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主として、学習塾「岡村ゼミナール㈱」・日本語教師養成講座「CJA」に関することについて、気ままに書いています。

「小が大をしのぐための」 経営戦略の思考法(沼上幹・一橋大学教授著)

2018年10月21日 | お知らせ

「先手の連打」という手法は、2009年において、私自身は、「小が大をしのぐための手法」として思いつきましたが、新規ビジネスの開始時や新製品の発売時に極めて重要な手法だと考えますので、読者の皆さんは、是非とも沼上先生の原本を手に取ってお読みください。

経営戦略の思考法
(一橋大学教授・沼上幹先生著、2009年10月・第1版、定価1,900円)

(注:以下は、私なり理解してまとめたものですので、できれば原本をお読みください。)



第14章 先手の連鎖シナリオ(255頁~)

⑴先手必勝は有効な指針か・・・「単発の先手ではなく、先手の連鎖が重要である。」

⑵ネットワーク外部性(普及度・市場占拠率)・・・「所有している(利用している)人の数が多いほど、その製品の価値が上がる」

⑶製品価値の捉え方の再考・・・どのような製品やサービスにも、「製品そのものの有する(品質的)価値」+「多数派に属することによる価値」という2側面がある。
そこで、一回限りの「先手」では、なかなかマーケット内での多数派を形成するところまでいかない故に、先手の連鎖(連打)が必要

⑷ネットワーク外部性(普及度・市場占拠率)の低い場合の先手・・・最初の「先手」でとにかく顧客がつき、勝ち始めれば、その優位=勝ち方がたとえ僅かでもあっても、その勝ちの効力が残存している間に、消え去らないうちに、工夫して次の先手を打っていけば、優位が優位を生む好循環が生まれてゆく可能性が高い。

意識的に、こういう優位の連環・連鎖を作り出す工夫と努力が必要。

以上



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