国際機関の選挙に勝つぞ! 外務省に「選対委員会」(朝日新聞) - goo ニュース
このニュースを見て、やっと日本の外務省も、国際機関の選挙で日本を勝たせろ・・・と 麻生外相をトップとして「選挙対策委員会」を立ち上げたそうです・・・
それには最近日本外交が国際舞台で思わぬ苦戦を強いられたことが相当に堪えたようです。
それは中国の影響力などで思わぬ苦戦が続き、日本の地位が脅かされている事に苛立ちを感じたことが多く、やっとそのことで被る不利をこれ以上座視できないとの思いだと思います・・・
これまで外務省は情報収集に不熱心だったため・・・場当たり的選挙の情報を集約していましたが、今後は日本人が立候補する選挙の選択、人選、勝つための戦略を練利直そうと言う事らしいです。
この選対は、麻生外相が率先して指示したそうです。さすが麻生外相・・・今後は外務省国連企画調整課が窓口となり、今後数年間に予定される各種選挙で勝利を目指す事を目指しているようです。
08年には国連で人権理事会、経済社会理事会、安全保障理事会の理事国選挙も控えており、真価が問われると思います。日本は国連に拠出金が米国についで多くを支払っていながら、国連機関で日本人が代表している機関があまりに少なく、これでは国民の不満も大きくなると思うからです。
日本政府は「今までは、国際機関の選挙のノウハウが蓄積されてこなかった」(外務省幹部)と反省の契機になったのが・・・、昨年11月の世界保健機関(WHO)事務局長選だッたと言ってます・・・
その時、 尾身茂・WHO西太平洋地域事務局長が立候補し、外務副大臣や厚生労働省幹部も巻き込んで投票権を持つ33カ国に「陳情外遊」を繰り返したそうですが・・・
しかし、当選したのは中国政府が全面支援した香港出身の陳馮富珍(マーガレット・チャン)・WHO事務局長補だった事が原因とか??「アフリカ票が中国に流れた」(政府関係者)と日本側は言ってます。
中国は近年、資源獲得や投資を視野にアフリカ外交に力を入れ、事務局長選直前にも北京にアフリカ48カ国を集め、フォーラムで援助倍増を打ち出していた事は知ってましたが・・・
国際舞台で日本がこのような苦杯を今後味わう事のないよう麻生外相に頑張ってもらい、外務官僚達が、もっと生き生きと活動できる環境を政府も本腰を入れて頑張ってほしいです。
外務省側は、苦戦が続く背景には、国際機関への拠出額や政府途上国援助(ODA)額が減少傾向にあることと無縁ではなさそうだと言ってますが・・・私はそれはこじつけであり・・・国連開発計画(UNDP)では、拠出金は00年の1億ドル(1位)から06年には7500万ドル(6位)になったからだと言ってますが・・・
それ以前に情報戦で日本は負けていたと思います。と同時に普段から海外公館での活動が儀礼的行事に重きを置いてないかしら・・・
ODA予算も97年度の1兆1687億円をピークに、07年度は7293億円。「『今後も減らす』と宣言した国と、援助を伸ばす国のどちらを選ぶか」(外務省筋)と悲観論も出ているとか?・・・しかし総額で中国とは比べ物にならないお金を出しながら・・もっと戦略的にこれらのODAも使うべきで・・・外務官僚に奮起してもらいたいものです。
【最近の主な国際機関の選挙】
国際機関選挙の最近の日本の勝敗
■国際エネルギー機関(IEA)事務局長 06年12月
○田中伸男・経済協力開発機構(OECD)科学技術産業局長
×ジョーン・マクノートン英貿易産業省局長(英国)
■世界保健機関(WHO)事務局長 06年11月
×尾身茂・WHO西太平洋地域事務局長(3回目の投票で落選)
○陳馮富珍(マーガレット・チャン)・WHO事務局長補(香港)
■国際電気通信連合(ITU)電気通信標準化局長 06年11月
×井上友二・NTT取締役(決選投票で落選)
○マルコム・ジョンソン英通信庁国際調整官(英国)
■経済協力開発機構(OECD)事務総長 05年11月
×竹内佐和子・世界銀行エコノミスト(2次選考で落選)
○アンヘル・グリア元財務相(メキシコ)
このような結果なそうです・・・悔しいね・・・
つい最近ロシアにある日本大使館が豪華に出来た事が報道されました。このような箱物にお金を掛けるよりも情報活動を工夫し、民間企業と提携できる所は大いに協力して貰い、関係各省との連携を強め出来うる範囲で生きたお金の使い方が出来ないものかしら?
ODAだけに頼る活動だけでなく、私は解らないけど、麻生外相に知恵をだして貰って効率的に活動してもらいたいものです。
安易に過ごしました。我が国を悪し様に罵る国にも相変わりませずお金をばら撒く、それが平和外交としている。メリハリの利く外交をしろ。
ようこそお越し頂き感謝します。
貴方さまが言うように、日本外交には安易さを感じます。
確かに多くの発展途上国は日本のお金を当てにしている部分もあるでしょうが・・・戦前の日本の情報活動はもっと少ないお金で、多くの実績を上げております。
いまの外務省は麻生外相を中心に建て直しをしないと
日本の将来が掛かっている事を良く考えてもっと使命感をもって仕事をして貰いたいと思います。
またお越しください・・・