アンジョルラスが好き

おもにAaron Tveitについて
彼に興味が無ければつまらないです。
コメント欄が面白いので読んで下さいね。

ヤマザキ

2015-01-11 | 妄想のアーロン
まだ未完成の記事です/ヤマザキ編
書いていただいて1年以上放置してすみません。
結局、どうまとめたらいいのかわからないので、最新のをひとつだけ、しかも曲をつけただけ・・・
力不足でごめんなさい。A.Z.さん、皆さん、私ならこうするっていう意見あったら、よろしく。
ヤマザキの物語、初めて読まれる方、リンク先の物語はコメント欄まで続いてますのでそちらも読んで下さい。

スズキさん、今どうしておられますか?
正直、とても気になっています。もし良ければ、また遊びに来て下さいね。
みんな、待ってます。
お元気でおられることをお祈りしてます。

ビクトル・ユゴーは絵も得意だったとか。幻想的で綺麗な絵ですよね。

- awkward person -
この題名は、人付き合いが苦手な人々と訳せばいい?


「なぁ、今夜は遊びに行かないか?」スズキが言う。

「結構です」取りつくしまもないヤマザキ。

「お前は、このテの話になると付き合い悪くなるよな。
 まぁ…ヤマザキより解らないのはアンジョルラスさんだけどね。
あの人に"女"ってイメージが浮かばないんだから」

「……」

「安心した顔しやがって。そんなにリーダーが好きか?」 「好きです」
「あ、そう」

「私はアンジョルラスさんを、とても尊敬してます。あの人の為なら私は何だって出来ます」

「はは…それはまた重たい愛情だな」
「重い…」

「深く気にするな。さて、俺は少し遊んでくる」
「あまり、無理はしないように」
「分かってる」

「貴方の生き方を指図する気はありませんが…煙草もお酒も控えられたほうが良い」
「分かってる。ご忠告どうも」



タバコの花言葉って" 私は忍耐を乗り越えていく "なんだってさ。


「スズキはどうした」
「少し出てくると」
「また夜遊びか…グランテールが2人いるみたいだな」
「そうですね」
「……、あいつの体はどうなんだ?」
「はい、あ…」

「ふーん。俺のいない所で心配してくれてるの?」

「スズキ…」
「忘れ物があったんでね」
「医者にはちゃんと行ってるのか?」

「やっぱり、カッコ悪いよね。皆の前でぶっ倒れたなんてさ」
「はぐらかすな」
「駄目ですよ。リーダーが、こんな事位で気を遣ったら」
「ヘラヘラするな」
「だから気にしないで欲しいなぁ」

「あまり無理をするな」
「ヤマザキと同じ事言いますね。俺は全然無理してないし、心配される理由もない」 「お前も仲間だ。心配して当然だろ?」
「なっにを…アンジョルラスさん。もしかしてヤマザキに感化されてませんか?」
「なんだ、恥ずかしいのか?」
「誰がっ。ああ~野郎ばっかの空気はヤダヤダ。じゃ俺は行きますよ」


モット・ザ・フープルの『すべての若き野郎ども』です。訳詞はここを見てね
歌詞、私にはまったく意味不明ですが。


「待て」
「まだ何か?」
「ついでに仕事だ」
「お断りします」
「ある人物に政府の内部状況を探らせている。そいつと接触して話を聞いてくるんだ」
「だからイ…」

「相手は女だ」
「お前向きだろ?」
「まぁ、暇だからやっても良いですよ。で、美人?」
「さあ」
「アンジョルラスさんに聞いたのが間違いだった」



柔らかな乳房に顔をうずめ、身体から漂う甘い香りに酔いながら思った。
男が女を支配しているようで実は支配されているのだと。女に包まれながら男は癒され、溺れている。



「お早う、エポニーヌ。いい天気だねぇ」
「おはよう…」
「元気がないな。君の為なら、いくらでも胸を貸すけど?」
「アンタみたいなムサい男お断りよ」

「本当の事言うなぁ」
「…」
「あれ、突っ掛からないの?」
「バカじゃない」
「ああ、馬鹿だよ」
「私に構わないで」
「言っただろ。俺は君が好きなんだって」
「朝から女の匂いプンプンさせてるアンタの言うことなんて信じられ、んっ…」
「…」

「止めてよ。いきなりキスするなんて。アンタ、最・低!」 「君の感触を覚えておこうと思って」
「今度やったら許さない」
「うん。ごめん…」
「……貴方って何考えてるか分からない」
「こんなに解りやすい奴もいないと思うけど」
「笑ってるのに笑ってない」
「…はは、参ったな。君って本当に…いや、何でもないよ」


求めてる言葉がある。
足掻いてもどうにもならない想いは何処へ処理すればいいのか。
いまだに答えは返らない。


「ヤマザキは、あっちにカノジョいたのか?」
「…突然ですね」
「俺は、今まで特定の奴はつくらなかったんだよね」 「好きな方でもできましたか?」
「うん」
「…」
「でも、彼女を幸せにするのは俺じゃ駄目なんだ。俺じゃ」

「スズキさんは・・・」
「うん?」

「恋人を大事にしそうですね」
「なんだ、そりゃ」
「私は、恋人失格でしたから」

「ま、お前モテそうだし…」
「違うんです。私は……彼女を守れなかった」

「は?」

ヤマザキはあちらの世界にいたときのことを、あまりスズキに話してないんですね。

「ここに居たのかお二人さん。アンジョルラスが呼んでるぜ。集会だとよ。全く俺様を使い走りにするとは…ブツブツ」
「分かりました、すぐに行きます。グランテールさん」
「ヤマザキ。おい、待てよ。まだ話の途中…ったく」


過去は常について回る。
それが忘れたい過去であっても。



「一応、聞かなかった事にしといてやる」
「…有難う」
「2人でコソコソ何を話してる」 「いや、リーダーは今日も男前だって」
「は?」
「ヤマザキが」
「え?」


「さぁ、皆揃ったんだ。そろそろ本題に入ろうじゃないか」
「クールフェラックの言う通りだ。ではスズキ。報告する事があるだろ」

「はい。昨晩は最高でした。俺好みの色気があって…イテー!なんで殴るんスか」
「誰がお前の下ネタ話を聞きたいと言った」
「殴らなくてもいいのに…軍や警察のデカイ動きは特にないみたいですよ」
「今パリでは、どこかしらで暴動が起こってる。それに対して奴等の態度はあまりに静かすぎる…」

「首謀者をあぶり出すため?」
「コンブフェールが今言った様に俺達を泳がせて一気に攻めに出る気かもしれない」
「ああ、その可能性も否定できない」
「どうしますか?」
「あくまで計画通りに進めるしかない」


「しかし、アンジョルラス。お前が一番危険なんじゃないか」
「奴等の逆手を取って一策設けるのは」
「武器も必要だ」
「誰かを軍に潜入させるか」「無理だ」
「皆、静まれ。いいか。このまま政府側の動向に気を付けながら、各バリケードの先導者とマメに連絡を取り合え。
 我々も準備を怠らず蜂起に備えるんだ。時は必ず来る!」


こちらのサイトから和訳を転載させていただきました。
ここのサイト、すごく色々な音楽が載ってます。
「悲しみの兵士」フランス革命についての歌だそうです。


ごらん、部屋の壁に貼ったビラを
あれは、失うものもない男たちの姿
パンの種をまいたと信じていたのに
生えて来たものは石ころだったという人たちだ
彼らの祈りはむなしく
ただ拳を握りしめるだけ
彼らは馬にまたがり銃をとって
夜明けとともに出かけた
失うものもない男たちはすべてを破壊し
焼き払うために町へ向かっていく
怒りに満ちた男たちは
戦さの歌を自由の歌をおぼえる

彼らは今、故郷の石の下に眠る
彼の名や顔は勇敢に死に向かうことの
出来なかった人たちの
すべてに知られている
彼らの死は、むなしいものではない
その名は銃よりも強く国から国へと伝わる
失うものもない男たちは、町へ向かっていく
すべてを破壊し焼き払うために
怒りに満ちた男たちは
戦さの歌を自由の歌を歌い続ける

今日も昨日のように明日も今日のように
失うものもない男たちは、町へ向かっていくだろう
すべてを破壊しすべてを焼き払うために
怒りに満ちた男たちは
戦さの歌を自由の歌を歌う
今日も昨日のように明日も今日のように



そのあと、アンジョルラスは俺に言った。


「いつまでここに残るつもりだ」
「言われなくても出ていきますよ」
「スズキ」
「はい?」


「ありがとう。」


ああ、それだけで充分だ。


翌日、ヤマザキと別れカフェを出た。
「エポニーヌ…」
「アンタには借りがあるから」
「あれ、なんだっ…」
「……」

「まさか君からキスしてくれるなんて、嬉しいな」
「別れの挨拶よ。聞いたわ、会を離れるって」
「まぁね」
「顔、少しまともになったみたい」
「そうかな?」

「貴方、髭は剃るべきだわ」

「もう一度キスしてくれたら考える」

「一生伸ばしてなさい」
「それは残念」

「じゃあ、行くわ」

「エポニーヌッ」
「!…苦しいじゃない。離してよ」
「少しだけ。今だけ…俺のものになって…」
「…震えてるの?」

(死ぬなよ…エポニーヌ)

「なに?聞こえない」

「元気で…」


アメリカ南部の歌だけど、叶わぬ思いに泣く乙女心は万国共通だからいいよね。
偶然再会した友人を恋人に紹介したら、ふたりはたちまち恋に落ちてしまった・・・
誰を責めるわけにもいかない、ただ悲しみにくれるだけ。

自分の思いを寄せる人が、目の前で別の女性(しかも知ってる人)に恋をするという状況がエポニーヌを思い出させて

ヤマザキ、俺もお前も不器用過ぎたかもしれない。
そんな二人が、ここへ辿り着くことは最初からきっと決まっていたんだ。
仲間達と共に過ごした時間は、自分が一人ではないと実感できた。
それは俺にとって何よりの力になった。
真実を告げなかったのは、俺が何処かで生きているという希望を持っていて貰いたかったからだ。
どんな結末が待っていようと構わない。
最後まで前を向いて走り続けてやる!。




(完)

 先輩、お久しぶりです。お元気でしたか?
あ、ちなみに、僕、結婚しましたから。お祝い、随時受け付け中です。

 お前、俺が死んだときに香典も寄越してないくせに!
・・・という、ありきたりの返しは置いといて、はい、これ

 うわ、これってグレイスランドシーズン2ボックスセット
うわ、出て間もないのに安い!うわ、amazon.comでのレビュー少な!7つしか付いてない・・・もしかして先輩のファンって全米で7人だけ?
で、シーズン2だけですか?まあ見ないから1も要らないけど。

 うわうわ、うるさいな!
あ、ちなみに、あげるのは僕のサインね。DVDボックスは買ってね、激安だから。はい、サイン付きボックスセット、100セット!

 ・・・・・・

アーロン、シーズン2で微妙に出ても出なくても良いような終わり方をしているらしい。
アメリカのドラマって主役ですら消えることあるけど、出るのかな?
もし出るとしたら、奇跡の逆転劇を願うばかりです。