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『ぼくはうみがみたくなりました』

2011-06-22 23:43:39 | 読書

『ぼくはうみがみたくなりました』山下久仁明(著)

<Amazon内容紹介より>
明日美は、看護学校に通う女子学生。
だけど、学校をやめようかと悩んでいた。
そんな明日美が、一人でドライブに出た。
つらかったり悲しかったりしたとき、いつもいく場所があった。
そこで、少し年下に見える彼と出会った…。
「海を見に行きませんか?」明日美は、彼をドライブに誘ってみた。
彼を助手席に乗せ、湘南へと向かう。
でも、ちっとも楽しくない。
彼は、名前も教えてくれない。
一言も口をきいてくれない。
こんなことなら一人の方がよっぽどまし…。
海岸沿いの駐車場で休憩していると、老夫婦が、声をかけてきた。
城ケ島まで乗せてって欲しい、と言う。
二人でいるより四人の方が気楽になれそう。
こうして、4人の小さな旅がはじまった。
1泊2日の小旅行…。
やがて明日美は、彼が少しずつわかってきた。
自閉症が、ちょっとだけわかってきた…。

<感想>
昨日お借りした話題の本をさっそく読んでみた。
〝自閉症〟と〝自閉的〟が混同されている!
かもしれないことにびっくりした。
専門書や親の手記等ではない方法で“自閉症”を伝えられたら……
という思いをこめて描いたつもりの作品です。
というシナリオライターで、自閉症児のパパの小説は、
とても胸に迫ってきた。