和楽の会民謡(唄、三味線、尺八、太鼓、箏 etc..)

インターネットで民謡好きならどなたでも ネット民謡の会(和楽の会)情報交換、大会応援、交流会などを楽しみましょう♪

徳島阿波踊り 2013 思いで(第1話)

2013-08-09 22:32:45 | 徳島阿波踊りの想いで

私は長年の夢をついに実行できた 毎年のようにテレビで観ていた徳島の阿波踊り 男前のお兄さんや綺麗なお姉さん達がお着物をまとって華やかに華麗に舞う姿を私も母も生まれて初めて生で観た。 今年阿波踊りに行ってみようと決めていたのには理由があった・・ 母の体力と記憶力の衰えであった あるお客様がよくアドバイスを下さっていた  「お母さんを旅行に連れて行きたければ75歳になるまでに連れて行ってあげなさいよ」 どうも75を超える辺りから急激に体力や気力が弱るらしいのだ

そして自分自身も、少しうつの症状を持っており悩んで生きているというのもあって・・ 正直、来年の自分が本当に生きているのかなんて頭にはあまりない だったら今年行くしかチャンスはない 私は決断をし春にネットで宿を取ろうと検索してみた・・ ところが 阿波踊りの開催される徳島の宿は期間中ではどこも一杯 仕方なく私達は香川県の高松市のドーミーイン高松というホテルを2泊取った  当初の考えだと高松→徳島までは特急で往復するつもりだった  ところが特急の最終時刻を調べてみると  夜9時59分が高松に向かう最終と知り  これでは最後まで阿波踊りを観戦できないことに気がついた

せっかく江田島からはるばる徳島まで阿波踊りを観に来ても・・ 特急の時間を気にして・・ しかも盛り上がった途中で駅に向かわねばならないことなどを考えると僕の頭の中で特急の案は消えた  ならば車で行くしかない がしかし  私の車にはナビがついてはいないし  無謀にも徳島の地図さえ持ってはいなかった  よくもそんな準備の出来てはいない方法を選んだものだと  今思えば怖くもなる  でも僕と母は車で徳島を目指すこととなった。 高松から徳島へは、普通は高松道という高速道に乗ってなるべく徳島に近い最終のところまで乗るのが常識だ。 だが、変わり者のゆうさんは違った → なんとか少しでも渋滞を避けようとあがくことに決めたのであった

高松道をとりあえず渋滞手前まで走ろうと高松西ICから入り走行していた 高速の表示板に 引田ー板野間 渋滞2km と表示が見えた まだ4時前なのにもう渋滞かー それなら引田で降りて一般道を走ろうと簡単に考えていた しかし次の表示板では 渋滞3kmと変わっていた さきほどの表示板からまだ10分くらいしか経ってはいなかった このペースなら引田で降りるのは遅いかもしれないと思っていた矢先・・ 白鳥大内ICを過ぎた瞬間に渋滞にはまってしまいました もう引き返せないのでなんとか次の引田ICまで我慢して走ろう 止っては進んでを繰り返しやっと引田まで辿り着いた・・ それでも多くの車は引田では降りなかった・・ だが、ゆうさんは降りる決断をした  こうなったら手前のICの白鳥大内付近にある国道318号線に戻るしかない。

そこから南にずっと山を越えて下ってゆくと徳島県の土成(どなり)というところまで行ける その土成には徳島道という高速道が東西に走っていて 徳島ICまで繋がっているのだ 果たして無事にそこまで辿り着けるのだろうか・・ 私はナビもなく地図さえ持ってはいないのに道路標識だけを頼りに国道318号線目指して走っていた あった発見 318号 この道さえ外さなければ 高松道の渋滞は避けられるはず そう信じて私は318号の田舎のど真ん中を抜けてゆく国道を果てしなく進んでいった 香川県を山の上あたりでさらばして 徳島県へと入った なにもかもが初めて見る光景で新鮮であった この辺りはどうやら美味しいぶどうの産地らしい このことは後に知ることとなったのだが・・ 山を越え下っていると道の駅を発見し早速休憩することと、現地の方からアドバイスをいただくことにした

お店の女性の方が言うには・・ 「阿波踊りの市内中心部への渋滞はかなり酷いですよ どこを通っても中心に近くなればなるほど動かなくなってしまうから」 そこで僕は問い直した 「じゃぁ どの道を選んでも同じってことですね」 女性は答えてくれた 「あ、はい」 そうかー 徳島の方が言うのだから、これは信憑性が高そうだ  あまり信じたくはない情報だがここまで来て引き返せはしない  例え辿り着くのが夜10時になってでもいい  ゆうさん、頑張ってみるよ 土成の道の駅を過ぎて → 徳島道の土成IC入り口を見つけた ここで徳島道に入るか それとも一般道で進むべきか少し考えたのだが 同じ混んでいたとしても、確実に市内に道に迷わず辿り着けそうな徳島道に入る選択をし土成ICに入っていった ここから徳島に向かう高速道がいったいどこからどれくらい混んでいるのかは、さっぱり検討もつかなかった が進んで近くにゆくしか道はない もう時計は夕方5時になる頃であった。

あとどこに駐車するか考えておかなければならなかった。 2つの方法がある 一つは河川敷にある巨大な無料駐車場(無料で停める車が多く人が多いためにシャトルバスが混雑してしまう難点があった。 阿波踊り会場までは離れている) もう一つはなるべく演舞場に近い場所まで乗り込んで有料の駐車場の空きを探すという手もあった(演舞場まで近く有料だが、利便性から人気が高く満車が多く探すのに困難な可能性が大である) この2つの案、当初は無料を選ぶ予定であった。 だけれども徳島道を走っているうちにどうしてもなるべく徳島の中心部に近くなりたいという願望が大きくなったのであった  そこで私は有料駐車場を無謀にも探すことに決めた 運が悪ければ満車で見つからない可能性が大きい いやっ でも日頃の行いが良ければきっとうまく見つかるさ と都合の良い考え方を信じて高速道を走っていた。

いよいよ徳島ICのひとつ手前の藍住(あいずみ)ICに差し掛かった・・ 無料の河川敷を目指すなら恐らくここで降りるはずだ ここのICの降り口から川を渡る橋の上などはすでに大渋滞の模様だった ここで降りるのは怖い かといって最後の徳島ICではもっとすごい渋滞になっていて動かないのかもしれない・・ とにかく神のみぞ知る世界であった 私は良い方を信じてハンドルを握り運転していた。 これまではなんとか渋滞をあまり味あわずに来られた。 この先もなかってほしい  どうか神様、仏様、スムーズに抜けられますように 

それが・・ 信じられないことに最後の徳島ICでは渋滞はなかった。 私はとうとうスムーズに徳島まで乗り込むことはできたのだった だが問題は、ここからどうやったら徳島駅付近の阿波踊り会場に辿り着けるのかや有料駐車場が果たして空いていて見つかるのか この2点が問題となった 私はまずはコンビニに車を停めた そして店員さんに徳島駅付近に行きたいのですがと車を進める方向を伺った 私の進んでいた方向は合っていたのだった。 そのままコンビニにから出て、言われた通りに車を直進させ、徳島駅の標識が出るまで走りつづけた  それにしてもおかしいなぁ~ 走っても走っても渋滞で車が進まないなんてことは一切なかった 私がその原因を想像するのに、渋滞は恐らく、無料駐車場に向かう大量の車が藍住付近に集中するために起っているのではないだろうかということであった。 つまり有料駐車場を探そうという無謀な考え方の観覧者が少ないために恐らく僕達は裏をかけたのかもしれなかった  とうとう徳島駅まであと600mくらいのところまで近くなってきた。 徳島ICから出て、市内中心部に向けて直進をしてきて → 初めて徳島駅右折の標識を発見し右に曲がった。

そうすると 周りには阿波踊りに参列される連の皆さん方がすでに大勢練習をしていたりたくさんおられた やったー  とうとう私達は夢の阿波踊りの本場まで生きて自力で辿り着けたのだった まだ夕方5時30分くらいだった 開始は6時から どうやら間に合いそうだったが最後の問題が残されていたのである。
有料駐車場だった 徳島駅に向けて右折をしてたくさんの連の方達を見て 私のカンは働いた これ以上駅に近くなると満車の可能性が一層激しく上昇するだろう だったらここらで横道に入って探してみよう そう思ってすぐの初めのところを左折してやや細い道へと入っていった ところどころで阿波踊りの生演奏が聞こえてくる 私は音楽も踊りも着物を着た人間も全てが好きであったし敏感であった 聞こえてくるだけでも心が沸き奮い立った そう この阿波踊りを観たなら・・ 病んだ僕の心にも灯りが点るかもしれない 沸き起こる心を沈めて駐車場を探していた時にまた奇跡を発見

なんと消防署の隣りのコインパーキング1台分が空いているではないか 私はすぐに入りたかったのだが・・ 前には信号待ちをしている車が居てすぐには入れない いちよ左折ランプを炊いて入る意志表示をしておく しかし次の瞬間 前方から軽自動車が進入してきてー 信じられない事態が私達を襲うこととなってしまったのである 明日へと続く~



人気ブログランキングへ 夢の阿波踊り 本番編は明日ですお楽しみに~  毎度、ランキングに協力してくださって誠にありがとうございます やはり本場の阿波踊りは生きている内にどうしても一度は観ておきたい感動でした 音楽、人間、踊りの3つに感動できる方であれば、絶対に観に行っていただきたい 特に隠岐のしげさ節祭りを実行される全ての方々や夢先生などの民謡人様の中で未だに観ておられない方には、絶対にお勧めしておきたいと思いました。
 もちろん、徳島の阿波踊りに参加される全ての方々にも隠岐のしげさパレードは観ていただきたいです どちらにも出せない味というものがございます。 つまりどちらも真似のできない素晴らしさや温かさがそこにはある 素晴らしい日本に誇る祭りを生み出したいと考えるならば、日本中の大きなお祭りは観ておく必要がございますでしょう(私だけの考え方です)。 少なくとも私と母は生で現地体験を味わえまして掛け替えのない素晴らしい出会いと体験を得られました。 このことはこれから先の人生の色々なシーンで有効に働いてゆく宝となることでございましょう。 徳島の阿波踊りに次回行けるチャンスがもしあったならば・・ 私は踊りを覚えて、にわか連(一般人も参加可能な団体のこと)に参加致します













































最新の画像もっと見る

コメントを投稿