臓器移植法を問い直す市民ネットワーク

「脳死」は人の死ではありません。「脳死」からの臓器摘出に反対します。臓器移植以外の医療の研究・確立を求めます。

第17回市民講座のご案内(2021年11月6日)

2021-10-17 18:41:28 | 活動予定

zoomセミナー 第17回市民講座のご案内


 臓器移植法を問い直す市民ネットワークでは、2012年6月より市民講座を開催してきました。本年は市民講座を始めて10年目になります。
 今回の市民講座には、講師に児玉真美さんをお迎えします。児玉さんは当ネットワークの記念すべき第1回市民講座で講師を務めて下さいました。私たちが児玉さんを知ったのは彼女のブログ『アシュリー事件から生命倫理を考える』でした。そこには「安楽死・尊厳死・無益な治療論」をめぐる英語圏のニュースの数々が翻訳されて紹介されていました。臓器移植先進国と言われる国々で何が進行しているのか!そのブログから私たちは驚くべき事実を知ることが出来たのです。
 この10年、日本でも命の線引きと切り捨ての実態は加速的に進行しています。10年間で引き起こされた様々な事件や医療現場での実態、臓器移植とのつながりについてもお話しして頂きます。
多くの方のご参加をお待ちいたします。

  

■日時:2021年11月6日(土)14時~16時30分
■講師:児玉真美さん(フリーライター)
講演タイトル
 加速していく命の線引きと切り捨て――安楽死・「無益な治療」論・臓器移植のつながり 

児玉真美さん【講師プロフィール】1956年生まれ。広島県在住。フリーライター。一般社団法人日本ケアラー連盟代表理事。1987年生まれの長女に重症心身障害がある。単著に『アシュリー事件―メディカル・コントロールと新・優生思想の時代』(生活書院)、『死の自己決定権のゆくえ―尊厳死・「無益な治療」論・臓器移植』(大月書店)、『殺す親 殺させられる親―重い障害のある人の親の立場で考える尊厳死・意思決定・地域移行』(生活書院)、『私たちはふつうに老いることができない 高齢化する障害者家族』(大月書店)など。共著に『〈反延命〉主義の時代―安楽死・透析中止・トリアージ』(現代書館)、『見捨てられる〈いのち〉を考えるー京都ALS嘱託殺人事件と人工呼吸器トリアージから』(晶文社 2021年10月下旬刊行予定)。  


●参加申し込み(今回の市民講座は無料です)
 お名前、所属、e-mailアドレスをメールにてご連絡下さい。メールはabdcnetの後に@gmail.comをつけて送信願います(迷惑メール対策のため変則表記)。

〆切は2021年11月4日(木)、定員100名まで先着順

 

◎児玉真美さん講演概要
 第1回市民講座(2012年6月)では、世界の議論や出来事を紹介しながら、安楽死、「無益な治療」論と臓器移植をめぐる議論は一つの流れになろうとしている、とお話ししました。あれから10年――。この間、3つの議論はそれぞれに広がりながら相互の繋がりを深め、命の選別と切り捨てを加速させてきました。日本でも衝撃的な事件が起こり、「死ぬ権利」を求める声が高まっています。10年という年月を意識しつつ、安楽死、「無益な治療」論、臓器移植という3つのテーマに沿って、そこで何が起こってきたのかを振り返り、今の時代がどこへ向かおうとしているのか、現実を見据えて考えたいと思います。

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