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2022.6.12 『歴史村』(592m)  「ようこそ 高松ズリ山へ」

 

 日曜日も夕張に出かけ、

前日の「福住北」同様、

積雪期には登っているものの、

それゆえ三角点標石を確認できていない山を目指した。

 日曜日の朝夕張市福住より、

「石炭の歴史村公園」に入った。

ここには色々な施設の建物が残っているのだが、

全体が休止して利用されていない。

もう放置された感じだ。

 通行止めゲートの前に駐車し、

まずボタ山を目指してスタートした。

ボタ山の風景も好きで、

ぜひ雪のない今の風景を見てみたい。

 ボタ山への一本道を進む。

途中で大型ダンプが一台、

中途半端なところに停まっていたが、

この日は日曜日で休止しているのだろう。

この先ではいまだ露頭炭の採掘作業が続けられているので、

ウィークデーは足を踏み入れられない。

それでこの日曜日を狙ったものだ。

 採掘現場に入って行くと、

重機が数台道路の端に寄せられていた。

そして目の前に驚くべき看板が現れた。

「ようこそ 松山ズリ山へ」。

ええーっ!?

ここはいつでも入っていいの~っ!?

ちなみに「ズリ山」=「ボタ山」だから。

看板をうのみにすると、

「いつでも歓迎」的だが、

まさか重機が動いて、

作業をしている時は無理だろう・・・

 ボタ山の最高標高点に立って風景を眺める。

なかなか良い風景だ。

ボタ山の東側には池もあるが、

水はひどく濁っていた。

 ボタ山の風景を楽しんだ後は、

急斜面を慎重に下った。

そして対面の藪突入。

前夜の雨で乾ききらない笹をかき分けていく。

結構な密度の笹だ。

ところが意外なことに、

藪漕ぎは短い距離で終了し、

荒れた作業道に出た。

これはラッキーだった。

カラマツの伐採のための、

下準備らしい。

その作業道を伝って三角点ピークに近付く。

明瞭なピークを目にして登って行くが、

ピークの間近まで作業道が誘ってくれた。

そして藪に入って三角点標石を探す。

ところがここも前日の「福住北」同様、

笹が幾重にも重なって倒れている。

そんな笹を起こして探してみるが、

どうにも見つからない。

ここもまた次回へ持ち越しだ。

今度はピッケル持参でつつきまわして見つけよう。

とりあえず、四等三角点「歴史村」

 下山は作業道から「冷水林道」にのって下った。

大きく蛇行して遠回りにはなるが、

しっかりして快適な林道だ。

そして日曜日のせいか、

車が通ることもない。

麓まで下ると「歴史村公園」の草地がきれいだ。

この頃になるとようやく日も差して、

緑の美しさを際立たせる。

今では閉鎖されてしまった公園内には、

キャンプ場もあり、

炊事施設やトイレが完備されている。

キャンプ場大盛況の昨今、

管理棟まで備えているのに、

なんとかならないものだろうか?

高台にあるこの辺り、

とにかく風景がいい。

前日の「福住北」も、

緑の山として見えている。

 いくつかの施設を眺めながら歩き駐車地へ。

いやあ、もったいないわぁ・・・

 

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