2016年4月28日(木) 91日目

2016-04-29 00:34:13 | 日記
今日は遅番(10:30~19:30)。
天気は雨。

最近、日勤帯は人員的に十分余裕がある。
今日は15:00~16:00で、“褥瘡”に関する研修を受けた。
常に人手が不足していた自分が入った頃には考えられなかったことだ。

さて、これが定着するのかどうか。
次は夜勤帯の人員が増えてほしい。
自分が初めて夜勤をやった時に一緒だった、
夜勤専門の60歳代のパートSさんが辞めてしまったし、
当分の間、夜勤はなかなか厳しそうだ。

明日からあさってにかけてはその夜勤。



【時間も金もないので、どうせ読めないだろうけど、面白そうな本】

常識的に考えれば、この本のタイトルの通りなんだけど、
なぜか日本では「増税やむなし」ということになってしまっている。
公的セクターはお金を無駄に使い過ぎなんじゃないの?
「熊本地震の被災地支援に23億、パナマのモノレールに2800億」って、
なんじゃそりゃ? パナマ文書の口止め料か?
ジャーナリズムはきちんとそういうところを糾弾しろよ!



『増税よりも先に「国と政府」をスリムにすれば?』
(著)ジョン・ミルクスウェイト/エイドリアン・ウールドリッジ
講談社


はっきり言いますね。あまり売れないかもしれませんけど、
今の日本にはこんな本が必要だと思うから出してみます。

消費税10パーセント増税ですって?
8パーセントに引き上げたばかりなのにもう?
その前に国や政府や地方自治体には「やるべきこと」があるんじゃないですか?

誰もが知ってるとおり、日本はこれから人口が激減していきます。
2050年には1億人を切り、2100年には5000万人を割るという試算もあります。
日本が目指すべきは、「経済大国」の維持ではなくて、
「住みやすい日本」の維持ではないんでしょうか?
そのために必要なのは、生活が苦しい国民からさらにカネをむしり取るのではなく、
日本という国の効率化・スリム化にあるのでは・・・・
というのがこの本の主張です。
(日本に関する記述はほとんどありませんが、著者が言おうとしているのはそういうことです)

「世界の歴史を見ると、人間は、たびたび国の形を作り替えてきた」
というお話が本書の前半に書かれています。
具体的には、ホッブスの「国民国家」、J・S・ミルの「自由国家」、ウェッブの「福祉国家」です。
つまり、時代の要請に応じて国家は自由にその形を変えることができるし、変わるべきなのです。
国が大きくなりすぎて、莫大な税金が不透明な支出に使われているのであれば、
スリムになるべきではないでしょうか?

本書の中盤から後半にかけては、中国・シンガポールや北欧の実例を挙げつつ、
「時代にあわせて」「国家を作り替えた」具体的な様子が描かれます。
詳しくは本書を読んでいただきいのですが、ポイントとなるのは
「行政サービスに効率・競争の原理を採り入れる」「テクノロジーの活用」などです。

そして結論。大きくなりすぎた(しかも、なかなか改革が進まない)国家や政府・自治体が
まずもって取り組むべき政策は下記の3つであると著者は主張します。

1:国有資産の売却
2:不透明な補助金の撤廃・削減
3:年金をはじめとする給付金の見直し

どうです? 増税よりも先にやるべきことがたくさんあるじゃないかと
皆さんは思われませんか?







2016年4月27日(水) オフの日

2016-04-28 00:59:42 | 日記
今日はオフの日。

天気はくもりで、気温は20度以下。
このくらいの気温だと体調的に楽。
今日は疲れがどっと出るという感じではなかった。

明日は遅番(10:30~19:30)。


さて、今日気になった記事は、
NY在住の映画作家・想田和弘氏のブログ「観察する日々」より。
海外から見ると、日本はかなり変に見えるんだろうなー。
日本にいても、この国はおかしな方へおかしな方へと向かっているように思える。
例えば・・・、
地震大国日本が原発再稼働になぜ固執するのか?
普通に考えれば、明らかに変だと思うが・・・。
結局、あまりにも今の日本は変なことだらけなので、
いわゆる「陰謀論」へと向かわざるを得なくなってしまっているのが最近の自分。。。


「原発」と「報道の自由」・・・「外」とズレていくニッポンの常識

 拙作『牡蠣工場』のプロモーションや講演活動などのため、珍しく日本に約4ヶ月間滞在した。

 ある社会の内側に長くいると、その中での常識や感覚に次第に慣らされて、社会の外側の感覚から大きくズレていくことがある。

 そのことを最近改めて実感したのは、熊本地震が起きた直後である。

 僕はあのとき、『牡蠣工場』の上映に出席するため、スイスのチューリッヒにいた。震度7という強い地震が起きたと知ったとき、その直接的被害と同時に気になったのは、川内原発の状況だ。とりあえず原発に異常がないことを確認し、不幸中の幸いとホッとした。そして原発が地震発生後も稼働し続けていることに、強い違和感と不安を覚えながらも、日本国内での「空気」を考えれば、さして驚くこともなかった。

 だが、チューリッヒで出会ったスイス人たちは違った。

 スイスは福島原発事故を受けて、段階的脱原発を宣言したお国柄である。九州で大きな地震が起きているのに、原発が稼働し続けていることに、みんな目を丸くして驚いていた。その驚く様を眺めながら、「そりゃ、普通はそう反応するよな」と、4ヶ月の滞在で自分に半ば染み付きかけていた「日本の感覚」をおかしく感じたのである。

 そもそも原発は、地震や津波がなくても破滅的な大事故を起こす危険性を抱えている。それはスリーマイルやチェルノブイリで、すでに明らかになったことだ。もともと大きな地震が少なく、津波などほとんど起きようもないスイスが脱原発を宣言したのも、そういう認識があってのことであろう。原発とは、地震や津波の有る無しを問わず、相当に大きなリスク要因なのである。

 なのに、我が祖国・日本ではどうだ。

 すぐ近くで震度7の地震が起きても、原発敷地内では震度2だったから大丈夫だなどと、原発を厳しく規制し監視する立場であるはずの規制委員会がうそぶいている。

 たしかに、敷地内が震度2にとどまるのなら、その揺れが事故を起こす可能性は低いのであろう。だが、今回の地震は気象庁が「経験したことのない地震」と呼ぶほど、専門家にも先の読めない地震である。原発敷地内で強い地震が起きる可能性は、決して低くない。というより、今回強い地震が原発内で起きていないことは、偶然としか言いようがない。また、今後も原発付近で津波が起きないと、誰が断言できよう。

 加えて、たとえ敷地内がそれほど揺れなくても、周辺で送電線が倒れるなどして外部電源が失われれば、原発は冷却を非常用電源に頼らざるをえなくなり、一気に危機的状況に陥る。それは福島事故で痛いほど思い知らされたことではなかったか。

 百歩譲って、原発を今止めると大規模な停電が避けられないから、事故のリスクがあっても稼働し続けざるをえないのだというのなら、まだ理解のしようもある。だが、九州電力は川内原発が再稼働するまで、約2年間も原発ゼロで電気を賄っていた。それには大変な努力と工夫が伴ったのであろうが、原発なしで電力を供給することが不可能ではないことは、すでに証明されているのである。ならば、未曾有の地震の中、破滅のリスクを冒してまで、原発を稼働し続ける合理的理由はないのではないだろうか。ましてや、審査基準を通ったからといって、この夏、伊方原発まで再稼働させる理由がどこにあろう。

 そんなことを考えていたら、またも外側の目を意識させられるニュースに目がとまった。「表現の自由」に関する国連の特別報告者デビッド・ケイ氏が日本を訪れ、「日本の報道の独立性は重大な脅威に直面している」と警鐘を鳴らしたのである。

 ケイ氏は4月19日の記者会見で、秘密保護法やメディアの自己検閲、放送法を根拠にした政府による恫喝、記者クラブ制度などに懸念を表明した。それらは僕らが常々批判してきたことであり、内容に目新しさがあるわけではない。

 しかしそれでも、改めて「外」から指摘されるとハッとさせられるものがある。同時に、報道の独立性が毀損されていることに、半ば慣れつつあった自分を発見するのである。

 くしくも毎日新聞によれば、NHKの籾井勝人会長は局内の災害対策本部会議で、「原発については、住民の不安をいたずらにかき立てないよう、公式発表をベースに伝えてほしい」と発言したらしい。かつて「政府が右ということを左というわけにはいかない」と述べた人物の発言なので、僕には「またか」という思いしか起きず、驚きもしなかったのだが、やはりそれではまずいのではないか。

 思えば人間とは、こうして悪い状況に少しずつ慣らされていくことによって、更に状況がズルズルと悪化しても受け入れることになり、いつの間にかとんでもない地点にまで流されていくのではないか。

 そういう意味では、国際NGOである「国境なき記者団」が4月20日に発表した「報道の自由度ランキング」は、私たちがすでに「とんでもない地点」に漂流しつつあることを突きつけてくる。ランキングによれば、2010年には報道の自由度世界第11位だった日本は、たった6年で72位にまで急落したのである。

 日本の内側の常識に浸っているむきには、「こんなに自由な国なのに、何かの間違いでは?」と意外に思われるかもしれない。実際、報道ステーションでジャーナリストの後藤謙次氏は「ちょっとこの数字については、われわれにはあまり実感がないんですけどね、でも世界はそういう目で見ているということだと思うんですね」と、どこか他人事のように述べていた。

 だがその感覚は、あまりにも鈍感すぎるし、能天気すぎると思う。これは、後藤氏がしきりと気にしていたように「世界からどう見られているか」が問題なのではない。そうではなくて、日本で報道の自由が実際に日々失われ、その現場のど真ん中にいるはずの後藤氏にまでそうした自覚がないことこそが、真に問題なのである。




【時間も金もないので、どうせ読めないだろうけど、面白そうな本】



『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』
(著)想田和弘
岩波ブックレット


橋下現象とは何だったのか。
安倍自民党の「圧勝」で進行する「熱狂なきファシズム」とは―。
政治への無関心が社会を覆う中で、
民主主義そのものが崖に向かって行進している。
いま必要なことは、
当たり前に享受してきた「自由」や「権利」の意味を
私たちが自ら問い直すことではないか。
『選挙』『精神』などのドキュメンタリー作品で注目を集める気鋭の映画作家が、
日本社会の直面する危機を鋭く描出する。






2016年4月26日(火) 90日目

2016-04-27 02:15:21 | 日記
25回目の夜勤終了。

前日休みだったにも関わらず、体調はいまひとつ。
気温がやや高かったからだろうか?

今回は3人夜勤で、気分的にはまあ楽。
また、施設の雰囲気もこの夜は落ち着いていた。
用もなく激しく押されるようなナースコールも少なかった。

ただ、終わった頃には疲れ切っていた。
体調的にはいまひとつ。
帰路は、ゆっくりとぼとぼ歩いて帰った。

今回の夜勤リーダーは60歳代の女性ヘルパーSさんで、
おむつ交換のタイミングなど、
やり方はうまかったと思う。


【時間も金もないので、どうせ読めないだろうけど、面白そうな本】



『マインド・コントロール』
(著)岡田尊司
文春新書


問題は、カルト宗教やテロ集団だけではない。
自己愛と孤独の現代、
マインド・コントロールの罠に落ちる人は、ますます増えるだろう。

古くから暗示や催眠術として存在したマインド・コントロール。
その後、心理療法として発展し、ソ連やアメリカにおいては、
行動を直接コントロールする「洗脳」技術が国家レベルで研究された。
現代ではあらゆる組織、家庭の中ですら、技術の応用が見られる。
心の崩壊と戦う現役の精神科医が、
マインド・コントロールする側の特性、されやすい人のタイプ、
その歴史、原理と応用など、
「騙されたと気付かれずに騙す技術」のすべてを解説する。
2012年に刊行され、各界で話題になったロングセラー、
待望の新書化!





2016年4月24日(日) オフの日

2016-04-24 23:59:21 | 日記
今日は久しぶりの完全オフで、
明日からあさってにかけてはまた夜勤。

いろいろと情報収集に勤しんだが、
今週はメディアに関する情報が多かったのではないかと思う。


まずは、TBSラジオの「久米宏ラジオなんですけど」。(土曜日13:00~14:55)
テーマは「テレビのニュース番組をみんなで斬ろう!」。
ゲストはドキュメンタリー作家の森達也さん

推測するに、番組側が想像していた以上に
テレビ報道に対して辛口の投稿が多かったのではないだろうか?
(そうでなければ困る)
実は私自身も、「テレビのニュース番組なんてもういらない!」
と、かなり激烈な投稿文をこの番組宛てに送った。
なにしろ、日本を良くするための第一歩は、国民がテレビのニュース番組を見なくなること、
と真面目に考えている人間なもので・・・。

ラジオ番組としてはかなり踏み込んだ発言もあったものの、
個人的な感覚としてはちょっと物足りなかった。
NHKなんていうのはもっとボロクソに批判されてしかるべきだと思う。

例えば、NHK会長のモミイとやらが就任の時に、
「政府が右と言うのを、左と言うわけにはいかない」
と発言したが、この発言は未だに撤回されていない。
私に言わせれば、この発言は
「NHKは北朝鮮の朝鮮中央テレビと同じスタンスの放送局だ」
と宣言したも同然ということになるが、なぜこんなことがまかり通るのか信じられない。
日本社会は自暴自棄というか、思考停止状態になっているとしか思えない。

NHKのニュースなんて今やまるで見る気がしないけれども、今頃恐らく、
「我らが敬愛する安倍晋三首相さまが、本日、熊本の被災地を視察され、
被災者の人々は涙を流して喜んでいました。バンザーイ!」
と、デタラメな報道でも流しているんじゃないか?


一方で、久々の大ヒットは、「らっきーデタラメ放送局」。
権力を監視するという重要な使命を担うメディアであれば、
このくらい毒のある報道をしてもらいたいものだ。
らっきーデタラメ放送局★第198回『これまでのSNSの声』


そして、私が日本のメディア問題について色々と教えてもらった番組
「ビデオニュース・ドットコム」では、今週もメディア問題を取り上げていた。
ジャーナリスト・神保哲生と社会学者・宮台真司による
『国連報告者の会見で露呈したメディア問題の本質』



『自由論』で有名なJ・S・ミルの「大学教育について」という講演における言葉。
「自分自身と自分の家族が裕福になること、あるいは出世することを
人生最高の目的とする人たちに大学が占領されないよう、絶えざる警戒が必要である」


この言葉は大学だけじゃなく、メディアにも当てはまると思う。
それほどメディアが担う社会的使命というのは大きなものだと思う。
しかし今や日本の大手メディアは社会のことじゃなく、
自分の保身のことを優先して考える連中によって占領されてしまったように感じる。


昨日の「久米宏ラジオなんですけど」のラストの一言、これは良かった。
非常に核心を衝いた一言で、唸ってしまった。
「テレビのニュースキャスターをやる覚悟とは何ですか?」とのリスナーからの質問に、
「殺されてもいいという覚悟です」



【時間も金もないので、どうせ読めないだろうけど、面白そうな本】



『NHKと政治権力――番組改変事件当事者の証言』
(著)永田浩三
岩波現代文庫


政権党有力政治家が2001年にNHK最高幹部に「圧力」をかけることで、
慰安婦問題を扱った「ETV2001」は著しく改変された。
担当プロデューサーによる苦渋に満ちた証言は、この事件の全過程を照らし出し、
放送現場で戦時性暴力をどう取り上げるべきかであったかを問いかける。
公共放送NHKによる政権党への癒着を厳しく批判する。




2016年4月23日(土) 89日目

2016-04-24 03:10:56 | 日記
24回目の夜勤終了。

今回も2人夜勤。
ピリピリとした気持ちで臨んだが、
幸い、全体として落ち着いた一夜となった。
朝4時頃からのおむつ交換→起床介助→朝食誘導も、
比較的波乱もなくスムースにいったように思う。

でも、とにかくくたびれた。
明けの日、ひたすら休んでいる。
明日は久しぶりの完全オフ。


【時間も金もないので、どうせ読めないだろうけど、面白そうな本】

朝日新聞の書評サイトはものすごく充実していて感心してしまう。
この本は、同サイトの「サンヤツ」から見つけたもの。



『本当の夜をさがして
――都市の明かりは私たちから何を奪ったのか』
(著)ポール・ボガード
白揚社


1797年にマンチェスターで世界最初のガス灯がともされて以来、
世界の夜は急速に明るくなりました。
人工灯は安全と便利さを与えてくれます。
しかしその反面、それまで当たり前の存在だった星空を消し去り、
生態系や私たちの生活・健康にも計り知れない影響を与え続けています。

こうした現状に危機感を抱いた著者は、
もっとも明るい都市からもっとも暗い砂漠まで、世界各地を訪ね歩きます。
そして、天文学者、動物学者、考古学者、自然保護運動家など
様々な専門家に取材を重ねながら、
失われつつある「夜」の価値を問い直します。

ますます深刻になる〈光害〉の現実を知り、
豊穣なる夜の世界を再発見するための一冊です。




2016年4月21日(木) 88日目

2016-04-21 23:57:30 | 日記
今日は早番(7:30~16:30)。

仕事は予想通り、入浴介助の割り当てだった。
今回は初めて4人体制での入浴介助(これまでは3人体制)。

4人と3人でははっきり言って全然違う。
これまで入浴介助はきついという印象しかなかったけれど、
今日は結構うまくいったなーという満足感が残った。
メンバーも新しく入ったヘルパーが2人いて、
フレッシュな雰囲気。

今日はなかなか良かった。
でも身体は疲れている。いい加減休みたい。
明日からあさってにかけては夜勤。
しかも2人夜勤だ・・・。


ところで、熊本大地震の混乱に乗じて、
政府は「ネット監視法」を成立させたみたいだ。
本当に姑息で卑怯な政府だね。

「日記まで検閲される日本・・・狂気の国家が成立?」

国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」による
報道自由度ランキングでは180カ国中72位に転落。
でも私は実際にはもっと下なのではないかと思う。
日本はいよいよ北朝鮮(179位)みたいな国に近づいてきたぞ。


【時間も金もないので、どうせ読めないだろうけど、面白そうな本】



『池上彰・森達也のこれだけは知っておきたいマスコミの大問題』
(著)池上彰・森達也
現代書館


【テレビでは見られない池上氏の辛らつな政府・メディア批判! 】
「中立な解説者」「優しいお父さん」のイメージが強い池上氏が、
これまでテレビでは封印していた自論とホンネ、体験談を惜しみなく展開!
【森氏が直接ぶつける池上批判と問いに池上氏はどう答えたか?】
「朝日新聞への提言」を巡って森氏は池上氏を批判!
また、「自分の影響力の大きさについてどう思っていますか?」等、
次々と繰り出され る森氏の鋭い問いに池上氏はどう答えたか?
【現代書館オリジナル語り下ろし!】
マスコミが誤報を流した際の対応や、政府から圧力を受けた際の対応について等、
これからのメディアのあり方を幅広く語り合っています!




2016年4月20日(水) オフの日

2016-04-20 23:47:30 | 日記
今日はオフの日だけれど、
ヘルパー会議のため、10時に施設に行く。
だいたい1時間半くらい。

恐らく、最近派遣とかパートとかヘルパーの数が増えたので、
顔合わせの意味もあったのではないかと推測している。
多くの時間は、日常業務の中で改善すべき点があれば各自あげよ、
ということに費やされた。

まあ自分の場合は他の施設のことを何も知らず、
今働いている施設が基準となっており、相対化、比較化ができないので、
意見形成などはまだ難しい段階と思っていることもあって、
「2階のおむつ交換の際に清拭タオルが足りなくなることがある」
など、適当に細かなことを指摘してしのいだという感じ。

それにしても、この施設を運営している会社はかなりケチなんだな
ということを改めて感じた。
もともと、各種記録を書くのに必須の3色ボールペンは自前だし、
施設で行うレクリエーションに使う道具もヘルパーからのカンパで買っているみたい。
清拭タオルを保存しておくケースは介護主任の私物を持ち込んでいるとのこと。

いやはや、いやはや・・・。
他の介護施設の実態ってどうなんだろう?


結局、今日もゆっくりと休めず、明日は早番(7:30~16:30)。
早く寝ないと、かなり疲れが溜まっている。



【時間も金もないので、どうせ読めないだろうけど、面白そうな本】



『自分では気づかない、ココロの盲点  完全版』
(著)池谷裕二
講談社ブルーバックス


脳にそなわった「勘違い」する思考回路──
「認知バイアス」の不思議な世界をクイズ形式で体感。

たとえば買い物で、得だと思って選んだものが、
よく考えればそうでなかったことはありませんか。
こうした判断ミスをもたらす思考のクセはたくさんあり、
「認知バイアス」と呼ばれます。
認知バイアスは、無意識のうちに勘違い、判断ミスを引き起こす、
いわば思考の錯覚。
その不思議な世界を気鋭の脳研究者がひもときます。
身近な人間関係に役立つだけでなく、
実際に、商品開発やマーケティングにも応用されている認知バイアス。
その古典例から最新例までクイズ形式で実感することで、
自分の持つ思考のクセだけでなく、
他人のココロの動きまで分かります。


書評サイト「HONZ」記事 ← 麻木久仁子さんによる書評







2016年4月19日(火) 87日目

2016-04-19 20:19:47 | 日記
23回目の夜勤終了。

今回は3人体制のはずだったが、1人欠勤で急きょ2人体制に。
まあもう開き直るしかないよな、と思って、
できるだけマイペースで、疲れないように夜勤に取り組んだ。

ナースコールはあるし、やることはたくさんあるので、
徹夜の時間が長いと感じることは最近はほとんどない。
すぐに朝が来てしまうという感じ。

とにかく4時頃からの、おむつ交換→起床介助→朝食への誘導、
がやたらと慌ただしいし、
尿失禁で衣服取り替えとか、
「大便が出てしまったのでまたおむつ取り替えて」という要望も
朝方は当たり前のようにあるので、2人でうまくやるのは無理。

今回もうまくはいかなかったけれど、まだ運は良かった方なのではないか?
身体に問題を抱えている高齢者が70~80人も居住しているのだから、
何か問題が起こって当たり前なのだ。


明日は本当はオフなんだけど、
ヘルパー会議があるとやらで、10時に施設に行かなければならない。
とほほほほ。



【時間も金もないので、どうせ読めないだろうけど、面白そうな本】

深沢七郎原作の映画「楢山節考」は木下恵介監督の作品で観た。
田中絹代の演技が素晴らしかった。
自分が生まれる前の日本映画は凄いと思う。

この本のタイトル、毒があって好きだな~(笑)。



『人間滅亡的人生案内』
(著)深沢七郎
河出書房新社


人間として生きるという言葉を信じません。
だたわけもなく生きているのが人間です――
テキトーなのか、マジなのか?
時代を越えた前代未聞のお悩み相談。
世間に媚びない独自のユーモアと痛快な毒が溢れる唯一にして永遠の人生指南の書、
待望の復刊!


「週刊朝日」文庫・新書イチオシ記事





2016年4月17日(日) 86日目

2016-04-17 23:44:14 | 日記
今日も遅番(10:30~19:30)。

昨晩寝ている時に、足が何回かつってしまい、
やばいなーと感じた。腰よりも足がやばい。
足の疲れがなかなか抜けない。

今日は午前中から調子がいまひとつで、だましだまし働いた。
夕食後の就寝介助とおむつ交換は、ほんとにヘトヘト状態だった。

帰路は倒れるかと思うくらいに疲れていた。
明日からあさってにかけては夜勤。
果たして体力回復できるかな?


今日はあまりに疲れてしまったので、少し爽やか(?)な話題を。

自分が高校生の頃、アイドルブームだった。
松田聖子、小泉今日子、早見優、松本伊代、堀ちえみ、石川秀美・・・etc.
そういったアイドルたちの全盛時代。
世は大衆消費社会で、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とか言われていて、
かなり浮かれた時代だった。

そのアイドルたちの一角に、それほど目立つ存在ではなかったが、
北原佐和子というのがいた。
その北原佐和子さん、今ではなんと介護職員をやっているらしいのだ。
(達人たちの「ワタシの、センタク。」)

自分が必要とされる場所を探し続けてきた



 平成26年3月、女優の北原佐和子さんは介護福祉士の試験に合格した。念願の国家資格の取得である。これで女優と介護士という二足の草鞋を履く生活が本格的に始まった。思い返せば7年前、ホームヘルパー2級の資格 を得て、介護の現場で働くようになっていた。

 芸能界という華やかな世界に身を置きながら、何が北原さんを介護の仕事に向かわせたのか。ご本人が語る。

  「女優という仕事は不規則で、半年間ずっと撮影で忙しくなる時があるかと思うと、2~3か月もぽっかりスケジュールが空いてしまうこともある。そんな時、世の中から自分が必要とされていないのではないかと不安で、心のバランスを崩しそうになりました」

 趣味の乗馬や陶芸、書道、日舞、三味線などに打ち込んでも、心は満たされない。友人との食事やお喋りも楽しいが、その時が過ぎ去れば虚しさだけが募る。

 そんな中で思い出したのが、20代で出会った障害のある人たちとの関わりだ。友人を介して手にした障害者が焼いた器。毎日それらを使いながら、何と温かい気持ちになったことか。その友人にはダウン症の子供がいた。その子の純真無垢な姿に、生きている限り、人間って素晴らしいと思い至ったこともある。

 こんな経験もあった。ある雨風の強い日、街中で障害のある人が傘を飛ばされそうになりながら必死に歩いている姿を見て、思わず声をかけて自分の車の助手席に導いていた。自分が必要とされているのは、そんな人たちが笑顔で暮らせるように手助けすることではないか。その気持ちが介護の現場へと向かわせたのである。

  「幸い女優という不規則な仕事でも受け入れて下さる施設との出会いがあり、介護の仕事を始めることができました。けれど、ホームヘルパー2級の資格を取ってから1年ぐらいは怖くて現場に入れなかった。心地がいいと感じるようになったのはここ2~3年。今では舞台公演を控えて稽古がある日でも、午前中の空いている時間は介護現場に行こうという気持ちになれる。自転車で移動しながら介護士から女優へと変身するんです。最近はその切り替えも上手になりました」

 芸能界に入ったのは、16歳の時。読者モデルに合格したのがきっかけだ。高校在学中に“ミス・ヤングジャンプ”に選ばれ、その初々しい姿がグラビアを飾る。18歳の誕生日である昭和57年(1982年)3月19日には『マイ・ボーイフレンド』で歌手デビュー。いわゆる“花の82年デビュー組”のひとりで、同期には小泉今日子や早見優、松本伊代、シブがき隊などがいた。

 「あの時から勘違いの人生が始まった。大人たちに褒められ、当時はそれが単純に喜びや自信になったけれど、歌や踊りの基礎練習を積んだわけではない。人気に翳り(かげ)が見え始めると、皆、私に背を向けていった。中身が伴っていないことを思い知りました」

 10代で見た天国と地獄。徐々に軸足をアイドル歌手から女優の世界へと移す。芝居という会話のキャッチボールは楽しかったからだ。女優をやめようと思ったことも少なくないが、そんな時に決まっていい脚本やいい監督との出会いがあった。

 現在は女優、旅番組などのレポーター、また介護をテーマにした講演活動でも活躍。さらに最近、“プレシャスライフ 心の朗読会”というボランティア活動を始めた。これは小学校や中学校を中心に、朗読を通じて人への思いやり、愛すること、大切な命のことなどを一緒に感じて考える活動で、ひとりでも多くの笑顔に出会いたいと願うからだ。

 「介護の仕事もそうですが、朗読会も利用者の方々が表で私は裏。女優の仕事とは真逆なんです。女優である私は光らなきゃいけない人じゃないか。私は何をしているのだろうと考えることは度々ありましたが、今では利用者さんが光り、いい顔をしてくれるだけで嬉しい。朗読会や介護は、私にとって大切な時間です。これらがあるお陰で、女優という仕事にも気負わず、自然体で取り組めるようになった気がします」

 女優としては、まだ演じたことのないコメディエンヌにも挑戦したい。女優、介護士、朗読会と講演活動--この4つのすべてが必要なもの。虚と実の間を行き来しながら、50歳にして人間・北原佐和子という存在が、ようやく見えてきたという。



北原さんが働く介護施設は要介護2、3の利用者が中心。コミュニケーションの基本は声かけで、感情豊かに表現することを心がけているという。これは女優の仕事にも通じる。


最近、介護をテーマとした講演依頼も多い。三大介護(食事、入浴、排泄)から日常のやりとりまで、7年間の現場経験から導き出した介護の実際を分かりやすく説いている。


心の朗読会後、子供たちの感想文に目を通す北原さん。ただ聞くだけでなく、感想文を書くことがこの朗読会の目的だ。書くことにより、自分と向き合う時間が得られるからだ。



【時間も金もないので、どうせ読めないだろうけど、面白そうな本】



『女優が実践した介護が変わる魔法の声かけ』
(著)北原佐和子
飛鳥新社


ちょっとした言いまわしで介護は変わります!
芸能活動のかたわら介護の現場で働いてきた著者が、
自身の介護経験から編み出し、
実際に効果があった「声かけ」の具体例を一冊にまとめました。
三大介護(食事、入浴、排泄)から日常でのやりとりまで、
介護を受けている方の気持ちが前向きになり、
誇りが傷つかない言いまわしをわかりやすくご紹介します。
信頼関係をつくるお役立ちフレーズ満載の一冊です。




2016年4月16日(土) 85日目

2016-04-16 23:45:13 | 日記
今日は遅番(10:30~19:30)。

今日も人員的には余裕があったけれど、
結構疲れてしまった。スタミナ不足。

夜勤のリーダーがやる仕事、
眠前薬を飲ませる仕事を18:30~20:00までやって、
これが結構疲れた。

今日は早めに休みます。
明日も遅番です。



【時間も金もないので、どうせ読めないだろうけど、面白そうな本】

こんな学問分野があったのか・・・。
ハイデガーの『存在と時間』ではないけれど、
人は「死」を意識して初めて、
自分が真にやるべきことが見つかるのかも知れない。



『死生学 <1> 死生学とは何か』
(編集)島薗 進/竹内整一
東京大学出版会


死生学は新しい学問分野である――。
今日、人びとは死を前にしてよりどころを喪失し、強い不安のなかにいる。
そのような時代に死生学が果たすべき役割は大きく、また切実である。
死生学の輪郭を明らかにするとともに、
現代の死生観を多彩な執筆陣で探究する。

【推薦のことば】
人はやがて死ぬ。または、人はかならず死ぬ。
この「やがて」と「かならず」の間に立って、
人は悩み、苦しみ、救いを求める。
本シリーズが扱う世界であるが、この「死生学」こそ、
まさに「こころの環境学」なのだ。
--山折哲雄氏(元国際日本文化研究センター所長)

「死生学」は何のため,誰のためにあるのか。
臨床の知をしっかりと踏まえつつ、
哲学、宗教学、医学、文化論などを包括的に視野に入れたこのシリーズは、
人間が生きる意味を対極の死から問う共同思索の報告と言えよう。
--柳田邦男氏(作家)

生についても死についても私たちはよく知らない。
とりわけ死については、考えることを避けてきたのが現代人だ。
それから目をそらさずに精緻な思索をつみかさねてきた人たちの軌跡が、
次につづく者たちの足もとを照らすだろう。
--上野千鶴子氏(東京大学教授)