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●《新設を認める答申を出したあと、設置審の委員からは「みんな納得していない。忸怩たる思いだ」…不満が》

2019年04月26日 00時00分49秒 | Weblog

[※「獣医学部新設の流れ」(東京新聞、2017年11月10日)↑]



リテラの記事【安倍首相“新元号ショー”の裏で、加計学園獣医学部のゴリ押し認可がまた露呈! 問題だらけで文科省が「改善」要求】(https://lite-ra.com/2019/04/post-4641.html)。

 《問題は、その「改善」を指摘された内容だ。公表された調査結果によると、岡山理科大の獣医学部に対して出された指摘は〈定年規程に定める退職年齢を超える専任教員数の割合が高いことから,定年規程の趣旨を踏まえつつ適切な教員組織の編制に努めること〉ということだった。そして、この問題は、獣医学部の新設を認める答申を出した文科省の大学設置・学校法人審議会(設置審)でも指摘されつづけていたものなのだ》。

   『●疑惑のオトモダチ開学認可…目に見えていた
     「白紙委任状」へと突き進ませた自公お維キト支持者の馬耳東風
    《学園側は六月、定員を当初計画していた百六十人から百四十人に
     減らすとともに、企業や自治体へのアンケートを基に需要は
     十分見込まれると回答。だが、設置審は八月にも実習計画を全般的に
     見直すよう是正意見を付け、判断を保留。学園側が実習時間を増やす
     など再修正し、設置審は最終的にクリアしたと判断した》

   『●偶然は通用しない、アベ様のオトモダチ獣医学部開設…
      前川喜平さん「規制緩和ではない。特権の付与です」
    《学校法人加計学園(岡山市、加計孝太郎理事長)が申請していた
     獣医学部新設について、大学設置・学校法人審議会(設置審)が、
     認可するよう答申した。11月10日にこれを発表した林芳正文部科学
     大臣は、近く設置を認可する見通し。安倍晋三首相が「腹心の友」と呼ぶ、
     加計理事長の悲願である岡山理科大学獣医学部が…》
    《圧倒的多数の国民は納得していないに違いない。文科省の大学設置・
     学校法人審議会(設置審)が10日、加計学園(岡山理科大)獣医学部の
     新設を認可するよう林芳正文科相に答申した。アベ友の
     加計孝太郎理事長は早速、〈万感胸に迫る思い〉〈世界に冠たる獣医学部を
     目指して〉などと書いた声明を発表したが、
     疑惑については相変わらず何ひとつ答えていない

   『●「加計学園獣医学部学生募集のでっかい」広告…
       下足番新聞、「ただ単に金に目がくらんだ」だけじゃない?
    「週刊朝日のコラム『室井佑月「誰のご意向?」』… 《加計学園の謎は、
     なぜ選ばれたかってことに尽きるんじゃないだろうか。行政手続きが
     ゆがめられたといわれている。特区担当の内閣府から「総理のご意向
     といわれたとする文書が出て来たりしている》」
    「「謙虚」「真摯」の欠片も無し…逃げるは恥だし役立たず
     「息吐く様に噓をつく総理」「トンズラ総理」「口先だけ総理」と
     そのオトモダチ、この癒着関係を利用するなんて、教育者のやることか。
     しかも、文科省や設置審は見て見ぬふりするなんて、情けない。
     「教育再生」どころか「教育破壊」行為。アベ様を「白紙委任状」へと
     暴走せたのは自公お維キト支持者の皆さん」

   『●《これはもう、まさに、私は総理大臣首相も国会議員も
          辞めるということははっきりと申し上げておきたい》
    《ここまでわかりやすい嘘に、説明はいらないだろう。しかも、安倍首相が
     選挙中の遊説でモリカケ問題の説明をしたことは一度もなし。ようするに、
     ハナから「丁寧に説明」する気などさらさらなかった、ということだ。その上、
     選挙が終わると文科省の大学設置・学校法人審議会加計学園獣医学部
     新設を認める結論の答申をした。選挙のスケジュール自体がこの設置審の
     認可を認める答申前にと調整されたという情報もあり、つまり選挙さえ
     「加計ありき」で進められた可能性もあるのである》

 アベ様の《“お友だち優遇政治》の象徴がモリカケ問題。
 《新設を認める答申を出したあと、設置審の委員からは「みんな納得していない。忸怩たる思いだ」などと不満が噴出》しているのならば、なぜ《新設を認める答申を出》すの? 設置審は機能しているのか? しかも、偶々偶々偶々…、異例中の異例なプロセスで選ばれたのが、アベ様のオトモダチだった? そんな言い訳は通じるのか? 《改元を自己アピールの機会にし、まるで新元号によって新しい時代に変わるかのような演出に余念がない安倍首相。まんまと成功しメディア各社の調査では支持率が軒並み上昇している》…「1/4と2/4」の皆さんはアホじゃなかろうか?

 別の問題。情報機関の危機。地方のことはそのブロック紙では報じづらいものなのか…。

   『●「これから気を付けます」「私が決めることではないので、
            お待ちしております」…証人喚問への招待状を!
    《岡山の地元記者クラブしか会見の取材はさせない──。地元のみ
     となればメディアはかなり限定される上、記者クラブという制度は例外なく
     癒着の温床でしかない
。現に、今回の会見の幹事社は山陽新聞社だったが、
     山陽新聞社の越宗孝昌会長は加計学園の理事も務める人物。しかも、
     2012年3月には山陽新聞社と加計学園は包括連携協定を締結し、
     2009年には加計理事長が同社の第67回山陽新聞賞(教育功労)を
     受賞している。会見の幹事社は加計学園とズブズブの関係だったのだ。
     その一方、加計会見の門前払いを喰らったメディアのひとつが、
     テレビ朝日の『報道ステーション』取材班だった》

 三宅勝久さんのスギナミジャーナルhttp://miyakekatuhisa.sakura.ne.jp/wp2/)の記事【記事掲載のお知らせ/【「山陽新聞越宗会長は加計学園理事と判明、「わかりかねる」は嘘だった! 「政財界に広い人脈」期待され2014年に理事就任】】(http://miyakekatuhisa.sakura.ne.jp/wp2/archives/3737によると、《山陽労組との団体交渉のなかで、越宗会長が加計学園理事であることを認めた。つまり、隠蔽をはかったことになる。一方、見出しに「加計」を使わないなど加計に限りなく甘い紙面について、山陽新聞取締役の日下知章氏は山陽労組に「共同通信配信記事は論調が厳しすぎる」としてバランスをとった結果だと述べた。また越宗会長が加計理事になったのは、社長時代の2014年だが、その事実を役員は後日知った、と日下取締役は説明、企業コンプライアンスに問題がある事実も発覚した。さらに、加計学園の理事会議事録を調査すると、「政財界にも広い人脈」があるとして加計孝太郎(本名・晃太郎)理事長が自ら、越宗氏を理事に推薦していた事実が記載されていた。加計学園と安倍政権の不正に山陽新聞一枚かんでいる可能性がある》。
 上記の元記事、マイニュースジャパンの三宅勝久さんの記事【「山陽新聞」越宗会長は加計学園理事と判明、「わかりかねる」は嘘だった! 「政財界に広い人脈」期待され2014年に理事就任/三宅勝久】(http://www.mynewsjapan.com/reports/2459)の〝目次〟。
  《【Digest】
   ◇加計大甘報道は「上からの指示」か
   ◇「共同記事は厳しすぎる」意見って?
   ◇「加計理事には個人的に就任した」は本当か
   ◇「忖度でも命令でも指示でもない」ミステリー
   ◇加計の議事が意味するもの
   ◇経営者の記事介入に「労組は何もしない」と日下氏
   ◇「わかりかねます」は嘘だった》

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https://lite-ra.com/2019/04/post-4641.html

安倍首相“新元号ショー”の裏で、加計学園獣医学部のゴリ押し認可がまた露呈! 問題だらけで文科省が「改善」要求
2019.04.03 10:50

     (学校法人 加計学園HPより)

 安倍首相の“私物化”が止まらない。新元号の発表後には異例の総理会見を開いたが、そこでは「ちょうど本日から働き方改革が本格的にスタートします」「かつては何年もかけてやっと実現するレベルの改革が、近年は国民的な理解のもと、確実におこなわれるようになってきた」「一億総活躍社会をつくることができれば、日本の未来は明るい」などと新元号にかこつけて自分の政策をアピールまでおっぱじめる始末だった。

 働き方改革では、経済界の要望に応えて“残業代ゼロで働かせ放題”の「高度プロフェッショナル制度の創設」をゴリ押し。安倍首相は過労死遺族の面談要求を拒否したその日、銀座の料亭で経団連の今井敬御手洗冨士夫・両名誉会長らと会食するなど、国民の切実な声を無視した。そうやって“お友だちを優遇して強行採決した法案を「かつては何年もかけてやっと実現するレベルの改革」「国民的な理解のもと」などと胸を張るとは、まったく国民を舐めきっている。

 だが、安倍首相の“お友だち優遇政治の問題は、まだまだ終わらない。じつはつい先日も、あのアベ友案件で、やはりと言うべき結果が報告されたからだ。そう、加計学園問題だ。

 先月3月29日、文科省は、新たに開設された大学などにおける設置計画の履行状況を調査した結果を公表。そこで「改善」が指摘された私立106校のなかに、岡山理科大学獣医学部が入っていたのだ。

 しかも問題は、その「改善」を指摘された内容だ。公表された調査結果によると、岡山理科大の獣医学部に対して出された指摘は〈定年規程に定める退職年齢を超える専任教員数の割合が高いことから,定年規程の趣旨を踏まえつつ適切な教員組織の編制に努めること〉ということだった。

 そして、この問題は、獣医学部の新設を認める答申を出した文科省の大学設置・学校法人審議会(設置審)でも指摘されつづけていたものなのだ。

 簡単に振り返ると、加計学園の獣医学部新設をめぐっては、2017年、設置審は新設認可判断を8月から10月に延期したが、当初から設置審は「定年退職した65歳以上の教授と、大学を卒業したばかりの若手が多い」(毎日新聞2017年6月5日付)と指摘していた。実際、加計学園が文科省に提出した書類では、専任教員75人のうち、1〜6年生が揃う2023年度末時点で定年の65歳以上となる教員が20人にも及んでいた

 ところが、同年11月9日に設置審は新設を認める結論の答申を出す。しかも、認可を認める答申が出されながらも、この「教員の定年問題」が解決されているわけではなかった。留意事項としてやはり〈完成年前に、定年規定に定める退職年齢を超える専任教員数の割合が比較的高い〉と注文がつき、その後も問題は解消されておらず、今回、「改善」の指摘が出されたのだ。

 いや、こうなることはある程度、想像できた結果なのかもしれない。というのも、新設を認める答申を出したあと、設置審の委員からは「みんな納得していない忸怩たる思いだ」などと不満が噴出。マスコミに対して問題点を訴えるという事態となったからだ。

 しかも、設置審の委員が「依然として実習体制が十分でない」と指摘したところ、「取りまとめ役を務めた委員」が「設置審としてこれ以上認可を先延ばしにすれば、学園側と訴訟を含めたトラブルになる可能性がある」などと発言。「訴訟という言葉を聞かされ、何も言えなくなった」と話す委員もいたほどだった。


■問題だらけの加計学園獣医学部のゴリ押し認可を安倍首相は説明せよ

 非公開の審議で、事実上、圧力が加えられたなかで出された、加計学園獣医学部の設置認可──。結果、開学後もさまざまな問題が起こっており、たとえば今年2月に本サイトで報じたように、「深刻な四国の獣医師不足を解消するため」という大義名分で新設されたはずなのに、四国で獣医師になることを希望する「四国枠」合格者がたった1名しかいなかったのである。

 この問題については、加計学園だけの責任ではない。なにせ、地方ではとくに確保に悩まされてきた公務員獣医師の問題は「地方では獣医大学があっても増えるものではない」「まずは待遇の改善をおこなうことが先決だ」と指摘されつづけていたのだ。だが、安倍首相はそうした意見に対してまともに答えず押し切った。結果、こうした状況に陥っていることを、安倍首相はしっかり国民に説明するべきだ。

 改元を自己アピールの機会にし、まるで新元号によって新しい時代に変わるかのような演出に余念がない安倍首相。まんまと成功しメディア各社の調査では支持率が軒並み上昇しているようだが、森友・加計問題をはじめ、安倍首相の疑惑が消えてなくなることなどけっしてないのである。

(編集部)
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●「加計学園獣医学部学生募集のでっかい」広告…下足番新聞、「ただ単に金に目がくらんだ」だけじゃない?

2017年12月02日 00時00分17秒 | Weblog

[※「獣医学部新設の流れ」(東京新聞、2017年11月10日)↑]



週刊朝日のコラム『室井佑月「誰のご意向?」』(https://dot.asahi.com/wa/2017112900012.html)。

 《加計学園の謎は、なぜ選ばれたかってことに尽きるんじゃないだろうか。行政手続きがゆがめられたといわれている。特区担当の内閣府から「総理のご意向」といわれたとする文書が出て来たりしている》。

 相撲その他ではあれだけ追い回すくせに、だーれも追いかけないことをいいことに、《疑惑については相変わらず何ひとつ答えていない》オトモダチ・加計孝太郎氏。教育に係わる資格なんてあるのだろうか? 「謙虚」「真摯」の欠片も無し…逃げるは恥だし役立たず息吐く様に噓をつく総理」「トンズラ総理」「口先だけ総理とそのオトモダチ、この癒着関係を利用するなんて、教育者のやることか。しかも、文科省や設置審は見て見ぬふりするなんて、情けない。「教育再生」どころか「教育破壊」行為。アベ様を「白紙委任状」へと暴走せたのは自公お維キト支持者の皆さん。
 御得意の閣議決定した「四条件」は無視され、一方、「特例4連発」な《加計学園…は、なぜ選ばれたか》? 偶々偶々偶々…、異例中の異例なプロセスで選ばれたのが、アベ様のオトモダチだった? 偶然は通用しない、アベ様のオトモダチ獣医学部開設。前川喜平さんは、「規制緩和ではない。特権の付与です」と言っている。

   『●偶然は通用しない、アベ様のオトモダチ獣医学部開設…
         前川喜平さん「規制緩和ではない。特権の付与です」
    《「これは規制緩和ではない。特権の付与です」 同獣医学部の
     国家戦略特区指定について、前文科事務次官の前川喜平氏は
     そう言い切った》。
    《アベ友の加計孝太郎理事長は早速、〈万感胸に迫る思い〉
     〈世界に冠たる獣医学部を目指して〉などと書いた声明を発表したが、
     疑惑については相変わらず何ひとつ答えていない

 室井佑月さん、《そんな中、あたしがびっくらこいたのは、読売新聞の18日付朝刊の、一面を使った加計学園獣医学部学生募集のでっかい広告》。
 「加計学園獣医学部学生募集のでっかい」一面広告は、《ただ単に金に目がくらんだ》だけじゃない? 「下足番」新聞の意図や如何に? 広報紙? 「毒を喰らわば…」? 金に目がくらんだわけじゃないかも知れないけれども、《大学に多額の血税が流れるその金が読売新聞にも流れる》…すっげぇなぁ!、「下足番」新聞

   『●内田樹さん「泥靴でふみにじられた戦後立憲政治の常識」…
             国権の最高機関という素朴な願望も打ち砕かれる
    「青木理さん、前川喜平・前文科事務次官インタビューについて。
     「特定秘密保護法もそう、通信傍受法も強化された。そして、ついに
     共謀罪。…思い出したいのは、前川さんが出会い系のバーに行っていた、
     なんてことをなぜ官邸がつかめたのか? …警察である可能性が高い。…」
     (『サンデーモーニング』2017年6月25日)」

   『●「裸の王様」および「最低の官房長官」の
        「下足番」新聞=読売新聞…落ちぶれたものだ
    《読売新聞の衰弱がひどい。…逆に読売新聞はあたかも安倍後援会の
     機関紙であるかに扱われたことを恥とすべきであったろう》

   『●望月衣塑子東京新聞社会部記者
      「会見場は勝負しなければいけない場所、非常に重要な場所」
    《例の前川喜平・前文科省事務次官の“出会い系バー通い”報道で、
     安倍官邸の謀略丸乗りの事実が満天下に知れわたった読売新聞。
     昨日朝の朝刊でまたもや“官邸の犬っぷりをさらけだしてしまった。
     それは、下村博文元文科相の“加計学園からのヤミ献金200万円”を
     めぐる報道だ》

   『●アベ様による血税4億円のトンチンカン・トンデモ
         「ミサイル避難CM広告」によるメディア買収!?
    「日刊ゲンダイの斎藤貴男さんコラム【二極化・格差社会の真相/
     今や宣伝機関 “スガ語”で反論した政権ベッタリ新聞の汚点】
     …によると、《なんだか涙が止まらない学校法人加計学園
     獣医学部新設問題をめぐる「総理のご意向」問題を暴露した
     前川喜平・前文部科学事務次官の“出会い系バー”通いを
     記事化した読売新聞が、その報道姿勢を問う世評に対する
     反論というか、弁明を6月3日付朝刊に、社会部長名で掲載した件だ》。
       こういうところに現れるのでしょう、マスコミによる忖度」

   『●主犯A…『A Few Good Men』のように
       ネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!
   『●大惨事アベ様内閣…「平気で嘘をごり押しする
       安倍政権の代表」は党内で出世する…とんだ「人づくり革命」
   『●「紙面や番組ではっきりと「嘘つき」…「最悪の返答」
         と批判を浴びせ」る矜持もなく…民主主義の危機

    《官邸リークによる読売新聞前川喜平・前文部科学事務次官の
     “出会い系バー通い”報道を彷彿とさせる一件だが、
     官邸が産経と読売を巧みに使い分けリーク記事を書かせている
     ことなどもはや周知の事実だ》

   『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない
       《病的な嘘つき》アベ様…前川喜平氏の人間性と彼我の差
   『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない
       《病的な嘘つき》アベ様…全てのアベ様の「政」のデタラメさ
   『●「そんな当たり前のこと」が通用しない最低の官房長官記者会見…
                      「ここは質問に答える場所じゃない…」?

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https://dot.asahi.com/wa/2017112900012.html

室井佑月 「誰のご意向?」
連載「しがみつく女」
2017.11.30 07:00 週刊朝日 #室井佑月

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中


 作家・室井佑月氏は、疑惑が晴れぬ「加計学園」問題について、こう指摘する。

【イラストはこちら】(c)小田原ドラゴン

*  *  * 

 学校法人「加計学園」が愛媛県今治市に新設を計画している獣医学部が、11月14日、正式に認可された。来年4月、開学することになったみたいだ。

 強引だな自民党が選挙に勝ったから?

 林芳正文部科学大臣は、

   「課題とされていた学生の実習計画などは改善された

といっていた。

 教員数がぎりぎりといわれる中、就任予定だった教授が辞退したりしてるのに?

 東京新聞の11月11日付朝刊に、「『加計』認可答申 疑惑の免罪符ではない」という社説があった。わかりやすいので、抜粋する。

 社説は、〈疑惑が晴れないのに、学校法人加計学園に獣医学部を開設させていいのだろうか。文部科学省の審議会は教育環境の適否を審査したにすぎない。なぜ首相の友人が手がけるのかは不明朗なままだ〉ではじまる。

 文部科学省の審議会って、学問的見地からチェックするだけ。特区に加計学園が選ばれた過程を、検証するなんてことはしない

 加計学園の謎は、なぜ選ばれたかってことに尽きるんじゃないだろうか。

 行政手続きがゆがめられたといわれている。特区担当の内閣府から「総理のご意向」といわれたとする文書が出て来たりしている。

 決められたルールを無視し、なんらかの贔屓(ひいき)で選ばれた学校に、地元自治体や国から多額の公金が投入されたら、そりゃあ大問題でしょう。

 社説にはこうも書かれていた。

   〈その規制を緩めるに当たり、政府は「既存の獣医師養成ではない構想」
    「ライフサイエンスなど新たな分野の需要」「既存の大学では対応が困難」
    「近年の獣医師の需要動向を考慮」の四条件を閣議決定していた。
    本当にそれらを満たしたのか明確とは言い難い〉

 そうそう。いちばん肝心な、なぜ加計学園に決まったのか、そこの部分を政府は国会で野党に追及されて、未だしどろもどろだ。

 「だから、加計しかない!」、そう力強くみんなを納得させる根拠が、未だに出て来ていない。

 そんな中、あたしがびっくらこいたのは、読売新聞の18日付朝刊の、一面を使った加計学園獣医学部学生募集のでっかい広告

 こんなことしていいの? 疑惑を追及するのはメディアの新聞の大切なお仕事であるっていうのに。

 読売新聞は前川喜平前事務次官の、「出会い系バー通い」を記事にした新聞だ。なんら犯罪の要素もないのに、加計学園問題の文書の存在を明らかにした前川さんへの個人攻撃だった。

 いつから広告を貰うって決めてたの? この時点で加計学園のでっかい広告を紙面に載せるってことは、ただ単に金に目がくらんだってだけじゃなさそうだ

 大学に多額の血税が流れるその金が読売新聞にも流れる、とも取れる。国民を敵にまわすことになる。

 誰のご意向に従ったのですか?

※週刊朝日 2017年12月8日号
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●偶然は通用しない、アベ様のオトモダチ獣医学部開設…前川喜平さん「規制緩和ではない。特権の付与です」

2017年11月14日 00時00分26秒 | Weblog

[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]



AERAの大平誠氏による記事【加計・獣医学部が認可へ 前川前文科次官が叱る】(https://dot.asahi.com/aera/2017111100007.html)。
日刊ゲンダイの記事【加計獣医学部認可へ 前川前文科次官は怒りの反論コメント】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/217482)。

 《「これは規制緩和ではない。特権の付与です」 同獣医学部の国家戦略特区指定について、前文科事務次官の前川喜平氏はそう言い切った》。
 《アベ友の加計孝太郎理事長は早速、〈万感胸に迫る思い〉〈世界に冠たる獣医学部を目指して〉などと書いた声明を発表したが、疑惑については相変わらず何ひとつ答えていない》。


[↑「獣医学部新設の流れ」(東京新聞、2017年11月10日)]
 (http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2017111099135740.jpg)]

   『●疑惑のオトモダチ開学認可…目に見えていた
      「白紙委任状」へと突き進ませた自公お維キト支持者の馬耳東風

 《疑惑については相変わらず何ひとつ答えていない》オトモダチ・加計孝太郎氏。教育に係わる資格なんてあるのだろうか? 「謙虚」「真摯」の欠片も無し…逃げるは恥だし役立たず息吐く様に噓をつく総理」「トンズラ総理」「口先だけ総理」とオトモダチ、その癒着関係を利用するなんて、教育者のやることか。しかも、文科省は見て見ぬふりするなんて、情けない。「教育再生」どころか「教育破壊」行為。アベ様を「白紙委任状」へと暴走せたのは自公お維キト支持者の皆さん。

 前川喜平さんは、《これは規制緩和ではない。特権の付与です》と明言。偶然オトモダチだった、は通用しない。恣意的なオトモダチ大優遇を、文科相は認可していいのか? さらに、前川さんは、《政府は主権者である国民に対して真摯に向き合わず、国民のための政治を行っていない》とも。

   『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…
     諸悪の根源である“主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻
   『●「裸の王様」および「最低の官房長官」の
       「下足番」新聞=読売新聞…落ちぶれたものだ
   『●望月衣塑子東京新聞社会部記者「会見場は
       勝負しなければいけない場所、非常に重要な場所」
   『●アベ様による血税4億円のトンチンカン・
      トンデモ「ミサイル避難CM広告」によるメディア買収!?
   『●「あんな」総理大臣のおかげで、「こんな」国に成り下がり、
                     「そんな」馬鹿なと思っているうちに…
   『●主犯A…『A Few Good Men』のように
      ネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!
   『●ジャーナリズムの劣化、そして、アベ様政権の力の源泉=
            「内閣人事局制度を始めとする「政治主導」改革」
   『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様、そりゃぁ~ないでしょ! 
                         質問主意書による「急な質問」?
    「まず、金平茂紀さんによるインタビューで、前川喜平前文部事務次官は
     「ちょっと耳を疑った。「あれ、今何をおっしゃったのかな」っていう
     感じだった。それはないだろう…今治と言えば加計、加計と言えば今治。
     加計学園が今治以外のところにつくろうなんて話はどこにもなかった。
     どう見ても李下に冠を正しているところまでは間違いない。
     本当に李(すもも)をとっているかもしれない
     (『報道特集』、2017年7月29日)」

   『●大惨事アベ様内閣…「平気で嘘をごり押しする
      安倍政権の代表」は党内で出世する…とんだ「人づくり革命」
   『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
               「国民への背信行為」を自分自身で行っている
   『●《推定ウン千万〜1億円弱も払って出した》「ト」な広告…
                出稿側も「ト」なら、掲載側も「報道」の放棄
   『●メディアの仕事を見失い、「自制心と自浄作用を失った
           マスコミ権力」=「下足番」・読売、広報紙・産経
   『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない
       《病的な嘘つき》アベ様…前川喜平氏の人間性と彼我の差

   『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない…
      《病的な嘘つき》アベ様…全てのアベ様の「政」のデタラメさ
   『●自衛隊PKO日報問題…「森友捜査ツブシ」選挙の
      ドサクサに紛れて人治主義国家ニッポンの人事考査が再び

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https://dot.asahi.com/aera/2017111100007.html

加計・獣医学部が認可へ 前川前文科次官が叱る

大平誠 2017.11.11 10:35 AERA #加計学園

     (今年3月には更地だった建設予定地では、加計学園の
      獣医学部の校舎建設が急ピッチで進んでいる (c)朝日新聞社)

 噴出したさまざまな疑惑が払拭されず、火種だけが膨らんでいく加計学園問題。国家のあり方が問われている

 学校法人加計学園(岡山市、加計孝太郎理事長)が申請していた獣医学部新設について、大学設置・学校法人審議会(設置審)が、認可するよう答申した。11月10日にこれを発表した林芳正文部科学大臣は、近く設置を認可する見通し

 安倍晋三首相が「腹心の友」と呼ぶ、加計理事長の悲願である岡山理科大学獣医学部が来春、愛媛県今治市に開学することに大きく近づいた。しかし、「国家戦略特区」で認められた例外的申請を文科相の判断に委ねることが妥当なのか。さらにいえば、申請の前提であるはずの閣議決定4条件をクリアしているのか。原点へとさかのぼるほどに、不自然さが募る。

   「これは規制緩和ではない。特権の付与です」

 同獣医学部の国家戦略特区指定について、前文科事務次官の前川喜平氏はそう言い切った。官邸からの働きかけで、公平公正であるべき行政がゆがめられたと記者会見で告発した前川氏は、国会の閉会中審査でも一貫した主張を繰り返した。追い詰められた安倍首相は「謙虚に丁寧に説明責任を果たす」と低姿勢を装いながら、9月28日の臨時国会冒頭で衆院を解散。不透明な国有地売却疑惑の解明が進まない森友学園問題とともに「疑惑隠しだ」と批判を浴びた。

 しかし総選挙では小池百合子都知事の「排除」発言などで「希望の党」を含めた野党が自民党批判票の受け皿になりえず、自民は単独過半数超えの大勝を収めた。ほとぼりが冷めるころを見計らってか、この答申。国会でも疑惑は何一つ解明されていないのにである。


●これは特権の付与だ

 そもそも今治市に同獣医学部を新設する計画は、加計学園の幹部職員と親しい同市選出の県議が「新しい学部を一つ作りたいと言っている」と2006年ごろに市に持ち込んだことに端を発する。30年以上前に都市開発事業で造成した塩漬けの土地の活用に困っていた市には渡りに船だった。そこで構造改革特区制度に目をつけ、「四国初の獣医学部を誘致する」と07年から愛媛県と共同で特区申請を始めたが、日本獣医師会などの反対もあり、14年11月までに計15回提案して全敗していた。

   「18歳人口が減り続けていく中で、獣医師養成は量より質の充実を
    目指す方向で文科省でもずっと検討を続けてきた。実際に農学部
    獣医学科を持っていた山口大学と鹿児島大学が教員交流や設備の
    共有などによる『共同獣医学部』を12年にスタートさせている。
    最大規模の獣医学部を新設するというのは方向性が正反対です」(前川氏)

 しかも、構造改革特区とは地域限定でやってみてうまくいったらその事業を全国展開するというものだから、これとも趣旨が合致しない。故に、必敗だった。そこで、誰かが知恵をつけたのか、国家戦略特区での申請に切り替えた。「産業の国際競争力の強化及び国際的な経済活動の拠点の形成の推進」が基本方針で、構造改革特区よりもさらに獣医学部の新設とは趣旨が噛み合わないはずだ。大きく異なるのは所管が内閣府であり、認可に文科省の拒否権が及ばないことである。

 15年4月2日に加計学園と愛媛県、今治市の担当者が官邸で顔を合わせ、6月に提案。しかし同月末の閣議で既存の獣医師養成でない構想が具体化されていることや、既存の大学・学部では対応が困難であることなどの4条件を満たさない限り、国家戦略特区での獣医学部新設は認めないとする決定がされたが、結局は官邸が力で押し切った格好になった。

 前川氏は言う。

   「例えば薬学部は新設に規制がないから乱立して定員割れも
    続出している。しかし、志願者数が安定している獣医学部を1校に
    限って新設を認めるのは、特権の付与にほかならない
    4条件の精査だけでなく、あらゆる角度から再検証が必要なのです」

(編集部・大平誠)
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/217482

加計獣医学部認可へ 前川前文科次官は怒りの反論コメント
2017年11月11日

     (加計問題の急先鋒・前川喜平氏(C)日刊ゲンダイ)

 圧倒的多数の国民は納得していないに違いない。文科省の大学設置・学校法人審議会(設置審)が10日、加計学園(岡山理科大)獣医学部の新設を認可するよう林芳正文科相に答申した。アベ友の加計孝太郎理事長は早速、〈万感胸に迫る思い〉〈世界に冠たる獣医学部を目指して〉などと書いた声明を発表したが、疑惑については相変わらず何ひとつ答えていない

 「国家戦略特区で決定する前から今治市の建設予定地ではボーリング工事が開始」「建設費の水増し」「和泉首相補佐官が『総理は言えないから私が代わって』などと発言」「京産大よりも加計学園の方が先端ライフサイエンスが優れていると判断された理由」「2015年4月に愛媛県、今治市の両職員が内閣府を訪問したのに内容不明で来庁記録もナシ」「石破4条件無視」「加計学園理事で内閣官房参与だった木曽功氏が前川喜平前文科次官に『学部新設を早く進めて』と圧力」「定員割れの穴埋めに韓国人大量入学」……。

 加計学園獣医学部をめぐり、いまだに解決されていない疑惑を挙げればキリがない。それなのにアッサリとOKを出した設置審はしょせん安倍暴政を追認する「御用機関」だったということだ。

 今治市の菅良二市長は、「公平公正な審査が行われたことを感謝する」なんて言っているらしいが、この発言もおかしい。市は独自に第三者委を設けて獣医学部建設の是非について審査している最中ではないのか。

   「今治市の第三者機関は設置審以上に御用機関です。BSL対策や
    ライフサイエンスの総合研究について審査する担当は、坪井敬文・
    愛媛大プロテオサイエンスセンター長となっていますが、同センターは
    前身が無細胞生命科学工学研究センターで、今治市の書類では、
    加計学園の獣医学部に対して『積極的な協力体制を築くことを
    内諾していただいている』などの記述が出てきます。積極的に
    協力する、と約束している大学の関係者が果たして公平中立な
    第三者の立場と言えるのか完全に出来レースですよ」
    (愛媛県政担当記者)

 100億円近い血税が投入されるというのに全てが結論ありきやはり加計孝太郎理事長を国会に呼ぶしかない

 一方、前川前文科次官は10日、弁護士事務所を通じて、〈このまま文科大臣が同学部の設置を認可すれば、結局、政府は主権者である国民に対して真摯に向き合わず、国民のための政治を行っていないということになるのではないでしょうか〉などと書いた怒りのコメントを発表した。
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●疑惑のオトモダチ開学認可…目に見えていた「白紙委任状」へと突き進ませた自公お維キト支持者の馬耳東風

2017年11月11日 00時00分23秒 | Weblog

[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]



東京新聞の中沢誠記者による記事【加計獣医学部新設「可」 「ありき」疑念残し来春開学】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017111090135740.html)。

 《文部科学省の大学設置・学校法人審議会は九日、林芳正文科相に新設を「可」として認める答申林文科相が近く認可し、来年四月に開学する見通し…林文科相は十日午前、閣議後の記者会見で「答申を尊重し、速やかに判断したい」と述べた。「一月までの国家戦略特区におけるプロセスの判断が覆るものではない」とも言及した…首相や政府内に特区選定にかかわる内部文書を調べ直し、プロセスをつまびらかにしようという動きはうかがえない》。

 加計学園の岡山理科大獣医学部新設について、疑惑のオトモダチの開学を認可するそうだ…目に見えていた「白紙委任状」へと突き進ませたのは自公お維キト支持者の皆さん。これだけの大疑惑にも関わらず、彼、彼女らには馬耳東風
 リテラの記事【前川喜平・前文科次官に直撃!加計獣医学部認可の動きに「このまま通るなら、行政の私物化」「諮問会議で再検証を」】(http://lite-ra.com/2017/11/post-3574.html)によると、前川喜平・前文科事務次官は、文科省の大学設置審に問題があるというよりも、林芳正文科相がその答申を認めることに大きな問題がある、と仰っている。それにしても、文科省も、設置審も、文科相もよくこんな疑惑のオトモダチ案件を平気で認めるよな~
 《文科省は「獣医は充足していると新設を認めてこなかったが、安倍晋三首相が主導する国家戦略特区制度が活用された》。それが偶々々々々々々々々々……、アベ様のオトモダチだったという訳ですね?

   『●「完全に司法に影響を与えようとする
     露骨な圧力にほかならない…暴挙」…着々と司法を掌握した効果
   『●あのアベ様のオトモダチのオトモダチ・木澤克之氏… 
        《2017年最高裁判所裁判官国民審査》を迎える!!
   『●「加計学園の獣医学部認可」? 「選挙結果が
         すべての白紙委任状にはならない」(政界地獄耳)

 アベ様ご夫妻とオトモダチ・加計孝太郎氏には、国会で説明して頂きましょう。
 でも、「裸の王様」アベ様ご自身がロバの耳、の耳、鹿の耳なので、ロバシカ耳東風…《今月下旬にも特別国会の審議が本格化する。衆院選後、安倍首相は会見で「これからも国会で質問があれば丁寧に答えたい」と答えた。首相でなければ説明できない部分は多い。「聞かれれば」という受け身の姿勢ではなく、率先して国民の疑念を解消する責任がある》。
 でも、国会での与・(癒党込み)野党の質問時間を2:8から5:5にしたい、との申し出をするそうだ。「謙虚」「真摯」の欠片も無し…逃げるは恥だし役立たず息吐く様に噓をつく総理」「トンズラ総理」「口先だけ総理」は、(癒党込み)野党の質問時間も削ります、とさ。どこまでウソ吐き、どこまで口先、どこまでトンズラするつもり?

 東京新聞の記事【加計答申 「再検討要求」立民・福山氏 「審議は結構」自民・二階氏】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201711/CK2017111002000244.html)によると、《自民党の二階俊博幹事長も十日午前の記者会見で「これだけ世の中を騒がせた。しっかり疑問点について審議いただくのは結構なことだ」と語り、政府に説明責任を果たすよう求めた》そうです。「でも、(癒党込み)野党の質問時間は減らすよ」…と云う訳。無茶苦茶である。

 つぶやき上にて、《佐藤圭‏@tokyo_satokei  質問「5対5」与党提案へ 立憲反発、拒否の意向:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/DA3S13221493.html  そんなに与党の質問時間を増やしたいなら予算委員会の日数を増やせばいい簡単なこと》…大賛成。増やした上で、般若心経でもなんでも読んでいればいいさ

   『●無「責任」な「謙虚」…野党の国会質問時間短縮、
       「国会審議形骸化…それとも、それが狙いなのだろうか」

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017111090135740.html

加計獣医学部新設「可」 「ありき」疑念残し来春開学
2017年11月10日 13時57分



[↑「獣医学部新設の流れ」
 (http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2017111099135740.jpg)]

 学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が愛媛県今治市で計画する岡山理科大獣医学部新設の可否を審査する文部科学省の大学設置・学校法人審議会は九日、林芳正文科相に新設を「可」として認める答申をした。文科省が十日、発表した。設置審は留意事項として、教員が高齢に偏らないようにすることなど八項目を学園側に求めた。林文科相が近く認可し来年四月に開学する見通し

 林文科相は十日午前、閣議後の記者会見で「答申を尊重し、速やかに判断したい」と述べた。「一月までの国家戦略特区におけるプロセスの判断が覆るものではない」とも言及した。

 獣医学部の新設は、一九六六年の北里大以来、五十二年ぶり。獣医師養成系の大学は全国十七校目で、入学定員は最多の百四十人。文科省は「獣医は充足していると新設を認めてこなかったが、安倍晋三首相が主導する国家戦略特区制度が活用された。野党は「加計ありきで特区選定の手続きが進められたとして、引き続き追及する方針。

 文科省は、設置審による審査意見も公表。設置審が五月、是正を求める七つの意見を学園側に伝え、抜本的に計画を見直す必要があると警告していたことが判明した。特区選定で考慮が必要とされたライフサイエンス(生命科学)など三分野の獣医師の需要動向についても、学園の説明が不十分だと指摘していた。

 学園側は六月、定員を当初計画していた百六十人から百四十人に減らすとともに、企業や自治体へのアンケートを基に需要は十分見込まれると回答。だが、設置審は八月にも実習計画を全般的に見直すよう是正意見を付け、判断を保留。学園側が実習時間を増やすなど再修正し、設置審は最終的にクリアしたと判断した。

 ただ、実習を充実させ、教員七十五人の年齢構成が将来にわたって偏らないようにすることなど八項目の留意事項を付けた。

 計画は、今治市と愛媛県が二〇一五年六月、特区での獣医学部新設を国に提案。今年一月、事業者に加計学園が選ばれた。

 計画を巡っては、特区を担当する内閣府の幹部が「総理の意向などと文科省側に早期開学を促す内容の複数の記録文書が判明。学園の加計孝太郎理事長は安倍首相の友人で、首相周辺による選定過程での関与が取り沙汰されていた。


<解説>開学後にも多額の公金

 加計学園の獣医学部新設に文部科学省の設置審のゴーサインが出たとはいえ、「加計ありきの疑念が払拭(ふっしょく)されるわけではない

 設置審は審査の過程で、学園の計画に数々の是正を迫り、政府が学部新設に必要な四条件の一つに挙げる獣医師の需要にも疑義を示していた。客観的な需要見込みが示されないまま、獣医学部新設が国家戦略特区に認定されていた疑念が深まる格好となった。

 地元の愛媛県今治市は、学部新設のため加計学園に九十六億円を補助する。行政手続きをゆがめ、甘い見通しのまま開校するのであれば、そのツケを払わされるのは地元住民や学生たちだ。そして国から大学には毎年、助成金として多額の公金が流れることになる。

 「安倍晋三首相の友人加計孝太郎が理事長を務める加計学園に便宜を図ったのではないか」と、野党が国会で追及を始めて八カ月がたつ。首相や政府内に特区選定にかかわる内部文書を調べ直し、プロセスをつまびらかにしようという動きはうかがえない

 今月下旬にも特別国会の審議が本格化する。衆院選後、安倍首相は会見で「これからも国会で質問があれば丁寧に答えたい」と答えた。首相でなければ説明できない部分は多い。「聞かれれば」という受け身の姿勢ではなく、率先して国民の疑念を解消する責任がある。 (中沢誠

(東京新聞)
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