三崎 亜記「バスジャック」集英社 (2005/11)
2 年前に出版されたものを今になって図書館で借りて読んだ.まえの「となり町戦争」が長編だったのに対し,短編集.一種の不条理な状況を前提に展開するところは共通している.アイデアが勝負みたいな組み立てなので,この作家には短編のほうが向いているかもしれない.
7編のうち2編はショートショートと言っても良い長さで,なぜか星新一みたいと感じた.最後の「送りの夏」がいちばん長く,これだけが常識的な落ちが付いている.「バスジャック」がいちばんハードだが,読後感は概してさわやか.特に最後のはロマンチックと言おうか,センチメンタルと言おうか.
2 年前に出版されたものを今になって図書館で借りて読んだ.まえの「となり町戦争」が長編だったのに対し,短編集.一種の不条理な状況を前提に展開するところは共通している.アイデアが勝負みたいな組み立てなので,この作家には短編のほうが向いているかもしれない.
7編のうち2編はショートショートと言っても良い長さで,なぜか星新一みたいと感じた.最後の「送りの夏」がいちばん長く,これだけが常識的な落ちが付いている.「バスジャック」がいちばんハードだが,読後感は概してさわやか.特に最後のはロマンチックと言おうか,センチメンタルと言おうか.
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