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 三味線上達方法 ゆうさんお奨めの!!

2014-07-14 18:29:36 | 民謡のお話
和楽民謡ファンの皆様こんばんは 今日は私がお奨めする 三味線上達方法について書いてみたいと思います。 私は皆さんもご承知の通り全くの独学で三味線を学んでおります。 ですのでどんな曲から習っても構いませんし順番など全くございません。 ただ自分が好きな曲ばかり練習を重ねていることは事実でございます。 私が思うに三味線で最も難しいのは 間(ま) だと思う。 この間というものの意味を簡単にご説明致しますと、一つ一つの音と音との間に発生する音を生まない時間帯といえば良いでしょうか その長さが人によって実はバラバラなのです。 僅かなタイミングによって違ってきますし、そのリズムの取り方や考え方などによっても若干のズレなどは生じてしまいます。 この間がほぼ正確に的確に次々と生むことのできる三味線奏者が私にとっては天才奏者であると考えているのでございます。

実は、それが出来る奏者はプロといえども滅多に存在するとは思えておりません。 逆に素人の世界だといないのかと考えた時に・・ いると思います。 ただし、正しい間が取れる奏者になるためには、それが出来る才能を備えていたとしても・・ 自らが磨いて外に出せるようにしてやる必要性があるのです。 これは恐らく天性のものだと推測しております。 この間をいかに上手に育ててゆくのか それが三味線を上達させてゆく命だと私は考えているのです。 そのためにはさまざまな方法があると思うのですが、基本的に思うことは・・ 遅い曲から早い曲など色々な曲に挑んでみるということが大切だと考えます。 例えば早い曲の例で言いますと、津軽五大民謡曲や秋田民謡曲など。 遅い曲では、花笠音頭、しげさ節などもそうでしょう。 早い曲を練習してゆきますと撥の振り方に無駄がなくなってゆくように私は感じているのです。 なぜならば、撥の握っている高さが低すぎますと弦に撥が強く当たってしまう為にスムーズな撥の連続運行が難しくなります。 そのために早い曲の練習を重ねてゆくと自然と撥を握る正しい高さを体で覚えてゆけるという利点が発生してゆくのでございます。

それでは遅い曲ではどうでしょうか!? 遅い曲というのは、早くない分、ツボを抑えるのに若干余裕がたくさん生じたり、また撥の高さも時間の余裕があるために上下ずれていてもタイミングさえ的確に取れれば、曲になるのです。 ですが、その分、音と音との間の時間が長くなったりしますので、その間(ま)をどれだけ正確に取れるのか!? そこが問題であり、簡単そうでとても難しいといえるでしょう。 早い曲が得意な人が、しげさ節などの比較的、スローなテンポの曲を弾く時には、その間がとても難しく感じることでしょう。 つまり、遅い曲を練習すると、間の取り方や方法、テクニックなどが身につけることができるものと分析しているのです。

私は以前、どうしても秋田民謡の秋田小原節が弾けるようにならなければならない宿題が発生致しました。 難しい曲ではございましたが、それに挑めたお陰で、まだまだ未熟ではございますが、撥を前に後ろに振ることを覚えました。 その結果、手首がやわらかくなり、それは音色にも良い効果を生んでくれたように感じております。 あと前撥では力を極力抜く必要がありましたので、抜いたり、入れたりを交互に繰り替えす、それらの技法は、私の三味線技術を自然と上達させてくれたのでした。 そのステップを踏まず、もし私が、しげさ節1曲だけをどんなに繰りかえして練習を積みましても、今の自分の技術にはなってはいなかったのではないだろうかと予測しております。

現在、津軽民謡を独学中です(津軽小原節) すごく難しいのですが、メリハリがよく利いていて大変学べる曲です。 しげさ節と津軽小原節がどっちが三味線が難しいのかと聞かれたとしたならば・・ 私はこう答えると思います 「どちらも同じだと思います」 しげさ節の方がテンポも遅くて一見、簡単そうに感じるのですが、やはり、隠岐独特のリズムだったり間だったり・・ 上級レベルに近くなるにつれて、どんどん深さが理解できてきて・・ それはまるで底なしヌマのようです 津軽小原節も同じことでしょう どちらも難しいです。 ただ真似をするのは、どちらが難しいかと問われれば 津軽小原節だと思います。 この速さで的確に弦を上下と撥さばき・・ これは相当な鍛錬が必要です。 だけれども・・ その技術ができなければ、きっと隠岐しげさ節も日本一にはなれないのだと僕は思う。

全ての技術を習得しようとする幅広い練習から、実は多くのヒントを掴んでゆくのだと考えているのでございます ある部分が苦手だ・・ そんなことは三味線を弾いている人であれば誰だってあります なぜ苦手なのか それにはちゃんとした理由があるはずです(撥の握る位置が後ろすぎる・・ 撥を握る高さが足りない・・ 撥を握る位置が下がりすぎているなど) どこかに原因があるのです。 音色からもわかるものです 良い音色を生むためには、撥を振る高さが必要だと思います。 私はまだ弾き始めの頃、高さが低かった・・ 低いと弦に撥先が到達するのが早すぎますし撥の重さと握りの重さまで全てが弦に衝突してしまうために音色が重く荒れてしまいます。 できれば撥は高めから振り下ろし遠心力と撥の重力だけで下ろしきる寸前に弦に当たるようにしてやると無駄な力が弦に伝わらずに品の良い優れた音が生まれるのです

一つの音を自分で聞き研究するのです。 音があなたの撥の持ち方や握り方、角度、位置、全てを良い方向に教えてくれているのです。 あなたは気がついていますかそのことに どうやったら最も優れた音が生まれるのか そんな条件を満たした時に心に感動与えてくれる満足音が発生するのか それが、あなたの三味線の技術を向上させてくれる源となってくれるのでございます ツボが僅かでもズレたら・・ その美しい音は生まれません 正しいツボを押さえるためにはツボを見ないように心掛けましょう 自分の耳と感覚を鍛えるためにも、ツボを一切観ずに、音の高さだけで正しくツボを押さえているのかを心で確認 例え、あなたの目が見えなくなってしまったとしても・・ 三味線がスムースにどんどん弾けるように練習を重ねてゆきましょう 練習はあなたを裏切らない 三味線はあなたの心を浄化してくれます そのあなたの清らかで魅力的な心を音色に変換してみてください 一音 一音 が 人の心に染み込んでゆくような素晴らしい音が出せるようになるのですよ それがきっと世界平和に繋がる第一歩であると私は信じてあすを生きてゆくのでございます

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