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2022.6.26 『冷水山』(703m)  咲き乱れるフランス菊!

 

 日曜日の朝は夕張で5時半に目が覚めた。

もう日は高く天気もいい。

前夜9時過ぎに就寝したので、

8時間ほど寝た。

車中泊にしては珍しくよく眠れた。

Hiromiは11時間も寝たことになる。

ひぇ~っ!

肩の痛みに苦しみ続けている割には、

車中でよくそんなにも眠り続けられるものだ。

 この日の予定は、

『冷水山』で花を楽しむこと。

毎年この時期には必ず『冷水山』に登る。

 『冷水山』は昔スキー場斜面に、

ルピナスの種を蒔いたようで、

スキー場の広い斜面いっぱいに、

青紫のルピナスが咲いていた。

そして「ルピナスの丘」、

と名付けられた部分もあった。

そこにいつのころか、

フランス菊(シャスタ・デージー)が咲くようになり、

繁殖力の強いこの花も、

斜面いっぱいに咲き乱れるようになった。

するとルピナスの量が減った。

今はルピナスとフランス菊の、

コントラストが素晴らしい!

また、そこに咲く白い花を、

最初は「マーガレット」だと思っていた。

ところが数年前の新聞に、

あるカメラマンの記事が掲載され、

この辺りに咲く白い花を写真付きで紹介していた。

それで「フランス菊」(シャスタ・デージー)だということがわかった。

 「マウントレースイスキー場」に移動し、

今は休館中のホテル棟横駐車場を利用。

誰もいないアスファルトの広い駐車場は快適だ。

そしていつものように、

この駐車場から歩き出した。

「志幌加別川」に架かる橋を渡り、

スキー場の駐車場に入って行く。

間もなく目の前に純白の「フランス菊」を、

一面に咲かせた斜面が広がる。

ただその勢いに元気がない。

いつもの華やかさが元気を失っていた。

それもそのはず、

もう純白の花は盛期を過ぎていた。

しかしこれは思惑通りだった。

『冷水山』は麓と頂上の標高差が、

約400mほどある。

従って花の開花時期にズレを生ずるのだ。

毎年ここを訪れるのは、

6月中旬ころだった。

するとスキー場下部は満開なのだが、

上部に行くとツボミが多いという状況だった。

それで今回は6月下旬まで待って訪れることとした。

 フランス菊とルピナスが咲き乱れる斜面を登って行く。

しかしまだ7時前だと言うのに、

気温が上がりだして暑い。

そんなコンディションの中の急登で、

私は簡単にバテてしまった。

とにかく暑さにはホトホト弱くなった。

花は美しいが登るのが辛い。

 急斜面を登り切って作業道を歩く。

そして上部のリフト終点まで上がると、

読み通り満開のフランス菊に出会えた。

ここはもう盛期を迎えて、

花たちが生き生きしている。

フランス菊とルピナスが入り交じる斜面が見事だ。

そんな素晴らしい光景を目にしながらも、

辛くてやっと足を出す私。

この日も肩痛を抱えているものの、

元気いっぱいのHiromiに言ってやった。

「先に行っていいぞ。そしてまた戻って登り返せ」、と。

すると何の遠慮もなく、

「えっ、いいの? じゃあ行くわ!」

と言い残してスタスタ登って行ってしまった。

残った私はゆっくり花を楽しみ、

写真を撮りながらゆる~く登る。

とにかく素晴らしい光景に、

何度も立ち止まって眺める。

 頂上基部に達すると、

それまで見えていたピークに立つHiromiの姿が見えない。

Hiromiの写真を撮るべく、

「Hiromi―っ!」と呼んでも返事がない。

「困ったやつだ」と思いつつ、

頂上基部の裏側へ回るといたいた。

スキー場から頭一つ飛び出た頂上部を、

登ったり下ったりして遊んでいた。

元気なやつだ。

 『冷水山』頂上にはニ等三角点がある。

但し点名は「鹿ノ谷」だ。

 下山はまた素晴らしい風景を楽しみながら下る。

スキー場下部の花も素晴らしいが、

上部もまた申し分のない花風景を楽しめる。

財政破綻して久しい夕張だが、

この花風景や秋の紅葉など、

観光資源は素晴らしいものがあるのだが。

とにかく今年も存分に楽しめた。

通算237回目の『冷水山』を終え、

Hiromiと二人、

心から豊かな気持ちで帰途に着き、

夕方改めて「反省会」とした。

 

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