城平 京,講談社タイガ(2016/1).
Amazon の内容(「BOOK」データベースより)*****
「頼みがある。相撲を教えてくれないか?」神様がそう言った。子供の頃から相撲漬けの生活を送ってきた僕が転校したド田舎。そこは何と、相撲好きのカエルの神様が崇められている村だった!村を治める一族の娘・真夏と、喋るカエルに出会った僕は、知恵と知識を見込まれ、外来種のカエルとの相撲勝負を手助けすることに。同時に、隣村で死体が発見され、もつれ合った事件は思わぬ方向へ!? *****
上記あらすじはかなり荒い.「僕」は15歳だが身長150センチ弱で女の子みたい.「子供の頃から相撲漬け」なのは両親が相撲好きだったからだが,おかげで小さい体ででかい相手と戦う方法を理論的実践的に身につける.「一族の娘・真夏」は身長170センチ強で神様から賜った怪力を持つ.この娘と僕が相撲を取る羽目に陥る.映像化したら面白そう.「外来種のカエルとの相撲勝負」は日本人力士が10年に一度しか優勝できない大相撲への皮肉かもしれない.「隣村で死体が発見され」る事件は付け足し.
「少年少女青年伝奇」だそうだが,「伝奇」な部分はSF的な説明がある.「青春」と言っても色っぽい場面はない.
ちょっと主人公の頭がよすぎるし,大人と事件について推理し合う場面のこの子の喋り方が特に中学生らしくない.
しかし,面白かった !!
朝日新聞の読書欄に紹介されていたので,電子書籍をダウンロードした.
おまけ動画.2012 大相撲中日 三段目 大露羅273キロ対大原82キロ.
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