2017年5月31日(水) 夜勤を前に

2017-05-31 12:20:28 | 日記
今日から明日にかけてまた夜勤。

まだ疲れが抜けてない。
2人夜勤でどうなることやら・・・。


☆ ☆ ☆

5月28日の朝日新聞書評より。
評者は自分と同い年、東短リサーチ社長の加藤出氏。

ここに書いてあること以外でもうひとつ指摘させてもらえば、
経済3団体は一貫して安倍内閣支持のスタンスを変えないけど、
あんなに平気で嘘をつく、自分たちに都合の悪いことを言う奴は恫喝して黙らせる、
なんていう「人間のクズ内閣」「人格破綻者内閣」を支持するなんて、
日本の企業も地に堕ちたもんだとつくづく思う。
そのこと自体が大きな“不祥事”だと思う。
そりゃ社員の「内発的モチベーション」が高まらなくて当然だ。
共謀罪や森友・加計問題についても「政府を評価する」なんてコメントするのかな?




『なぜ日本企業は勝てなくなったのか:個を活かす「分化」の組織論』
(著)太田肇
新潮選書


■長時間働くが「熱意」に欠ける

 日本企業の社員はこれまで長時間働いてきた。しかし、近年はそれが経済成長にあまりつながっていない。例えば、2015年のドイツの年間労働時間(OECD調べ)は日本より25%も短いが、1人あたりGDP(購買力平価、IMF調べ)は、日本より17%大きい。
 他方で東芝、電通、三菱自動車など日本を代表する大企業で組織ぐるみの不祥事が相次いでいる。自浄作用が働かなくなってしまった。日本企業は構造的な大きな問題を抱えているのではないか?と心配になる。
 本書は日本企業が抱える諸問題に共通する「病根」があると主張する。個人が組織や集団から「分化」されておらず、共同体型組織に埋没してしまっている点に問題があるという。
 個人の職務と権限が明確に決まっておらず、人事評価には上司の主観や裁量が入りやすい。このため、出世競争を勝ち抜くには「無際限・無定量」の忠誠と貢献が必要となる。人間関係が濃密だと、不正が見逃され、意思決定が「空気」でなされる「集団無責任体制」にもなりやすい。
 大量生産が重視された工業社会の時代には、日本の共同体組織はうまく機能した。しかし、IT化が進むポスト工業化社会では、「規格外」で「天井」を突き抜ける意欲・能力を持った人材が必要である。だが、同調圧力が強いと「出る杭」は打たれやすい。
 一方、28カ国で実施された仕事に対する正社員の「熱意」を尋ねた調査では、日本人は極端に低く最下位だったという。長く働くが、熱意に欠けるという状態に陥っている。
 企業の生産性を高めるには、社員の「内発的モチベーション」を高め、生き生きと働いてもらう必要があるだろう。そのために本書が推奨する「分化」の処方箋(しょほうせん)(職務・権限の明確化、雇用から独立自営に切り替える「社内独立制度」、副業の推奨など)は傾聴に値すると思われる。
    ◇
 おおた・はじめ 54年生まれ。同志社大学教授(経済学)。著書に『個人尊重の組織論』『公務員革命』など。





2017年5月30日(火) 266日目

2017-05-30 21:44:28 | 日記
127回目の夜勤終了。

今回も3人体制のリーダー業務。

大きな問題もなく落ち着いた夜だったが、激しく消耗している。
これからの夏場の夜勤はつらいんだよね。

ブログの文章を考える気力もないという感じ。

実は明日も夜勤。しかも2人夜勤だ。
それを考えるともう早く寝てしまおう、という気持ちになる。


☆ ☆ ☆

面白いと思ったのは「数学M」さんのツイートより。

これはすごい
全部
安倍晋三に当てはまるわ
ファシズムの初期症状(ローレンス・ブリット)





これなんだが
本当に逮捕となったら
国民は蜂起しないといけない
他人ごとみたいな馬鹿がたくさんいたら
次はお前だからな
くらいの理解をしておけと、マジで思う。








2017年5月29日(月) 夜勤を前に

2017-05-29 12:33:02 | 日記
今日から明日にかけてまた夜勤。

ずっと夜勤ばかり。完全に夜勤要員と化している。

連休明けでちょっとだるいなー。


☆ ☆ ☆

昨日のフェイク・テロの話題にも関連するけれども、
資本主義が行き詰ってきて、経済成長が見込めなくなると、
それを打開する一番手っ取り早い方法は“戦争”という公共事業なのだそうだ。
だから最近は戦争プロパガンダが花盛りではないか。
そういうことを指摘する人が次第に増えてきた感じがする。

戦争で一般庶民が犠牲になる一方で、しこたま儲けてほくそ笑む連中もいる。
これは許せないよね。
アメリカ戦争屋CIAとそれにぶら下がってお駄賃を貰っている連中許すまじ。


増田悦佐氏は松藤民輔氏の盟友らしい。



『戦争と平和の経済学』
(著)増田悦佐
PHP研究所


今、読書人の間で、あえて読み直されているのが、「世界史」である。
なぜかといえば、現在、日本で「世界史」という名で呼ばれているのは、
「白人・欧米中心の歴史」であり、
それが顕著な行き詰まりを呈していることの不安感があるからである。
イギリスのEU離脱、トランプ政権の誕生、資本主義経済の全体的な不調……など、
欧米先進国中心の世界が立ち行かなくなってしまっているのである。
その中心にあるのが、アメリカ経済の再生不能なまでの荒廃である。
アメリカは、経済不安が生じると、すぐに戦争を起こしてインフレ経済を演出し、
たびたびの危機を乗り切ってきた。
しかし、今回は、そのような方策で良化できるものではなく、
格差社会の行き過ぎによる内部崩壊の危機なのである。
戦争を起こしても、高まるのは社会不安だけであることは見えており、
今までの切り札が通用しない状態だ。
本書は、このような世界の真の姿に読者をいざなう格好の案内書である。





『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』
(著)水野和夫
集英社新書


人類史上、もっとも深刻な危機! それを乗り越える道とは?
資本主義の終焉で、世界経済の「常識」が逆転した。
限界をこえて経済成長を追求すれば、
企業は巨大な損失を被り、国家は秩序を失う時代になったのだ。
この危機を乗り越え、生き残るのは、「閉じた経済圏」を確立した「帝国」だけである。
「長い21世紀」という500年ぶりの大転換期に始まる、新しい「帝国」システム。
そのもとで、米英・欧州・中露の経済はどう変わるのか? 日本を救い出す方策とは何か?
ベストセラー『資本主義の終焉と歴史の危機』(週刊ダイヤモンド・ベスト経済書1位)で、
高い評価を受けたエコノミストが描く、瞠目の近未来図!

◆主なトピック◆
・世界的超低金利現象が、社会秩序を根底からひっくり返す!
・東芝とフォルクスワーゲンが示す「逆説の経済」とは何か?
・「無限」空間の消滅がもたらす「国家と国民の離婚」
・世界史は陸と海のたたかい―EU「有限」帝国vs.アメリカ「無限」帝国
・21世紀に中華帝国はよみがえるのか?
・間近に迫る「エネルギーの崖」とグローバリゼーションの限界
・「閉じる経済圏」確立が最重要である理由
・近代の終わりの扉を開けたゼロ金利国・日本とドイツ
・「新中世」到来で、生き抜くための経済システムとは?





2017年5月28日(日) オフの日

2017-05-28 21:42:15 | 日記
今日もオフで、連休だった。

暑さは一服していて、この時期らしい気温だったのではないか。

少しゆっくりしたけど、あまり疲れが抜けていない感じ。
昨日今日と、スクワットも背筋運動もさぼり気味。
でもこれさぼると後でツケが回ってくるんだよね。
腰痛めたりとか・・・。


☆ ☆ ☆

さて、イギリス・マンチェスターで起こったとされる爆破事件は
またしてもフェイク・テロの可能性が高いみたいだ。
やれやれ・・・。

これは5月23日朝日新聞夕刊の1面トップ記事。




これに対して、久しぶりにブログ「ザウルスでござる」より。

「マンチェスターコンサート爆破事件」“被害演出作戦” のトリック

非常に詳細な分析がなされていて恐れ入る。
すごい労力だと思う。
長いので全文掲載はしないが、興味のある方はぜひどうぞ。

さて、大手マスコミの情報とどちらを信じるべきか?
言うまでもなく大手マスコミなんて自分としてはもう信じる理由がない。
戦争屋のプロパガンダ機関と堕しているなら、一日も早く解体してくれ。

北朝鮮についても同じだろうけど、この手のプロパガンダにはもううんざりだ。
以下重要と思われる部分だけ引用。


・・・・・つまりは、“演出”である。“被害演出作戦”である。ボストンマラソン爆破事件、パリ同時テロ事件、ニース暴走トラック事件等々、すべて同じである。実際は誰も死んでいないのである。誰も負傷していないのである。

“テロの恐怖”を市民に吹き込むことだけが目的である。“テロの恐怖”を植え付けて、政府が国民を羊のように怯えさせて支配しやすくするのが目的である。「コワいなー」と思わせるのが目的なのである。

そしてその恐怖心を反イスラムのプロパガンダにつなげて、大衆心理を戦争に誘導するのが目的である。そのための下地を作っているのである。

より正確には、“戦争に反対しない世論”の形成のためと言うべきかもしれないが、小まめにこういった“被害演出作戦”を立案しては2,3カ月ごとに実行している複数の組織が存在するのである。CIAはその主導的な役割を担っていると言える。

彼らは実にまめである。複数のグループに分かれていくつも同時並行に別々の作戦を立案し、適度なインタバルを設けながら世界各地でこうしたいわゆる“テロ事件”を起こしている。わたしなどがトリックを暴いても、どこ吹く風である。真実が伝わるのには時間がかかり、伝わったとしても、しょせん世の中の超少数派どまりであることを知っているからである。

今回アリアナ・グランデという、子供にも人気のあるミュージシャンのコンサートを利用したのは偶然ではない。今回は特に「罪もない子供や音楽を愛する平和的な人々の命を平気で奪う憎むべきテロリスト」のイメージをプロパガンダとして、世界の民衆、特に低年齢層の頭脳(まさに、「ソフトターゲット」!)に刷り込むためだったのである。国際世論の操作において非常に効果のある方法と言える。










2017年5月27日(土) オフの日

2017-05-27 21:52:53 | 日記
今日はオフ。

介護の仕事を長く続けている友人2人とランチを食べる機会があった。
会うのは久しぶり。

昨日のブログで書いた夜勤リーダー業務の話をしたら、
「夜勤リーダーって何? 他の施設でそんなものないよ」だって。
「へぇー?」

入居者の食事量・水分量の取りまとめの話をしたら、
「そんなの看護職の仕事でしょ。なんで夜勤がやらなきゃいけないの?」だって。
「へぇー?」

やはり自分はまだ
「井の中の蛙、大海を知らず」(されど空の青さを知る)
なんだなー、と感じた次第。


☆ ☆ ☆

さて、世の中少し風向きが変わってきたのか?
それとも何も変わらないのか?
前川発言が注目を集めているようだ。
テレビなんかまったく見ていないのでよく分からないけれど、
とにかく今のように腐り切った人間のクズだらけの政権は早く終わってほしいと願うばかり。

気になったツイートより。


◆「前川さんが身を挺して文部行政を正そうとしている」と勇気付けられる文科官僚もいれば「官邸に潰される」と怯える官僚もいる。どちらに傾くかは前川さんの闘い次第。

◆この独裁政権は、人々に抵抗しても無駄だとあきらめさせようとしています。それに対して前川さんは、社会的抹殺の恐怖にさらされながらあきらめずに独裁政権に一矢を報いようとしているわけです。みんなあきらめちゃいけないよ、という体を張ったメッセージが伝わってきます。

◆記者になって36年。霞が関と永田町で長く取材しましたが、最も衝撃を受けた記者会見です。その内容は想定をはるかに超えました。ひとつ言えることは、これからはすべてが可視化されていくということ。水面下の駆け引きや脅しはもう成立しない時代です。

◆前川前事務次官の記者会見はわかりやすくショッキング。民主主義国家にとって最も大切な原則は「公平性」。これが失われれば努力の意味はなくなる。そして、これが失われていることを行政トップが告白。これで国民が目覚めなければ日本はある意味おしまい。

◆朝日新聞の一面に、文科省の前事務次官が加計学園の忖度は官邸の意向と発言しているけど、これでも安倍政権は逃げることができると思っているのかな。本当にそう思ってるとしたら国民を馬鹿にしてる。前事務次官の発言は官僚が政府に反旗を翻す大きなサインなのかな。

◆前川喜平の人物破壊に、出会い系バーしかなかったことは、お気の毒様としかいいようがない。ランキング72位なら、この程度か。みじめなゴミ売りだ。トップの器が小さいと、取り巻きも小さくなる。そして国自体が小さくなる。国会での共謀罪のやりとりなど、この国に未来などないことがよくわかる。

◆NHKの政府広報っぷりは本物だな。朝から徹底してる。鳩山政権から加計学園の申請を推進してきたとの報道には呆れるしかない。政府が無理やり民主党政権時代の推進事項をあたかも引き継いできたのだとの言い分を垂れ流すことは全くチェック機能が働いていない。今渋谷放送局にいる連中は皆恥を知れ。





2017年5月26日(金) 265日目

2017-05-26 22:44:18 | 日記
126回目の夜勤終了。

夜勤入り、夜勤明け、夜勤入り、夜勤明け、と続くきついシフトで、
今回も結局リーダー業務だった。(3人体制)
特に大きな問題はなし。


夜勤って人によっては楽なんじゃないかと考えている人もいるみたいだけれど、
また、実際に夜勤をやっている人の中にもそういうことを言う人がいるみたいだけれど、
じゃああなた夜勤のリーダー業務を一度やってみなさいよというお話で、
それは大いなる勘違いだと思うんだよね。

実際には17時間満足に休憩も取れないくらいに余裕がなくて大変。
まず夕食から就寝介助というイベントを少人数(今は4人)でこなさなければならず、
それがとにかくドタバタで猫の手も借りたいくらいでそれだけで疲れ切ってしまう。

そして夜勤は何と言っても排泄介助がメインで、
一晩で一人40人以上入らなければならない場合だってある。
ここからして日勤帯とは入る人数が段違い。

そしてリーダー業務には、全入居者の一日の食事量・水分量を取りまとめて、
基準に達しない場合はそれをリストアップして翌日報告するという作業もある。
あるいは排便が2日以上ない入居者をリストアップするという作業もある。

また夕礼(16:00から行われる)で挙げられたチェック項目を
夜間確認して翌日申し送り事項として報告しなければならない。

またリーダーは眠前薬を各居室に訪問して確実に飲ませなければならないし、
寝る前に目薬を点眼するなんてことも5~6件あったりする。
日によって人数は異なるが、20時と6時にバイタルを測る仕事もある。
これらは看護の代理的な仕事。

そして何といっても夜勤にはボトムラインとでも言うべき事柄があって、
それは入居者に何かあったら病院にオンコールして指示を仰ぐということ。
ひどい場合には救急車を呼んで病院に搬送しなければならない。
これらは頻繁にあることではないけれど、常に覚悟はしておかなければならないことで、
そのためにはいつも緊張感を切らすことはできない。
注意を怠っていつの間にか亡くなっていた、重篤な状態に陥っていた
なんてことがあればオオゴトなのだ。

というわけで、何も問題が起こらなかったということはそれに越したことはないのだけれど、
だからと言って夜勤が楽だということにはならないんだよね。

とにかく、日勤帯では看護の人もいるし、事務の人もいるし、
施設管理の人もいるし、クリーンの人もいる。
安心感が全然違うということ。
だからやっぱり夜勤のリーダー業務に比べれば日勤は息抜きみたいなもの、
その感想は変わらない。


昨日から今日にかけての夜勤では心臓のあたりに違和感があってちょっとやばかった。
だから自重して何事も急いでやらないように心掛けたけれども、
やっぱり夜勤リーダーなんてどう考えたって身体には良くないよ。
夜勤が楽だと思っている人はぜひ一度リーダー業務をやってみてくれよ!
僕はもう御免蒙りたい。





2017年5月25日(木) 夜勤を前に

2017-05-25 13:00:11 | 日記
今日から明日にかけてまた夜勤。
きついシフトだ。
身体を壊しそう。

今、日勤帯も人員が不足していて、
みんな疲れてしまって、感情がささくれ立っている。
こうなると、何か些細なことで「夜勤帯が悪い。夜勤者は何をやっているんだ」とか
「いや日勤帯だって仕事のやり残しがあるではないか」みたいに、
罪のなすりつけ合いが始まって、非生産的であることこの上ない。

自分が24時間のうちで一番きついと感じる時間帯、
17:30~19:30は最近ずっと4人でやっているけれど、
これはもう勘弁してほしい。今日もどうせ4人だろうけど・・・。
夜勤リーダー自体もう勘弁してもらいたいけどね。


☆ ☆ ☆

朝日新聞5月21日の書評欄より、京都大学経済学教授の諸富徹氏の書評記事。
この人の言説にはほとんど違和感を覚えたことはなく、
結構信用できると感じている。今のところは・・・。
取り上げる書籍もテーマがタイムリーであると感じる。

「互恵的で他者考慮的な選好をもつ個人の存在が重要」というのはその通りだと思うけど、
今の政治家でそんな姿勢が窺える人物なんて1人もいないではないか!
大手マスコミだって同じだ。彼らはみんな保身に汲々としており、利己的な損得勘定だけで動いている。
忖度、忖度で社会的役割を放擲してしまっている。
頭が腐れば身体全体もダメになる。
今日本は身体全体もジワジワ腐っている最中なのではないか?

この選書は明らかにそうした現状に対して経済学の立場から警鐘を鳴らす意味が込められていると推測する。




『モラル・エコノミー:インセンティブか善き市民か』
(著)サミュエル・ボウルズ
NTT出版


■損得より互恵的価値育む規範を

 本書は、リベラルな市民社会の根本原理の解明を目指すという、凄(すさ)まじく野心的な作品だ。利己心の全面開花が許された近代社会で、「それでも社会秩序が成り立つのは、なぜか」と、ヒューム、アダム・スミス、ベンサムなど偉大な社会科学者が問うてきた。
 なかでも経済学はスミス以来、人間の行動動機の中核に、利己心を据えてきた。制度や政策を設計する際には、利己心をうまく活用するインセンティブ(罰金、報酬など)を組み込むことで、人間や企業を最適状態に導けると考えてきた。
 しかし著者は、そうしてつくられた制度や政策は往々にして失敗すると指摘する。金銭的な損得勘定への還元は、人間が元来もっている責任、義務、利他性といった「市民的な徳」を、かえって弱めるからだ。例えば、罰金による特定の行動の禁止が、「罰金さえ払えばそう行動してよい」と誤って読み替えられたり、インセンティブのもつ「他律性」が、人間の自律性を抑えたりするかもしれない。
 そもそも経済理論は、リベラルな社会が満たすべき最低限の要件、つまり「参加の自発性」(政府による強制があってはならない)と、「選好の中立性」(政府は特定の価値観を押し付けてはならない)を満たしながら、インセンティブ体系だけで社会的最適(「パレート効率性」)を達成しようとしても、失敗することを明らかにしていた。
 著者は、こうしたジレンマを抜け出すには、互恵的で他者考慮的な選好をもつ個人の存在が重要だと指摘する。一定のルール下であれば、彼らに触発されて利己的な個人が協力し、よりよい結果を導き出すよう行動するという。
 立法者は、こうした互恵的で他者考慮的な価値を育み、人々が協力に向かうようルール形成する必要がある、というのが著者の結論だ。世界が抱える挑戦的課題に多くの示唆を与える、ボウルズ渾身(こんしん)の一作といえよう。
    ◇
 Samuel Bowles 39年生まれ。米サンタフェ研究所アーサー・シュピーゲル研究教授。共著に『協力する種』。




2017年5月24日(水) 264日目

2017-05-24 21:20:17 | 日記
125回目の夜勤終了。

今回も3人体制のリーダー業務。

最近は夜間に大きな問題も起こらず、比較的落ち着いている傾向だが、
いかんせん気候が気候だけに、
夜勤一回こなした疲れ方が尋常ではない。
年だからと言えばそうなのだろうが、
でも若い人だって動きは鈍くなっているぞ。
(1番元気なのは60代の女性なんじゃないか?)

あと新規入居の人が続々と入って来ていて、
仕事が微妙に増えているのもきつく感じる要因であるということは
確実に言えると思う。

夜間の排泄介助の人数が1人でも増えればきつくなるし、
1人でも減れば楽になる。これは結構大きな違いなんだよね。


☆ ☆ ☆

さて、今日は興味深い問題提起を。

竹内孝仁著『介護基礎学―高齢者自立支援の理論と実践』(医歯薬出版)
を図書館で借りて、実はまだ借り続けているのだが、
その中に非常に興味深いグラフが掲載されている。
それをまずは見ていただきたい。




このグラフは第4章「歩行―自立支援の鍵」に掲載されているものだが、
個人的には驚きのグラフだ。

3月に歩行率34.6%だったのが12月には100%になっている。
1月におむつ率34%だったのが7月には0%になっている。
この施設の平均要介護度は4.0というからかなり重度と言ってもいい。
こんなことがあり得るのか?
常食率と水分量が一緒に提示されているということは、
それらがかなり重要なファクターであるということなのだろうが、
それはいかなる理論に基づくものなのか?

これを達成した詳細についてはこの本に書かれているが(自分もまだ熟読したわけではない)、
人間というのは老いてもなお大いなる可能性を秘めているということだと思う。

この本の著者・竹内孝仁氏は医師であるが、
ネット内では毀誉褒貶いろいろあり、自分にはまだなんとも判断がつきかねるものの、
介護という分野に秘められた可能性を実に興味深く示してくれてはいると思う。

「欧米に寝たきり老人はいない」ということも言われているが、
それはもしかしてこういうことなのだろうか?




こういう書名を見てしまうと
日本という国ははたして人間を大切にする国なのか否か、
そんなことも考えてしまう。

山本七平という人が、日本はなぜ戦争に負けたのか、ということに関して、
21個の要因を挙げていて、

▼非常識な前提を「常識」として行動する
▼生命としての人間を重視しない
▼「芸」を絶対化して合理性を怠る
▼「動員数」だけをそろえて実数がない
▼恐怖心に裏付けられた以外の秩序がない
▼自己を絶対化するあまり反日感情に鈍感である
・・・・・等々

ここで重要なのは2番目の「生命としての人間を重視しない」
ということだと思うけど、「特攻隊精神」などというものは欧米人には到底理解できないものらしい。
今の防衛大臣の稲田とかいう輩が、
いまだに、「戦争で死ぬことで魂が浄化される」なんてことを言っている国だから、
ほんとに何をかいわんやだよ。







2017年5月23日(火) 夜勤を前に

2017-05-23 12:41:01 | 日記
今日から明日にかけて夜勤。

夜勤入り、夜勤明け、夜勤入り、夜勤明け、
ときついシフトとなる。

暑くなっているから体調管理が大変だ。


☆ ☆ ☆

さて、このブログは「大手マスコミ批判」がテーマみたいになってしまっているけれど、
この人も大手マスコミなんか全然信用していないみたい。
予測は当たらないけれど、とても面白い。
「バビロニア時代からGSR(金と銀の交換比率)は世の中の方向を示している」
なんて書かれたら、ついつい注目せざるを得ないよ。
うまいと言えばうまいのだろう。

松藤民輔氏のツイートより。


◆そもそもウォーターゲート事件自体が、マスコミの真実の報道の勝利とか美談になってるけど、あれも裏で戦争屋・CIAが動いたんだよ?戦争屋は、中国との関係改善を果たしたニクソンと田中角栄が憎かった。ウォーターゲート事件とロッキード事件の根っこは同じでつながった事件だった。

◆突然の眞子様の婚約報道に宮内庁は怒っている。ネットでは共謀罪と森友・加計学園問題から国民の関心をそらす「スピン報道だ」と。多分共謀罪成立までこの手のスピン報道は続くだろう。加えてプルサーマルの高浜原発も再稼動した。一番隠したいのはこれかも?

◆ゴルフ場のレストランで誰かが「カレーライス」というとみんなカレーライスを注文する、日本はそんな国だから、みんなマスコミの言うことを信じ込んでいる。安倍さんがいなくなりそうな事件が出ているけど、市場はどこにいくのか?秋の暴落が待っている。

◆マスコミに対して不公平だというトランプ。面白いねえ。今の平均的なアメリカ人は朝のトランプのツイートを読むことから始まるらしい。反対派もね。ツイッターで3000万人近いフォロワー。彼はそれを活用して政治を動かしていく。マスコミは不公平だね。

◆GSR74を超えてきた。金と銀の交換比率はバビロニア時代から世の中の方向を示している。カナダで起こった金融危機、銀行の格下げは、やがてトロントから1時間離れたNYでも始まるだろう。12時間飛んだ東京、そしてモスクワでも。

◆トランプに対するマスコミのヒステリーが全米に広がっている。株式市場はそれを受けて下落したといわれるけど、落ちるべきタイミングで落ちただけだろう。それはテクニカル分析で既に示されていたことだ。GSRが76まできている。これも秋の金融危機の予兆だ。

◆また北朝鮮がミサイルを発射した。共謀罪強行採決の直後か~。確か前回のミサイルも森友問題が盛んだった時期だよね?軍産複合体の米国にとっても、韓国のTHAAD配備、日本の自衛艦の米原子力空母護衛の正当性の後押しになる?三方一両得。損をするのは我々市民。






2017年5月22日(月) オフの日

2017-05-22 21:29:42 | 日記
今日はオフ。

今日も暑かった。5月でこの暑さ、勘弁してほしい。
これからは体調管理も難しくなるだろう。


オフの日は実家で新聞をまとめ読みさせてもらうことが多いが、
最近の新聞記事はどうもイカサマ感満載で、見ているだけで憂鬱になってしまうことが多い。
読みたくなる記事もあるにはあるが、ポツポツとほんの僅かになってしまっている。

相変わらず、トランプについては批判的な記事ばかり。
フランスのルペンについても似たような感じだったけれど、
じゃあどうして多くの有権者が支持したんだ?
彼らは「ポピュリスト」で「極右」で本当に危険な政治家なのか?
お前ら大手マスコミの言うことが本当に正しいのか?
トランプやルペンを支持した大衆は物事の道理を知らないバカなのか?

どうしてもそうは思えない。
むしろ大手マスコミの言っていることの方がはるかに胡散臭い。
お前らこそが真の「ポピュリスト」なんじゃないの?
トランプやルペンに投票したのは、大手マスコミに対する批判票という意味もあったのではないか?
日本人もいい加減大手マスコミの言うことなんか信用しないようにした方がいい。

どう考えても最近の潮流は1%に有利な方へ有利な方へと動いていて、
99%が蔑ろにされる方向に動いている。
そして大手マスコミは明らかに1%の味方で、
スピン、スピンで大衆を白痴化するような情報ばかり流している。
我々一般大衆をバカにするのもいい加減にしろよ、と最近は頭に来ることしきりだ。

政府も官僚も司法も大手マスコミも国連もEUもWHOもIMFも、
とにかく今まで常識的に「善」とされてきたものは一旦全部疑ってみた方がいい。
権威は疑え、そんな時代に突入してしまった感じがする。

だいたいFRBとか日本銀行とか各国の中央銀行がなんで民間会社なの?
株主は誰なの? そういうところからして胡散臭い。
大手マスコミは絶対にこういうことを説明しようとしない。

通貨発行権を握っている「支配者層」がいて、
そういう連中が政治も経済も情報もみんな金の力で牛耳って自分らの都合のいいように動かしている、
そう考えた方がはるかに今の世の中をうまく説明できるだろう。


まあ自分のように大して鋭敏でもない人間がこういうことを言い始めているんだから、
そろそろ大衆の大部分も目覚めるのではないか?

リチャード・コシミズ氏のブログより、グラフを拝借。