[※「獣医学部新設の流れ」(東京新聞、2017年11月10日)↑]
リテラの記事【安倍首相“新元号ショー”の裏で、加計学園獣医学部のゴリ押し認可がまた露呈! 問題だらけで文科省が「改善」要求】(https://lite-ra.com/2019/04/post-4641.html)。
《問題は、その「改善」を指摘された内容だ。公表された調査結果によると、岡山理科大の獣医学部に対して出された指摘は〈定年規程に定める退職年齢を超える専任教員数の割合が高いことから,定年規程の趣旨を踏まえつつ適切な教員組織の編制に努めること〉ということだった。そして、この問題は、獣医学部の新設を認める答申を出した文科省の大学設置・学校法人審議会(設置審)でも指摘されつづけていたものなのだ》。
『●疑惑のオトモダチ開学認可…目に見えていた
「白紙委任状」へと突き進ませた自公お維キト支持者の馬耳東風』
《学園側は六月、定員を当初計画していた百六十人から百四十人に
減らすとともに、企業や自治体へのアンケートを基に需要は
十分見込まれると回答。だが、設置審は八月にも実習計画を全般的に
見直すよう是正意見を付け、判断を保留。学園側が実習時間を増やす
など再修正し、設置審は最終的にクリアしたと判断した》
『●偶然は通用しない、アベ様のオトモダチ獣医学部開設…
前川喜平さん「規制緩和ではない。特権の付与です」』
《学校法人加計学園(岡山市、加計孝太郎理事長)が申請していた
獣医学部新設について、大学設置・学校法人審議会(設置審)が、
認可するよう答申した。11月10日にこれを発表した林芳正文部科学
大臣は、近く設置を認可する見通し。安倍晋三首相が「腹心の友」と呼ぶ、
加計理事長の悲願である岡山理科大学獣医学部が…》
《圧倒的多数の国民は納得していないに違いない。文科省の大学設置・
学校法人審議会(設置審)が10日、加計学園(岡山理科大)獣医学部の
新設を認可するよう林芳正文科相に答申した。アベ友の
加計孝太郎理事長は早速、〈万感胸に迫る思い〉〈世界に冠たる獣医学部を
目指して〉などと書いた声明を発表したが、
疑惑については相変わらず何ひとつ答えていない》
『●「加計学園獣医学部学生募集のでっかい」広告…
下足番新聞、「ただ単に金に目がくらんだ」だけじゃない?』
「週刊朝日のコラム『室井佑月「誰のご意向?」』… 《加計学園の謎は、
なぜ選ばれたかってことに尽きるんじゃないだろうか。行政手続きが
ゆがめられたといわれている。特区担当の内閣府から「総理のご意向」
といわれたとする文書が出て来たりしている》」
「「謙虚」「真摯」の欠片も無し…逃げるは恥だし役立たず
「息吐く様に噓をつく総理」「トンズラ総理」「口先だけ総理」と
そのオトモダチ、この癒着関係を利用するなんて、教育者のやることか。
しかも、文科省や設置審は見て見ぬふりするなんて、情けない。
「教育再生」どころか「教育破壊」行為。アベ様を「白紙委任状」へと
暴走せたのは自公お維キト支持者の皆さん」
『●《これはもう、まさに、私は総理大臣首相も国会議員も
辞めるということははっきりと申し上げておきたい》』
《ここまでわかりやすい嘘に、説明はいらないだろう。しかも、安倍首相が
選挙中の遊説でモリカケ問題の説明をしたことは一度もなし。ようするに、
ハナから「丁寧に説明」する気などさらさらなかった、ということだ。その上、
選挙が終わると文科省の大学設置・学校法人審議会は加計学園獣医学部の
新設を認める結論の答申をした。選挙のスケジュール自体がこの設置審の
認可を認める答申前にと調整されたという情報もあり、つまり選挙さえ
「加計ありき」で進められた可能性もあるのである》
アベ様の《“お友だち優遇”政治》の象徴がモリカケ問題。
《新設を認める答申を出したあと、設置審の委員からは「みんな納得していない。忸怩たる思いだ」などと不満が噴出》しているのならば、なぜ《新設を認める答申を出》すの? 設置審は機能しているのか? しかも、偶々偶々偶々…、異例中の異例なプロセスで選ばれたのが、アベ様のオトモダチだった? そんな言い訳は通じるのか? 《改元を自己アピールの機会にし、まるで新元号によって新しい時代に変わるかのような演出に余念がない安倍首相。まんまと成功しメディア各社の調査では支持率が軒並み上昇している》…「1/4と2/4」の皆さんはアホじゃなかろうか?
別の問題。情報機関の危機。地方のことはそのブロック紙では報じづらいものなのか…。
『●「これから気を付けます」「私が決めることではないので、
お待ちしております」…証人喚問への招待状を!』
《岡山の地元記者クラブしか会見の取材はさせない──。地元のみ
となればメディアはかなり限定される上、記者クラブという制度は例外なく
癒着の温床でしかない。現に、今回の会見の幹事社は山陽新聞社だったが、
山陽新聞社の越宗孝昌会長は加計学園の理事も務める人物。しかも、
2012年3月には山陽新聞社と加計学園は包括連携協定を締結し、
2009年には加計理事長が同社の第67回山陽新聞賞(教育功労)を
受賞している。会見の幹事社は加計学園とズブズブの関係だったのだ。
その一方、加計会見の門前払いを喰らったメディアのひとつが、
テレビ朝日の『報道ステーション』取材班だった》
三宅勝久さんのスギナミジャーナル(http://miyakekatuhisa.sakura.ne.jp/wp2/)の記事【記事掲載のお知らせ/【「山陽新聞」越宗会長は加計学園理事と判明、「わかりかねる」は嘘だった! 「政財界に広い人脈」期待され2014年に理事就任】】(http://miyakekatuhisa.sakura.ne.jp/wp2/archives/3737)によると、《山陽労組との団体交渉のなかで、越宗会長が加計学園理事であることを認めた。つまり、隠蔽をはかったことになる。一方、見出しに「加計」を使わないなど加計に限りなく甘い紙面について、山陽新聞取締役の日下知章氏は山陽労組に「共同通信配信記事は論調が厳しすぎる」として「バランス」をとった結果だと述べた。また越宗会長が加計理事になったのは、社長時代の2014年だが、その事実を役員は後日知った、と日下取締役は説明、企業コンプライアンスに問題がある事実も発覚した。さらに、加計学園の理事会議事録を調査すると、「政財界にも広い人脈」があるとして加計孝太郎(本名・晃太郎)理事長が自ら、越宗氏を理事に推薦していた事実が記載されていた。加計学園と安倍政権の不正に『山陽新聞』も一枚かんでいる可能性がある》。
上記の元記事、マイニュースジャパンの三宅勝久さんの記事【「山陽新聞」越宗会長は加計学園理事と判明、「わかりかねる」は嘘だった! 「政財界に広い人脈」期待され2014年に理事就任/三宅勝久】(http://www.mynewsjapan.com/reports/2459)の〝目次〟。
《【Digest】
◇加計大甘報道は「上からの指示」か
◇「共同記事は厳しすぎる」意見って?
◇「加計理事には個人的に就任した」は本当か
◇「忖度でも命令でも指示でもない」ミステリー
◇加計の議事が意味するもの
◇経営者の記事介入に「労組は何もしない」と日下氏
◇「わかりかねます」は嘘だった》
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【https://lite-ra.com/2019/04/post-4641.html】
安倍首相“新元号ショー”の裏で、加計学園獣医学部のゴリ押し認可がまた露呈! 問題だらけで文科省が「改善」要求
2019.04.03 10:50
(学校法人 加計学園HPより)
安倍首相の“私物化”が止まらない。新元号の発表後には異例の総理会見を開いたが、そこでは「ちょうど本日から働き方改革が本格的にスタートします」「かつては何年もかけてやっと実現するレベルの改革が、近年は国民的な理解のもと、確実におこなわれるようになってきた」「一億総活躍社会をつくることができれば、日本の未来は明るい」などと新元号にかこつけて自分の政策をアピールまでおっぱじめる始末だった。
働き方改革では、経済界の要望に応えて“残業代ゼロで働かせ放題”の「高度プロフェッショナル制度の創設」をゴリ押し。安倍首相は過労死遺族の面談要求を拒否したその日、銀座の料亭で経団連の今井敬、御手洗冨士夫・両名誉会長らと会食するなど、国民の切実な声を無視した。そうやって“お友だち”を優遇して強行採決した法案を「かつては何年もかけてやっと実現するレベルの改革」「国民的な理解のもと」などと胸を張るとは、まったく国民を舐めきっている。
だが、安倍首相の“お友だち優遇”政治の問題は、まだまだ終わらない。じつはつい先日も、あのアベ友案件で、やはりと言うべき結果が報告されたからだ。そう、加計学園問題だ。
先月3月29日、文科省は、新たに開設された大学などにおける設置計画の履行状況を調査した結果を公表。そこで「改善」が指摘された私立106校のなかに、岡山理科大学獣医学部が入っていたのだ。
しかも問題は、その「改善」を指摘された内容だ。公表された調査結果によると、岡山理科大の獣医学部に対して出された指摘は〈定年規程に定める退職年齢を超える専任教員数の割合が高いことから,定年規程の趣旨を踏まえつつ適切な教員組織の編制に努めること〉ということだった。
そして、この問題は、獣医学部の新設を認める答申を出した文科省の大学設置・学校法人審議会(設置審)でも指摘されつづけていたものなのだ。
簡単に振り返ると、加計学園の獣医学部新設をめぐっては、2017年、設置審は新設認可判断を8月から10月に延期したが、当初から設置審は「定年退職した65歳以上の教授と、大学を卒業したばかりの若手が多い」(毎日新聞2017年6月5日付)と指摘していた。実際、加計学園が文科省に提出した書類では、専任教員75人のうち、1〜6年生が揃う2023年度末時点で定年の65歳以上となる教員が20人にも及んでいた。
ところが、同年11月9日に設置審は新設を認める結論の答申を出す。しかも、認可を認める答申が出されながらも、この「教員の定年問題」が解決されているわけではなかった。留意事項としてやはり〈完成年前に、定年規定に定める退職年齢を超える専任教員数の割合が比較的高い〉と注文がつき、その後も問題は解消されておらず、今回、「改善」の指摘が出されたのだ。
いや、こうなることはある程度、想像できた結果なのかもしれない。というのも、新設を認める答申を出したあと、設置審の委員からは「みんな納得していない。忸怩たる思いだ」などと不満が噴出。マスコミに対して問題点を訴えるという事態となったからだ。
しかも、設置審の委員が「依然として実習体制が十分でない」と指摘したところ、「取りまとめ役を務めた委員」が「設置審としてこれ以上認可を先延ばしにすれば、学園側と訴訟を含めたトラブルになる可能性がある」などと発言。「訴訟という言葉を聞かされ、何も言えなくなった」と話す委員もいたほどだった。
■問題だらけの加計学園獣医学部のゴリ押し認可を安倍首相は説明せよ
非公開の審議で、事実上、圧力が加えられたなかで出された、加計学園獣医学部の設置認可──。結果、開学後もさまざまな問題が起こっており、たとえば今年2月に本サイトで報じたように、「深刻な四国の獣医師不足を解消するため」という大義名分で新設されたはずなのに、四国で獣医師になることを希望する「四国枠」合格者がたった1名しかいなかったのである。
この問題については、加計学園だけの責任ではない。なにせ、地方ではとくに確保に悩まされてきた公務員獣医師の問題は「地方では獣医大学があっても増えるものではない」「まずは待遇の改善をおこなうことが先決だ」と指摘されつづけていたのだ。だが、安倍首相はそうした意見に対してまともに答えず押し切った。結果、こうした状況に陥っていることを、安倍首相はしっかり国民に説明するべきだ。
改元を自己アピールの機会にし、まるで新元号によって新しい時代に変わるかのような演出に余念がない安倍首相。まんまと成功しメディア各社の調査では支持率が軒並み上昇しているようだが、森友・加計問題をはじめ、安倍首相の疑惑が消えてなくなることなどけっしてないのである。
(編集部)
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