プロの音楽家は新年会では音楽を忘れるのだろうが,われわれレベルでは飲み食いも音楽も同じように楽しい.先日のジャズ研新年会では,ビールとワインで下地ができた状態で,さらに清酒をコップ一杯飲まされたら (じつは喜んで飲んだのだが) 気が大きくなった.向こうで聴いたような曲を演奏していたので,ちょっかいを出したくなった.
管楽器はアルコールが入ると息が切れて吹けないと聞いたことがあるが,ビブラフォンならなんとかなってしまうのが,かえってよくないところ.
途中から「乱入」することが酔った証拠だが,さらに酩酊演奏の特徴を上げると
- 他人がソロをしている最中にも,音を出したくなる.
- リズムが先走ったり遅れたり,とにかく揺れる.
- 酔っぱらいが同じことばかり言うように,同じフレーズばかりぐだぐだと繰り返す.
- AABA 構成の曲を繰り返すと AABAAABA... となるが,A を何回やったか分からなくなる.ベースやドラムスを聴いていれば良いのだが,聞こえるけれど聴けない.迷ったら迷いっぱなし.
- 曲が混乱する.Monk の Well You Needn't がいつの間にか In Walked Bud になったりする.
- 上手く行かなくても,酔った所為と認めたくないので,もっとやりたくなる.
まわりで演奏しているのも,みな酔っぱらいかと思ったらそうではなく,後で考えると車を運転してきたため飲めないから,仕方なく(?)演奏している人が多かった.
どうせ自分の家だという安心感もどこかにあるらしい.大家の義太夫より悪いかも.
ごめんなさいね.これに懲りず,また遊んで下さい.
いや,飲んでなくても,16 トンのジャズはいつもあの程度?
カット写真について,Straight No Chaser をやりながら演奏するなんて,考えられない.麻薬を打って演奏すると,我を忘れることができて,もっと気分がいいのだろうか...なんて,危ない! 危ない!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます