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●『死刑弁護人 ~生きるという権利~』読了(4/4)

2008年12月12日 07時52分37秒 | Weblog

【安田好弘著、『死刑弁護人 ~生きるという権利~』
「・・・私自身が逮捕・・・」(p.417) (5※6)無実ではあったのだが、「・・・裁判というものは私たちのためにあるのではなく、裁判所、検察、そして弁護士、ひいては国家のためにあるのである」ことに安田さんは気づかされる (p.417)。「・・・屈辱感・・・希望など存在しない。・・・泉水博さんの絶望が少しわかった気がした・・・麻原さんのことを考え、そして免田栄さんのことを考えていた」(pp.418-419)。「刑事裁判は死んだ。いまやまともな刑事弁護は、その存在の余地さえなくなってしまった」(p.421)

大道寺将司さん (p.147)松下竜一さん (p.285)。東アジア反日武装戦線 (p.287)。泉水博さん (p.297)

解説には安田さんの逮捕の経緯と、無実の確定までの道のりが簡略に。「判決理由・・・検察の立証をアンフェアと批判し、安田をタフ・ネゴシエーターと形容した裁判長は・・・向かい合って語りかけた。「あなたとは、また法廷で、こんどは別の形でお会いしたい」・・・安田がこみ上げた感情を抑えきれず、ほんの一瞬だけ、涙・・・を見た」(p.430)

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