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2022.6.9 『乳牛内』(ちうしない・473m)  色々現れるんだから・・・

 今週は火~水曜日の二日間出勤で終わった。

そして木~日曜日と四連休。

来週は月~水曜日の三日間出勤予定だ。

 昨日の朝むかわ町穂別に向かって家を出た。

久しぶりに穂別の山に登りたくなった。

むかわ町穂別を抜けて、

穂別富内地区で「トサノ川」に沿って伸びる広い林道に入る。

そして1kmほど走ると「誠和橋」が現れるので、

右から流れ込むトサノ沢に沿う林道に入る。

そしてゲートの手前の空き地を駐車地とした。

 9時30分、駐車地をスタート。

500mほどでゲートを越えた。

「トサノ林道」はじめは直線的に伸びる。

しかし路面が早速荒れだした。

草付き部分が多くなる。

路面にはタイヤ痕が見られず、

もうずいぶん長く車が入っていないようだ。

そのうち倒木も現れた。

更に左の斜面から、

大小の落石が続く部分も出てきて、

これはもう走行不可能だ。

 歩いていると、

突然ワラビの群生地が現れた。

狭い範囲ではあるが、

なかなか密度が濃い。

ほとんど成長し過ぎのため、

収穫はまた来シーズンだ。

そんなワラビの群生が、

その後も何ヵ所か見られた。

林道は蛇行しながら高度を上げていく。

路面にはエゾシカの死骸、頭蓋骨、角などが、

次々に現れる。

 

そういうものは何も見たくないのよねえ・・・

 大きく蛇行して高度を上げた林道を、

Co.460で離れて藪に入った。

藪は一旦針葉樹林で薄くなったが、

それを越えると笹原だ。

密度はそこそこだが、

背丈が低いので、

たいした抵抗ではない。

 広々とした笹原の中を、

泳ぐように漕いで、

三角点ピークを目の前にしたときだった。

突然目の前に子鹿がうずくまっていた。

一瞬「またかよ!?」

と思った瞬間、

パッと立ち上がったかと思うと、

そのまま逃げていった。

良かったが、

何でまたも子鹿が目の前に現れるんだぁ?

「子鹿物語」は終わったばかりじゃないか。

逃げられるなら、

何故もっと早く、

こちらの鈴の音が聞こえた時点で逃げなかったんだあ?

とにかく私の前には、

なんにも現れないで!

お願いだから、

そっとしておいてちょうだい!

 子鹿との遭遇地点のすぐ奥がピークだ。

11時ちょうど、三等三角点「乳牛内」

ところが標石周りが、

エゾシカのフンでひどいことになっていた。

フンは標石の上にも・・・

きったねえ!

フンは殆ど乾いているからまだいいが、

ウェットだったら、

「ゲェーッ!」だ

 下山は林道に下ったあと、

少し先で樹林に入り、

林道を大きくショートカット。

すると藪がほとんどなく、

楽に下ることができた。

次回また訪れることがあるなら、

逆の登りもこれを使おう。

 途中で昼になったので、

簡単な昼食とした。

そしてまた淡々と歩き、

ゲートから駐車地へ。

約2年ぶりに訪ねてみた三角点だったが、

季節が変わると印象も違う。

緑が美しい時期に再訪してみてよかった。

もう一座へ。

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