職、大学教員、敦賀原発で働いた経験のある方、あるいは最近反原発デモに参加したばかりの若者など様々。放射線量が高いため一時休校となった「沢入国際サーカス学校」(群馬県みどり市)の生徒の姿も。
 夕方、一団を載せたバスはおおい町へ。電源三法交付金によって作られたハコモノを眺めながら、おおい町総合運動公園に到着。この公園は「株式会社おおい」が管理・運営しているが、代表取締役を時岡忍・大飯町長がつとめる

・・・・・・。


012/06/20
原発に雇用と行政を握られたおおい町にも、変化の兆し――再稼働阻止福井バスツアー同行記<その2>
執筆者: Yamaoka (1:00 pm)

 翌朝(6月18日)、ツアー団有志はバスに乗り、一路、大飯原発をめざす。文字通り「一路」、国道241号線という一本の道しかない。大飯原発のある大島半島と、小浜湾をまたがり本土とを結んでいる橋も一本しかない。しかも老朽化で大地震には耐えられないという。つまり大地震が起き、橋が崩落したり一本道が不通になれば、大島半島の住民は逃げ場を失う。そこで放射能もれの事故が発生したら・・・。
 さらに、変動地形学が専門の渡辺満久・東洋大教授は、大飯原発敷地内の断層は活断層の可能性があると指摘している。その指摘を受けても、原子力安全保安院は調査もせずに「問題はない」と再稼動を認めた
 大飯原発の再稼動は、やはりあまりにも無謀だ。
 さてバスは大飯原発のゲート前に到着。トンネルを越えた所に原発はあり、ここから見ることはできない。トンネル手前のPR館「エル・パーク おおい」も今日は休館。一週間前に新たに設置されたフェンスとガードマンが、入り口を塞いでいた。
 バスから降りた参加者は口々に訴えた。「原子力で火遊びをしないでくれ」「若狭湾は涙が出るくらい美しい。ここを福島の海のようにしたくない」「私は敦賀原発の定期検査で働いた。原発作業員がいちばん原発の危険性を身にしみて感じているはず」。抗議している間にも、関西電力や関連企業の乗用車、工事用車両が頻繁に出入りする。7月からの稼動開始に向け、急ピッチで準備作業が行われている模様だ。
 ある女性はガードマンに近づいて語った。「あなた方を責める気はありません。まっさきに被曝するのは作業員とあなた方です。原発を動かす電力会社の幹部は被曝しないところにいる」。そして小出裕章・京大助教の講演録などを手渡そうとした。ガードマンはやや困った表情で受け取りを拒んだが、やがて受け取った。
 トンネル前での抗議行動を終え、大飯町役場に移動。時岡忍・おおい町長に宛てた申し入れ書「人類に禍根を残さぬよう再考を」を手交するためだ。

・・・・・・。
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コメント (1)
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●大飯原発稼働再開について地元民、広義の「地元」民の声は届いているのか?

2012年05月25日 00時39分58秒 | Weblog


山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、5月7日)、CMLの記事(http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-May/016745.html)。

 野田首相やその取り巻きは、原子力ムラの圧力に屈してかどうかは知らないが、大飯原発を再稼働したくてしょうがないらしい。ムダなことばかりやる無駄内閣の本領発揮だが、再稼働の必要がないことを理解する地元民や広義の「地元」民にとっては迷惑なだけである。原発を再稼働しようなんて、3.11FUKUSIMA人災から何の教訓も得ることのできない人たちだ。でも、それは当たり前で、福島第一原発の何の問題も解決していないし、解決の方向性さへも見えていないのだから、原発を動かしてはならないという教訓以外に、何の教訓も得られるわけがなく、それを理解できない人たちが原発再稼働へ向けて突進している。それにむけて旗を振る研究者、いったい何を考えているのやら。

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http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、5月7日】

2012/05/07
原発の再稼動に揺れる町福井県大飯郡おおい町ルポ
執筆者: Yamaoka (2:30 pm)

 5月5日、北海道電力・泊原発が稼動を停止、42年ぶりに日本のすべての商業用原子炉が稼動を停止した。この「原発稼動ゼロ」という事態を避けるため、野田政権は「新たな安全基準を満たしている」として関西電力・大飯原発3・4号機の再稼動を認める政治判断を下した。しかし、大阪市の橋下徹市長や京都府、滋賀県の両知事の再稼働批判、何よりも「福島第一の事故原因も究明できていないなか、なぜ再稼動を急ぐのか」との反対世論の高まりに追われ、再稼動はできずにいる。
 そこで5月の連休中、再稼動問題に揺れる福井県大飯町を訪問し、「原発再稼動反対テント」のメンバーに話を聞いた――。
 JR「若狭本郷」駅を下車。70年代の原発設置にあわせて作られたという橋やトンネルを抜け、大飯原発に続く県道を進むと、小さな漁港が見えてきた。ここに4月6日よりテントが設置された。
 県道に向けて「再稼動反対」の横断幕を掲げ、常時数人が泊り込み、町民へのビラ入れや住民説明会に対する抗議行動を展開してきた、という。
 さて、テントで話を聞く前に、大飯原発に隣接する関西電力のPR館、「エル・パーク・おおい」に入館してみた。館内は意外に参観者が多く、家族連れの姿も目立つ。
 大飯原発は加圧式だが、3分の1スケールの原子炉の模型を使って、原子炉の仕組みを子供にもわかるように解説。職員が淡々と説明するが、その科学技術の粋を集めた原発の仕組みを聞いていると、まるで福島第一の大事故が起きなかったかのような錯覚を覚える。
 別のプロジェクターを使った説明では、「電源車を確保している」「炉心を冷やす体制がある」と万が一、全電源喪失に至っても大事故に至らないことを強調。しかし、福島第一の事故原因がまだ究明できていないなかで、そもそもどうして安全を宣言できるのか。「想定外」の放射能漏れ事故が起きた場合、拠点となる「免震棟」も、大飯原発には存在しない。事故の反省や教訓、といったものは微塵も感じられないPR館であった。
 テントに戻って、メンバーに話を聞いた。
 大飯町にはこれまで、目立った原発反対運動はなかった。しかし、とメンバーは語る。「立地自治体ではみんな原発に賛成だというのは、メディアがつくった意図的なキャンペーンだ。テントで座り込む私たちに対し、住民からの反発もあるかな、と思ったけどまったくない。テント前の車道を、けたたましいクラクションを鳴らして通っていった車があったけど、それくらいかな」。

・・・・・・・・・。
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http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-May/016745.html

[CML 016917] 【報道】大飯再稼働:福井県原子力安全専門委が意見集約へ

杉原浩司(Koji Sugihara kojis at agate.plala.or.jp
2012 5 10 () 01:55:00 JST



東京の杉原浩司(福島原発事故緊急会議/みどりの未来)です。

8日に福井県庁で開かれた福井県原子力安全専門委員会の傍聴に行ってきました。地震動に関するいい加減な応答の後、前回に専門委員から出された質問への関電の回答が示され、大した追及もなされないまま終了しました。

中川委員長は最後に「意見集約に入りたい」と表明。このままでは、政府の「安全」判断を追認する形の報告書がまとめられる恐れが高いです。

とり急ぎ、ネットで見られる報道記事を拾ってみましたのでご参照ください。

冒頭の朝日の記事を読むと、石塚博英・県安全環境部長が会合後の中川委員長への取材を拒んだ、とあります。この辺りにも何か政治的な思惑を感じます。いずれにしても、「議論は不十分であり審議を継続すべきだ」「政府のデタラメな『安全』判断を認めるな」と緊急に主張していく必要があります。


【転送・転載歓迎/重複失礼】
県専門委 3回の審議終える(朝日・福井版、5月9日)
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000141205090001

大飯原発再稼働の安全性議論終結 福井県専門委、結論取りまとめへ
(福井新聞、5月9日)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/npp_restart/34605.html

再稼働安全確認大詰め、次の焦点は 大飯原発、福井知事判断へ
(福井新聞、5月9日)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/npp_restart/34610.html

大飯再稼働:福井県原子力専門委が、政府の「安全」追認へ(毎日、5月9日)
http://mainichi.jp/select/news/20120509k0000m040171000c.html

【原発再稼働】知事提出の報告書とりまとめへ、福井県専門委 大飯原発
(産経、5月9日)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120508/dst12050820380025-n1.htm

次回から意見集約=大飯原発の福井県専門委(時事、5月8日)
http://jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012050800976

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●大飯原発「再稼働ばかげている」、私もそう思う

2012年05月16日 00時00分54秒 | Weblog


東京新聞の三つの記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012051502000096.htmlhttp://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012051401002227.htmlhttp://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012051401002204.html)。

 大飯原発にしろ、浜岡原発にしろ、福島第二原発にしろ、日本にあるどの原発も、「再稼働なんてばかげている」。大飯町議会議員以外、多くの「地元」がこれだけ反対しているに、「中央」の原子力ムラの住人にはその声は届かないらしい。FUKUSIMA原発人災を目の当たりにしても、何も感じないその神経を疑う人はミスをするし、地震動や津波の高さの予想に上限値を設けられるわけもない。最初の原発が稼働し始めての期間だけでも、原発の事故の発生確率は決して低くない。ましてや、チェルノブイリやFUKUSIMAの「被害の量」を見れば、2度とこのような人災が我が国で起こってはならないはずだ。「金儲け」したいために原発を再稼働するなんて、「ばかげている」。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012051502000096.html

「再稼働ばかげている」 脱原発首長会議 経産副大臣に迫る
2012年5月15日 朝刊

 四月末に発足した「脱原発をめざす首長会議」の村上達也・茨城県東海村長、三上元(はじめ)・静岡県湖西市長らが十四日、経済産業省で柳沢光美副大臣と会談し、設立会合で可決した決議文を手渡して脱原発に向けた取り組みを求めた。
 首長会議は原発に依存しない地域づくりを主張する全国三十五都道府県の首長・元首長七十二人が参加。決議文では、政府の新エネルギー基本計画で「原発ゼロ」を決定するよう要求。関西電力大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)をはじめ原発の再稼働では「拙速に陥らず、自治体・住民の合意形成を求める」とした。
 三上市長は柳沢副大臣に「脱原発派と推進派の割合は今や八対二」と脱原発を求める世論の高まりを指摘。「(原発)ゼロの方向へ、ぜひとも決めてほしい」と迫った。
 村上村長は、再稼働や電気料金値上げを推進する官財界の動きを「国民と遊離すると思う。なし崩し的に再稼働というばかげたことをやれば(日本は)第二、第三の敗戦になる」と批判した。
 柳沢副大臣は「再生可能エネルギーに正面から取り組む方向性は出ている」などと、政府の取り組みに理解を求めた。原発停止による今夏の電力不足への心配も示したが、三上市長らは再稼働せずとも節電で乗り切ることが可能と反論した。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012051401002227.html

大飯原発近くの斜面が崩落の恐れ 関電解析、14年度に工事へ
2012年5月14日 21時21分

 経済産業省原子力安全・保安院は14日に開いた原発の耐震性を検討する専門家会議で、関西電力大飯原発1、2号機(福井県)の近くにある斜面が地震で崩落する可能性を否定できないとする関電の解析結果を明らかにした。関電は崩落防止のため、表面の一部を削り取る工事を2014年度に始めるという。
 斜面は原子炉建屋から数十メートル程度しか離れておらず、万一、地震時に崩れれば事故対応などに影響する可能性もある。
 関電が、大飯原発で想定する最大の揺れの強さ(基準地震動)で斜面の強度を解析したところ、1、2号機北側斜面の表層の弱い部分がわずかに滑り落ちる場合があることが判明した。

(共同)
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012051401002204.html

東電会長、社内伝達ミス認める 電源喪失指摘で
2012年5月14日 22時15分

 東京電力の勝俣恒久会長は14日、国会が設置した東電福島第1原発事故調査委員会に参考人として出席し、電源喪失のリスクを伝える2006年の経済産業省原子力安全・保安院からの文書が、東電の社内伝達ミスで経営陣に伝わっていなかったことを認めた。また事故当時の首相官邸との連携について「反省材料が多々ある」と述べた。
 弁護士の野村修也委員は内部資料として、04年のスマトラ沖地震を踏まえ、保安院が06年に「想定外の津波が来れば電源喪失の恐れがあるなどと注意喚起する文書を、東電の上層部あてに届けたことを指摘した。

(共同)
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