2017年7月31日(月) 夜勤を前に

2017-07-31 12:29:45 | 日記
今日から明日にかけて夜勤。

今日で7月も終わり。
もう十分暑かった感じがするけれど、
まだまだ夏は続く・・・。


☆ ☆ ☆

さて、こんな映画が公開されているみたい。

映画「ケアニン」公式サイト




「ペコロスの母に会いに行く」にも出ていた松本若菜ちゃんも出ているみたい。
この人ヘルパー役が似合うのかな?

大森圭(男性・21)は新人の介護福祉士。
高校卒業後、これといってやりたいことがなかった圭は、漠然とした理由で介護の専門学校へ入学。
卒業後、圭が働くことになったのは、郊外にある小規模介護施設。
認知症の高齢者たちと上手くコミュニケーションが取れず、悩む日々が続くなか、
圭が初めてメインで担当をすることになったのは、認知症の星川敬子79歳。
試行錯誤しながらも、先輩スタッフたちの協力もあり、少しずつ敬子との関係性を深めていく。
「なんとなく」で始めた介護の仕事に、いつしか本気で向き合うようになっていく圭だったが…。






2017年7月30日(日) 291日目

2017-07-30 22:45:37 | 日記
今日は遅番(10:30~19:30)。

梅雨に逆戻りしたような気候で、
気温はそれほど高くなくて楽そうに感じるんだけど、
なにか調子が狂ってしまうような・・・。

みんな調子が狂っているような感じがする日だった。
自分も身体が妙にだるかった。


☆ ☆ ☆

気になった言葉は兵頭正俊氏のツイートより。

◆東京シロアリンピックに「ボランティア」が集まらない。それで子供を駆り出す。反対の国民が多いので、行き着く先は、何も知らない子供たち。シロアリンピック教育なんてない。それに不良外人もくる。テロの危険といってたじゃないか。大丈夫なのか。→ 東京五輪に向けて小中高校生を「ボランティア」活用へ、ネットは「学徒動員」と批判



◆よくやってくれるよ、民進党。この最悪のタイミング。横浜市長選真っ盛りの蓮舫辞任と、山尾しおりの、自公推薦候補の応援。ふしだら、裏切り、鵺(ぬえ)性が横浜で全開。山尾、説明しろよ。国民運動局長だろ。きみの運動とは何だ。これでどうやって受け皿になるんだ。支持率の低迷は誰が作ったのだ。

◆犬HKに受信料を払うことは、洗脳代として金を払うのと同じです。「受信料」という概念自体がおかしいのです。犬HKがなくなったら、国民も今よりは賢くなります。政治が変わっていきます。犬HKは日本国民の不幸の元凶です。

◆日本では政治家が金を取りすぎです。政治家といえば金持ち。このイメージが定着しています。自分たちで給料を決める、この制度をやめなければ、国会から地方議会まで、世界一の高給取りになってしまいます。その結論は、世界でも極端な格差社会でした。

◆横浜市長選。民進党がこの選挙の重要性をわかっていませんでした。安倍出席の閉会中審査以上のインパクトがあり、自民党を政局に追い込める選挙でした。しかし肝腎の民進党が林文子を応援する分裂選挙を演じました。わたしのいう安倍―山口―神津(連合会長)―野田―蓮舫翼賛体制とはこれです。





2017年7月29日(土) オフの日

2017-07-29 13:58:06 | 日記
今日もオフで連休。

今日は夜、珍しく予定が入っているため早めにアップ。

午前中に観た映画について。
中国のジャ・ジャンクー監督の「山河ノスタルジア」



ジャ・ジャンクー監督の映画を観たのは
「プラットホーム」(2000)
「世界」(2004)
「長江哀歌」(2006)
「罪の手ざわり」(2013)
に続いて5本目。

この監督の作品は難解なイメージが強かったが、
今回の作品は非常に分かりやすかった。
それは何故なのか?

下のインタビューを読めば分かるが、
これまでは、
「登場人物の内面に直接スポットを当てるのではなく、あくまでも淡々と綴られる出来事を通して、
人々の気持ちが浮かび上がってくる独特の映像文体」であったのが(それが自分には全然浮かび上がってこなかったのだが)、
今回は「人物の感情を中心に描いた」ということで、それで分かりやすかったのだと思う。

あらすじ的には平凡な感じもしたが、
それが「普通の人々の暮らしを描いてきた」というジャ・ジャンクー監督の持ち味なのだろう。


映画『山河ノスタルジア』ジャ・ジャンクー監督インタビュー
「僕は、ずっと普通の人々の暮らしを描いてきた」



いま、世界で最も高く評価されている中国人監督のひとりだろう。ジャ・ジャンクー。1997年、『一瞬の夢』でデビューしてからまだ20年にも満たないが、その歩みはもはや巨匠と呼んでまったく差し支えない。彼は一貫して、個人と社会のかかわりを見つめてきた。前作『罪の手ざわり』では中国で実際に起きた4つの暴力事件をモデルに、従来では考えられなかった活劇的要素も展開するなど、そのキャリアにおいて大きなカーブを見せた。そして、最新作『山河ノスタルジア』では、さらなる一歩を踏み出し、わたしたちを驚かせる。

「ええ、確かに、今回は人物の感情を中心に描こうと思いました。そこはこれまでとは違いますね」

ジャ・ジャンクーの映画はこれまで、登場人物の内面に直接スポットを当てるのではなく、あくまでも淡々と綴られる出来事を通して、人々の気持ちが浮かび上がってくる独特の映像文体を有していた。それがここでは逆なのだ。『山河ノスタルジア』は、人々の感情を通して、悠久の時間の流れが浮かび上がる。

1999年、2014年、そして2025年へ。映画は、三部構成で紡がれる。ひとりの女性が母になり、やがて、その視点は息子にバトンタッチされる。限られれた人物たちの四半世紀にわたるクロニクルであることもさることながら、未来を描いている点が決定的に新しい。

「過去があるから現在があるわけですよね。過去の出来事が、現在を作り上げているとも言えます。過去を見つめることで、現在がよりクリアに見えてくるということはあると思うのです。それと同じように、未来の視点から現在を見つめるとどうなるか。ベクトルが反転しているだけで、特別変わったことをしているわけではありませんよ」

この映画はSFではない。人間ドラマである。だが、近未来としての描写もさり気なくある。しかし、そのことが現代の批評になっている。凄まじい経済発展を遂げた中国の姿が、2025年のオーストラリアを舞台にしたエピソードから、逆説的に浮かび上がってくる。

「現在があるからこそ、未来もあるのです。現在が過去とつながっているように、未来もまた現在とつながっています」

個人と社会のつながりを描いてきた監督ならではの「コロンブスの卵」的な視点だ。未来を通して、現在を考える。これはフィクションでなければできないことである。

「人は変わります。私も、過去の自分とは違う。しかし、つながっているものもある。それを描きたいのです」

あるとき時間は無慈悲なまでに過ぎ去ってしまう。そこでは多くのものが失われる。

「文明の進歩もそうですよね。2025年のパートで描きましたが、コミュニケーションツールの進化は、人と人とが直接逢うことの可能性や価値を弱めてしまうこともある」

しかし、この映画は悲観的ではない。

「けれども、互いを思い遣る気持ちがなくなるわけではないのです。すべてがなくなるわけではない。たとえば、歴史的な建築物は数多く残されています。時代が変わっても、残るものはある。私は、映画もそのようなものだと考えています。映画はひとつの「残留物」なのです」

ジャ・ジャンクーは「僕は、ずっと普通の人々の暮らしを描いてきた。それは今回も変わらない」と振り返る。彼は、人々の暮らしを見つめつづけることで、映画にしかできない「濾過」をおこなっている。そうして、わたしたちは、生きることの「エキス」に出逢うのだ。

(取材・文:相田冬二)






2017年7月28日(金) オフの日

2017-07-28 23:04:03 | 日記
今日はオフ。

暑さも一服して、そこそこ過ごしやすい気候。
まだまだ夏は続くけど、このくらいの気候で一服できると有難い。

最近の日本の夏は熱帯地方みたいなものなんだから、
ビジネスマンが背広にネクタイなんて止めた方がいいと思う。
常々そう思ってきた。
夏はアロハシャツでビジネスやればいいじゃん!
なかなかそうも行かないのかな?


☆ ☆ ☆

40代半ばくらいからぼつぼつと世界史の本を読むようになった。

「思索する人間にとっては、これまでに経過した世界史全部に対して、あらゆる偉大なものに対して精神を開放しておくことが、いっそうたかい精神的幸福のための、あまり確実でない諸条件のひとつである」 (ブルクハルト)

「歴史学は万人の精神的備品の望ましい部分である」 (バートランド・ラッセル)

確かに歴史の本に触れていると精神安定剤的な役割を果たしてくれていると感じることしばしば。
人間、年とってくると概してそういう感じになるのかな。

大学時代に読んだサマセット・モームの小説『人間の絆』の中の一節も実に含蓄に富んでいる。

「ある東方の王様の話。王様は人類の歴史が知りたいといって賢者に500巻の書物を運ばせた。だが王様は多忙だったので賢者に要約してくれといった。20年後要約が終わって50巻になったがそれを読むには歳をとりすぎていたのでさらに縮めてくれと言った。また20年後賢者が今度は一冊にして持っていくと王は死の淵にあって読むことなどとてもかなわなかった。だから、賢者は人間の歩みを一行にまとめて王に伝えた。「人は生まれ、苦しみ、そして死ぬ。人生に意味などなく、人は生きることで何らかの目的を達成することはない。生まれようと生まれまいと大した意味はないし、生きようが死を迎えようが意味はない。」」

ここから有名な「ペルシャ絨毯の哲学」が導かれるわけだけれど、
それについてはできれば今後このブログでも触れる機会を設けるとして、
とにかく自分の場合は学生時代に世界史をあまり真面目に勉強しなかったので、
基本的知識に欠けているきらいがある。
(日本史は大学受験で選択したので色々頭に詰め込んだカスが今でも多少残っている)

そこで最近は大学受験用の世界史の参考書を
ちびりちびりと読むことを日課としている。
東方の王様みたいに年をとり過ぎて手遅れになる前に・・・。

具体的にはこんな本。




『詳説世界史論述問題集』
山川出版社





『一読でわかる世界史B講義 2 前近代史 欧米編』
(著)寺師貴憲
駿台文庫








2017年7月27日(木) 290日目

2017-07-27 21:11:49 | 日記
138回目の夜勤終了。

今回は2人体制のリーダー業務。
相方は19歳の男性ヘルパー。
彼が本気を出せば要領はいいし仕事も速いので心配はないが、
普段は結構手を抜く傾向があるんだよね。
今回は2人ということでポイントの部分は手を抜かずによくやってくれたと思う。

2人体制の時は夜間に排泄介助に入る回数が1回減るので、
それほど忙しいというわけではないが、その分リスクはある。
今回は朝方そのリスクが顕在化してしまった。

認知症が進んだ入居者の居室で弄便(便いじり)があり、
部屋中が便で汚れてしまっているということがあった。
寝ながらの弄便は経験済みだが、部屋を動き回っての弄便は初めての経験。
途方に暮れてしまった。

仕方がないので、夜勤終了の朝9時以降にクリーン係の人と一緒に
1時間以上かけて部屋を掃除した。

さすがに気分的にげんなりしてしまって、
家に帰ってひと眠りした今も回復できていない。。。





2017年7月26日(水) 夜勤を前に

2017-07-26 12:35:14 | 日記
今日から明日にかけて夜勤。

今回は2人夜勤。
どうなるか、あまり考えないようにしている。


☆ ☆ ☆

情報的にも夏休みに入ってしまった感があるけれど、
この人の言うことはやはり面白い。

「嘘をつくことのできる社会をここまで拡大させた元凶は大手メディア」
というのはその通りだと思う。
激しく同意。

「いまトランプが闘っているのは、変化を望まない既得権者達だ」
日本でも大手メディアに登場するのはほとんどが既得権者達だと思う。
だからその情報に接する際には、既得権者の立場から物を言っているのか否か注意するようにしている。
それが自分にとっての重要なフィルター。

松藤民輔氏のツイートより。


◆国運をかけたアベノミクスの失敗。いやーこのゼロ金利でお金を借りた人達のこれから2~3年の流浪の旅は厳しいだろうね。アベノミクスを誰も言わなくなった。つまり投機が失敗したということなんだろうね。彼が責任取るのか知らないけど、金を借りた人が大変な時代になる。

◆時代の本質は全世界が30年間で金融化し、金利を低下させてしまったが故に、それに慣れてしまった人たちが低金利でお金を借りて、不動産を買って、いろんなバブルを起こしてしまったと。その破綻の準備ができました、というのが現在だろうね。

◆やっぱりトランプ以外の政治家は、投機の時代に乗っかった政治家として消えていくことになるだろうね。トランプだけが地球温暖化はウソだと言う事のできる勇気と価値判断を持っていた。CNNの嘘っぱちのニュースは、嘘をつくことのできる社会をここまで拡大させた元凶だね。

◆インターネットの登場で真実を知ることができるようになったけど、一方でグーグルやマイクロソフトは、検索の順番を変えることによって、あるいは僕らが気づかないうちに検索履歴を得ることによって、北朝鮮が人民を洗脳するよりも簡単に、全世界の人々を洗脳できる能力を得たという負の面もあるね。

◆アベノミクス提唱者の浜田大先生はどんな責任を取ってくれるのかね?アメリカで金利が1%上がっているけど日本で1%上がったらどうなんだろう?暑い真夏の日々が続いてるけど、金利が上がってしまったら、お金を借りている人達は暑いどころの話じゃないよね?寒い時代に入っちゃうよ。

◆世界の中央銀行が出口を探し始めている。9月からFRBやECBが自分が持ってる資産を売り始める。誰が買い手に回るんだろう?500兆を買い込んでる日銀がまた一人で買い込むのだろうか?腐敗した官僚制度。自分たちの理屈だけが正しいと人々を洗脳してきた。これが大バブルを生んだ。

◆ロシア疑惑が失敗したアメリカで今度はトランプは病気に違いない、アルツハイマーに違いない、というキャンペーンが始まった。何かを変えようとするときに反対する集団たちを官僚という。すべての変化は官僚との闘い。利権者との闘い。いまトランプが闘っているのは、変化を望まない既得権者達だ。





2017年7月25日(火) 289日目

2017-07-25 21:30:58 | 日記
今日は早番(7:30~16:30)。

今でも「不快指数」というのはあるのだろうか、
今日は恐らく不快指数100%の日だったのではないか?
とにかくムシムシ、ベトベトと蒸し暑かった。

湿気が多いとスタミナを奪われるし、注意力も散漫になる。
もろもろ危ないと思う。

これだけ不快指数の高い日は年に何日もないだろうけど、
今日でもうこりごりという感じ。


☆ ☆ ☆

さて、蒸し暑い夏にこんな面白いサイトはいかが?
ブログ「ウィンザー通信」より。





原曲『LOVE IS OVER(ラブ・イズ・オーヴァー)』
詩/曲:伊藤薫
編詩:バギやん


『ABE IS OVER』

ABE IS OVER 遅すぎたけど 終わりにしよう 切りがないから
ABE IS OVER 訳などないよ 唯一つだけ 日本のため
ABE IS OVER 悪い過ちと 笑って言える 時が来るから 
ABE IS OVER 泣くな無様だろ 憲法のことは 早く忘れて 

私はあんたを 忘れはしない
誰に替わっても 忘れはしない
きっと 最後のファシストと 刻むから

ABE IS OVER 私はあんたの トドメを刺すよ グッと心に
ABE IS OVER 最後に一つ 国民騙しちゃ いけないよ

下手な答弁で 誤魔化さないで 
本当のことを 早く喋って
きっと あんたにお似合いの 墓がある

ABE IS OVER 嬉しいよ早く出てって 振り向かないで
ABE IS OVER サヨナラしてね
ABE IS OVER



『ABE IS OVER』 (ユーチューブ)





2017年7月24日(月) オフの日

2017-07-24 22:47:26 | 日記
今日はオフ。

ネットの中をのぞいても
新聞をまとめ読みしても、あまり面白い情報はなかったように感じる。

今日あったらしい衆院予算委員会の閉会中審査も
大体予想通りで、特に面白い展開にはなっていない模様。




ああ、茹で蛙国家・日本よ・・・。

仕方がないので、ちょっと気になった新刊を。
東欧とかバルカン諸国の歴史の本ってあまり適当なのがないように思っていたので、
こういう新書が出てくれるのは大歓迎。
中公新書の『物語 ○○の歴史』シリーズには今後も期待したい。
ルーマニアとかブルガリアとか・・・。




『物語 ポーランドの歴史』
(著)渡辺克義
中公新書


10世紀に産声をあげたポーランド王国は、
14~16世紀に隆盛を極めるが、王朝断絶後、衰退に向かう。
18世紀、ロシア・プロイセン・オーストリアによる分割で国家は消滅。
第一次大戦後に束の間の独立を勝ち取るも、
第二次大戦中にはドイツとソ連に再び国土を蹂躙された。
冷戦下の社会主義時代を経て1989年に民主化を達成。
潜在力を秘めた地域大国は今、どこへ向かうのか。
栄光と悲運に彩られた国と民族の歴史。





『バルカン』
(著)マーク・マゾワー
中公新書


20世紀初頭、「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれたバルカン半島。
東ローマ帝国、オスマン帝国、オーストリア・ハンガリー帝国の支配下で、
宗教と民族が複雑に絡み合った結果、
帝国崩壊後に、民族同士が激しく対立することになった。
本書は、1453年、オスマン帝国によって
東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルが陥落して以降の歴史をあつかう。
いま最も注目されている歴史家M・マゾワーのベストセラーを翻訳。




2017年7月23日(日) 288日目

2017-07-23 21:21:55 | 日記
137回目の夜勤終了。

今回は3人体制のリーダー業務。

夜勤初盤の夕食時と終盤の朝食時がヘルパー人員が少なくてきつかった。
夕食時(17:30~18:30)が4人。
朝食時(7:30~8:30)も4人。
これではほんとにギリギリで綱渡り。
入職して間もない人もいたわけだし勘弁してもらいたかった。

今回の夜勤メンバーは1人は風邪で体調不良気味。
1人は例の新しく入った今回4回目の夜勤専従の女性。
まだ自発的にどんどん仕事をこなせるわけではないけれど、
この人かなりポジティブで明るい性格なので、
そのうち夜勤の柱みたいになるんじゃないかなぁ。
そんな気がする。


まあ今回はメインの排泄介助で波乱(失禁など)が少なかったし、
転倒などの事故もなかったし、
ひやひやしながらなんとか綱渡り成功!という心境だろうか・・・。





2017年7月22日(土) 夜勤を前に

2017-07-22 12:34:34 | 日記
今日から明日にかけて夜勤。

暑いので気晴らしにこんな本はいかが?
この本は松岡正剛さんもお気に入りらしい。

書評サイト「HONZ」より。



『もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら』
(著)神田桂一/菊池良
宝島社


もしあなたが軽度の活字中毒を自任しているとしたら、おススメの一冊だ。

内容はじつに他愛もない。カップ焼きそばの作り方、すなわちお湯をいれて3分待って湯切りし、ソースを混ぜて完成させるまでのことを書き起こしたものだ。

それをもし村上春樹や太宰治、ドストエフスキーやコナン・ドイルが書いたらどうなるかというパロディである。

登場するのは人物ばかりではない。『暮らしの手帖』や『週刊プレイボーイ』の記事風や、もし村上龍と坂本龍一が対談したらどうなるかという企画ものまで100本ほどの文章で構成されている。

もともとは著者の一人である菊池良氏が1年ほど前、ツイッターに「もしも村上春樹がカップ焼きそばの容器にある『作り方』を書いたら」という記事を投稿したことがきっかけだった。

それ以来、ツイッター上では定番のネタとなり、数多くのパロディが投稿されつづけている。中には新約聖書風や尾崎豊の歌詞風まで登場しておおいに盛り上がっている。

本書はその元祖が一念発起し、フリーライターの神田圭一氏、漫画家の田中圭一氏と組んで一冊にまとめたものである。

宇能鴻一郎の艶っぽい文章や三島由紀夫の格調高い文章など、おもわず笑ってしまうこと請け合いだ。なかでも評者に大いに受けたのは、相田みつをのパロディだ。

湯をいれる
五分まつ
湯切りをする

これだけなのに
むずかしい
すぐに食べたい
人間のわたし

じつにそれらしいではないか。本好きにしか判らない楽しい一冊だ。