容子の部屋

日記を思いつくままに綴っていきます。

中国・・100本以上の断層がある・・・

2008年07月21日 18時23分57秒 | 社会・問題国内・海外の問題

 

中国での四川大地震は恐らく中国人自身も、ごく少数の専門家を除いて、想像していなかったようです。日本は昔から地震は怖いものの筆頭に言われるぐらいあちことで地震が起きてますのでそれなりの対策は常に取っているようですが・・

中国に滞在しているある新聞駐在員のH氏の記事を読んで、中国も地震国だったと知りました。H氏の友人・都市環境コンサルタントをしている人から見せられたそうですが・・中国の地震帯と過去の地震発生歴を示す地震地図によると、中国の主要活断層は約25本との事で、それら以外にも実は広東省や浙江省にも無名の断層が走っているのだそうです。その数は100本以上もあると言ってます。

最も恐ろしいのは・・・北京の多くの人が、ここには直下型地震は来ないと信じ込んでいる事から・・・その「中国の地震帯と過去の地震発生歴を示す地震地図」には、北京市の真下には、1976年に河北省唐山市を震源地として、マグニチュード(M)7・8の直下型唐山地震を引き起こした「燕山地震帯」があるそうです。また・・過去の地震履歴をみれば、北京を震源地としたM6以上の直下型地震も6回もあったそうです

その事を記録した・・・1679年9月2日に、燕山南麓に位置する北京・平谷を震源地に大地震が発生し、このときの様子を清時代の葉夢珠が『閲世編』の中で・・・雷のような音が轟き、人々はあわてふためき、白昼なのに夜のように暗くなり、門、建物が無数に倒壊した」「文武職官、後宮の女官ら死者が甚だしかった」…と・・

その地震で、紫禁城の城壁31が宮殿と共に倒壊したそうです。それで康煕帝は・・皇太子を伴って、“避難テント”暮らしさえしたと記録されているとか・・聞きました。

北京あたりでも・・直下型地震は100~400年間に1度の周期で発生しているそうでそうです・・しかもこの300年間は発生していないため・・「つまり、北京では今、大地震がいつ起きてもおかしくないという・・」と言ったそうです。しかし、「北京の都市建設をみれば、地震対策がなっていない」とも付け加えたそうです。

現在の首都・北京は、驚くようなスピードで近代化を急いでおりますが・・そのため、地下水の汲み上げが多すぎて地盤が緩くなっているそうです。

そのうえ、高層ビルはデザイン優先の不安定な建築が多いため、北京市建設管理当局者自身も「一部の建築物は、地震がない外国の、耐震設計経験に乏しい設計士によるものだと、現行の耐震基準を大幅に逸脱している点を認めているとの事です

特に、最近の北京五輪のために作られた施設は、中国地震局では、建築物はM8対応の耐震性を備えている・と言ってます。その通りであって欲しいものです。

ただし、1990年のアジア大会施設建設に関係したある人物は「施設建設の際、現場では国から安く配給されたセメントを市場に流して、その差額をもうけようとした。だが、竣工(しゅんこう)後の建築基準検査で手抜き工事が発覚するのを防ぐため、検査当局にワイロを渡さなければならなかったから、結局何のもうけにもならず、設計基準に満たない“おから建築物”ができあがっただけだ」と言っていたそうです。

 ある不動産業者は「99年の建国50周年記念日前に急いで建てられたホテルや、マンション、オフィスビルは張りぼてだ。今、建て替えないと危ない」といっているそうです。

五輪開催を目前に控えて、経済発展している北京市について同氏の友人は「実は見かけだけの発展であり、関係者は目先の利益を優先し、肝心の中身がすかすかだ」と言っているそうですが・・日本でもその様なことがマンションの建設で発覚し、大騒ぎににった事があるだけに・・うなづく点が在ります。

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