アンジョルラスが好き

おもにAaron Tveitについて
彼に興味が無ければつまらないです。
コメント欄が面白いので読んで下さいね。

ryonが見つけたものは

2015-01-18 | 妄想のアーロン

ryonさん、遅くなってごめんね。書いて下さってた駆け出し劇団員アーロンと留学生りょんの物語です。
少し短かったので、勝手に延長しました。また色々書いて下さいね。
アンジョルラスやフランクでもいいし、これをシリーズ化もいいですよね。

りょん。ニューヨークで留学中の大学生。アルバイト。
アーロン。バイトで生活費を稼ぐかけだしの劇団員。

今日はカフェのアルバイト初日。
「こっちだよ。」
腰にはカフェエプロン、コーヒーポットを片手に持った、さわやかな笑顔のお兄さんがこっちを見て声をかける。

 

「名前は?僕アーロン。
君、今日初日だよね?よろしく!出身はどこ?もう街には慣れたかい?」

「りょんといいます。日本から来ました。食べ物はおいしいし、街並みも素敵。
生き生きとしていてワクワクする街ですね。今日はよろしくお願いします!」

「ここ気に入ってくれたんだね? うれしいよ。」
(笑顔が素敵な人だな。)

お客さんとジョークを飛ばしながら楽しそうにコーヒーを淹れて、お店をまわしている。

「りょん!こちらにマフィンお願いね!
 えっと、12番にチョコマフィンとコーヒー、5番にサーモンサンド、6番にチョコバナナとシナモンチョコのマフィン
 9番にメープルチョコマフィンとクランベリーケーキ、2番にターキーとトマトのサンドイッチそれと・・・」

「12番にチョコマフィンとコーヒー、5番にサーモンサンド、あ、これオニオン抜きですね。
 6番にチョコバナナとシナモンチョコのマフィン
 9番にメープルチョコマフィンとクランベリーケーキ、2番にターキーとトマトのサンドイッチ、以上運び終わりました。」

うふ!軽いもんですわ。

 すごいなぁ、君、Hooters以外なら、どこでも通用するよ。

フーターズでしか通用しないと言われたほうが嬉しいかも・・・
いや、まあ、ありがとうございます。一応ほめていただいて。



 すみません、  ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソース
モカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノ
お願いします。


 あ、おれカフェオレのミルク抜きで

新人の子がいたので、からかうつもりでアホな注文をしたアンジョルラス。まるでアントンジョルラスのような軽さ!
だが、真面目なりょんは考えに考えて、ミルクと同量のコーヒーを同時に注ぐからと、コーヒーとエアミルクで作った。
当然、コーヒーは半量、価格はカフェオレの料金である。

後の慎重で賢いアンジョルラスは、こうした数多の失敗の体験を経て作られたのであった。

 おれ、カフェに入るとABCカフェ(Red&Black)歌いたくなるんだよね。

 いやいや、そこはやはりカフェソングでしょう♪



ここはカフェミュザン?私はリラ?(しばし、うるうるのりょん)
いかんいかん、仕事ですよ!と我に返る


今日中にメニュー全部おぼえちゃうんだ。味見できたら、もっと早く覚えられるんだけどな・・・ぐぅ~~

私にむかって軽くウィンクするアーロン。

アーロンが親切に指示をしてくれたお陰で、(一組を除き)なんとか無事に初日を終える。
外はもう暗い。

「1日おつかれさま! 実は今度の土曜、僕、舞台にでるんだ。まだチョイ役だけどね。
良かったら、来ない? 気軽に、友達も誘って!」

「あ、はい。そうですね。あ、でも私、行けるかどうか、、レポートがあっ、、」

「はい、これチケット!まってるよ!」


どうしよう。
来週が期限のレポートが三つ残ってる。

それはとても憂鬱なレポート。
ひとつは1度提出したのに、つき返されたものだから。
ネイティブでないりょんにとって、授業について行くのは至難の技。
簡単な言い回しや幼児でもわかる言葉でつまづくこともしばしばだった。
でも、誰も助けてはくれない。言い訳なんかできない。
もし言い訳をしようものなら、じゃあ、別の道を探せと言われるだけだろうから。
このままじゃF判定だよ、書き直せと乱暴に返されたレポートが涙ににじんで見えた。

舞台当日になった。
朝から机に向かい憂鬱なレポートを作成。
前も頑張ったつもりだったけど、どこが悪いのか・・・
泣いてはダメだよ、りょん。もう1度落ち着いて調べなおすんだよ。

お腹すいた。今日ご飯食べたっけ?
気付くと外は太陽が沈みかけている。1日早かったな。
出来る限りはやってみた。これでダメなら・・・ううん、今は考えない。
そうだ、アーロンの舞台、気分転換に観に行ってみようか。

本当はどうしても行きたいと思ってる。
自分の気持ちはわかってる。私、あの人を好きになってるんだ。
でも、それでどうなるんだろう?きっと彼はたくさんの人にチケットをあげてるんだろう。
私は単にその中のひとり・・・

一緒に観に行こうと思っていたルームメイトはデートに行ってしまった。
デリでサンドイッチとコーヒーを買い、一人でとぼとぼ劇場へ向かう。

まだ僕が子供で、世界が手の内にあったころ、
それはほんの昨日のことだけど
人生なんてお子様がプレイできる簡単なゲームみたいだと
思ってたんだ

善悪を語るのなんて容易なことだと思えたし
強さや弱さというものは、簡単に語れることだと思ってた
立ち止まって戦うのか、単に進むのか、
そんなの別に難しくもないだろうと

でも、今の僕にはわからない 今が昼か夜かさえ
何が暗黒で、何が光なのか
何が黒なのか、白なのか
今はただ灰色の影にしか思えない

すべてがわりきれると信じてたころを思い出すよ
そのころは怖いものも、疑いの心も持たなかった
でも、今の僕にはぼんやりした灰色の影しかわからないんだ


アーロンの教えてくれた劇場は、華やかなブロードウェイを抜けて、もっとずっと先。
うらぶれた路地のアパートの地下にあって、小さな看板だけが目印だった。

不安を感じながら入って行くと、意外なくらい中は混んでいて、熱気に溢れていた。

しばらくして灯りが落とされた。
開演だ。


あ、アーロンだ!
舞台の上のアーロンを見つける。
素敵、、、
なんと伸びやかな歌声。こんな素敵な歌、今まで聴いたことない。
輝いてる。
主人公の親友の役。主役でこそないが、ちょい役ではない。
確かに主人公の人、歌がうまい・・・けど、アーロン、負けてないよ、ううん、もっと素敵だよ。
なんでだろう。涙が出てくる。

ハートの形に壊れた心、ふたりでやりなおさないかっていう歌です。対訳はこちら。お世話になります。
急ごしらえで作られた大道具、簡単な背景画、最小限の小道具、照明は単調で、演奏はピアノとバイオリンだけ。
でも、すぐにそんなこと忘れた。
素晴らしい街並みが目に浮かぶし、月明かりの下、恋人たちのそぞろ歩く公園もそこにある。
そして、なぜか誰よりも目を奪う素晴らしいアーロン。

息つく暇もなく、終演。

観客から拍手の嵐。鳴り止みそうにない。

カーテンコールに出てくるアーロンの表情は笑顔で、とても晴れ晴れしている。
思わずりょんも立ち上がり、ありったけの拍手を送る。

無理してでも観に来て良かった。

帰ろうと出口に向かうと、後ろから声がした。アーロンだ。

「りょん!来てくれたんだね!とってもうれしいよ!」
「良かったらこれからお茶しない? ここでちょっと待ってて。すぐ準備するから」

あっという間に、コートを脇に抱え、Tシャツとジーンズに着替えたアーロンが、楽屋から飛び出して来る。

「お待たせ!」
アーロンの額には汗が光っていた。
一回の舞台でかなりの体力を使うんだろうな。それにしても、本当にさっきの舞台に立っていた人と同じ人?

劇場近くのカフェに入る。
アーロンはコーヒー、りょんはカフェラテを注文した。

こんなこと、アメリカに来て初めてだな、ふと、りょんは思った。
高い学費を払ってくれている両親には早く恩返しをしたかった。
石に齧りついてでも単位を取らなくてはならなかった。
生活費くらい自分で稼がなくちゃと色々なバイトもして、生活は出来る限り切り詰めた。
恋もしないと決めた。デートにでかけるルームメイトをうらやんだりはしないと決めた。

恋もしないと決める? りょんは自分で自分を笑いたくなった。
恋も知らなかったくせに。恋は、知らずに落ちるものなのに。

りょんは震える心を抑えることができないでいた。
なんで彼は大成功の舞台の後の大切な時間を、私だけと過ごしてくれてるの?



「本当に今日はおつかれさま!アーロン!とても良い舞台だったわ。誘ってくれてありがとう。来て良かった!」

「そう言ってもらえると嬉しいな!良かったらまた観に来てくれる?
 今度は君をメンバーに紹介したいんだけど。」

アーロンは舞台やオーディションの話を教えてくれた。それは、りょんが大学で受けた事よりずっと過酷な世界だった。
頑張らなくてはならないけれど、頑張ってもどうにもならないことだらけの世界。
実力があっても人気が無ければ通用しない世界。人気が続く保証など何もない世界。
けれど、一度でも舞台にたったなら、その魅力に取り付かれてしまう。

りょんも、自分の悩みを打ち明けていた。不思議なくらい悩みは小さくなっていた。
今できる努力はした。ならば、もう自分を責めても仕方がない。


「アーロン、ひとつ聞いていい?なんで私をお茶に誘ってくれたの?」

お茶が飲みたかったから

「いきなりだねw そうだね、君が思うとおりの理由だよ。」



カフェを出る2人。
外は雪がちらつき始めている。

「寒いね!マフラーもしてくれば良かったな」
「こっちへおいで」
アーロンの大きな手で、私の肩を強く抱きしめる。
「これでもう寒くないよ!」

2人は夜道をゆっくりゆっくり歩きながら、ニューヨークの街に消えて行った。

終わり(あ、ryonさん、いつでも続き書いて下さいね!)

突然ですが、アーロンに歌って欲しいというか、出て欲しいプロモーションビデオ、その1

えっと、なんでワンダイレクションかというと、これってPVが5種類のバーチャルデートになっているから。
アーロンと5種類のデートをするのもいいし、違う5人を考えるのも楽しそう。
浮気な(w)皆さんは誰を妄想しますか?A.Z.さんとか、nonomさん、mihoさん、5人じゃ足りない?

ここでアーロン王子ひとすじなのって、私とsawaさんくらい?ryonさんも?
私にいたっては、アーロンひとすじどころか、髭アーロン嫌い、坊主アーロンきらい、TVのアーロン、ものによる
舞台のアーロン、ものによる、アンジョルラスだけは全部好き!という偏食ですから。威張るとこじゃないですけどね。

なんとなく、いつもより落ち着いたバラードで、歌詞は 若さが消えるのを怖がって、刹那的な一瞬の輝きみたいなものを
追い求めてる恋人に、確かに時は過ぎるけれど、一晩で何もかも変わることもあるけれど、変わらないものもあるんじゃないかと
静かに語りかける・・・あれ、この人たち、こんなに大人っぽかったっけ?という歌です。

でね、これをいうと怒られるかもしれないけど、私、なんとなくアントンを見てるとハリー・スタイルズを思い出すんですよ。
このPVだと、スケートをやってる人です。

で、画像検索して驚いた・・・わりとブサイクw顔だけでいうなら、いや、歌もアントンの圧勝でしょうね。
でも動いてるとわりとかっこいい。ミック・ジャガーにも似てるし。
すみません、思いつきで書いたので、A.Z.さん、気にしないで。
ハリーのファンで、アントン・ゼッターホルム氏よりずーーっとかっこいいって思ってる方も、気にしないで。