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2012 11/13   なごみの郷(広島) 隠岐しげさ節 (慰問)

2012-11-15 07:23:48 | 三味線日記
2012 11/13   なごみの郷(広島) 隠岐しげさ節 (慰問)




昨日は150名ものファンの方々に観ていただけて嬉しく有難うございました  私は今、春に行いますコンサートのことで色々な課題を抱えておりまして




昨日、先生に色々とメルにてお話を聞いていただき・・  先生はちゃんと聞いてくださいました。  その先生と私との間に会と会との繋がりがあるわけでもなんでもございません




けれども先生は一人の民謡人として・・  隠岐しげさ節繋がりというだけで・・  私の話を聞いてくださったのだと私は感じました。  私は弟子という立場から民謡を学んできたわけでは全くありませんので




本当に色々な基本的なことを知りません  それでも先生は決してそこをつつくことなく先生らしく淡々と応えてくださいました。  私は自分達の足りないパートのことについて先生に色々とお伺いしていますと・・





先生はすごい方で・・  なんでもこなせる民謡人であることがわかりました・・  私は足りないパートを・・  仲間に押し付けていることに頭を抱え悩んでいたのです




なんでもこなせる先生だと知り、私は助けてほしいという自分の本能を丸出しに先生にお願いをしてみました。  これで仲間の負担が減る  追い詰められていた私は単純にそう考えていたのでした・・




が、先生は大人でした はっきりと助けてやるとはお返事をいただけませんでした  私はその先生のヒラリとした大人のメルの交わし方を感じ、なんと素敵な交わし方であろうと感動しました




先生はこう言ってくれたのでした 「私はなんでもできますから、みんなで素敵なステージを作って最高のコンサートに致しましょう」と つまり直接に助ける言葉は避けたのでした。





そこには、なるべく人に頼らず、自分達でなんとか動いてみて  どうしても足りない場合には自分が入るから頑張ってみなさいねと私には聞こえました




話をすることもできない先生もいます。  話を聞いてくださる先生もいます。  無理を嫌だと言わない仲間が居てくれます。  私は、そのおのおのの民謡人の人間としての器の広さ、やさしさ、大きさに感動しているのです




私は、隠岐からやってきてくれる大好きな先生に甘えようとしてたんです。  先生なら助けてくださる  先生、助けてーー  弱い私の心はそう叫んでいました




先生は全く関係のない私に助けるも助けないも言わなかったのです。  ただ、みんなで協力して赤田先生のために素晴らしいステージにしましょうと そう言ってくださいました。




もうひとつドラマがありました。  今度は私の助っ人のお話です。  隠岐しげさ節を唄ってくださることになってる助っ人さんが・・  隠岐の先生が弾いたり叩いたりする素晴らしすぎる状況で自分が主役を張って唄うというのは、そりゃーできないと言ってこられたのです。




それは、嫌だという意味では決してなく  隠岐しげさ節を目指す競技者にとって 岩佐ご夫妻先生といえば・・  本場のしげさ節の神様的存在だからなのです  助っ人さんは上級で今年3位に輝くなど・・  私からすればすごうまの銀ぶし男でございます




はっきり言って 私にとって言わせていただけるならば・・  私の中では日本一に限りなく近い存在です  そりゃーもう すごい しげさ節を唄われます  そんな助っ人さんの彼が・・  恐れおおくて唄うことはできないと悩んだくらい・・




隠岐の島の岩佐先生と言えば・・  泣く子が黙って微笑むほどの隠岐民謡では有名な先生方なのです。  なのに・・  私はなぜかその先生に助けていただこうと甘い考えを連想させていたのでございました。




私は、悩む助っ人さんに言いました。  助っ人さんも由美子先生のファンなんでしょ  だったら逆に誉れに思って堂々と舞台に立ち、一生の思い出を作ればいいじゃないですかー




僕は心の中で思った  助っ人さん いいなー 先生の伴奏で唄が唄えるなんて  助っ人さんが先生のバックで しげさ節を唄うなんて  そんなの見れないですよ普通は 




あり得ないことなのです  師匠も違いますし系列も違うからでございます。  けれども春のコンサートでは、その粋を超えて 一人一人の民謡人が
それぞれが赤田先生をお祝いしたくて集まるわけですので生まれた奇跡のコンサートなんです



僕は主催者だけれども形だけは  その瞬間だけは、みんなに怒られてもイイ(笑) 観覧席に座ってその奇跡の光景を心に焼きつけておきたい  大好きな しげさ節の唄い手さんと 大好きで手も足も届かない先生が三味線を弾いてくださり しかも その旦那様が閉め太鼓を叩き その上、大好きな治朗さんが尺八を吹く



こんなスーパーコンビは絶対、そこだけしか生まれない軌跡のコンビでございます実現したならばです  本当に実現できたならば私は堂々と観覧席で静かに泣きます  嬉しなき























 隠岐の ちぶりの港を思い出しながら 




























 その日まで耐えに耐えてきた自分に拍手 














当日、観覧できた人々は・・  きっと喜ばれることでしょう・・  だって皆・・  私が主催をする民謡コンサートだから・・  どうせ素人の集まりでたいしたことないんでしょうが観に行ってあげますよ





と軽く考えている方がほとんだと予想しております  それでいいのです  期待をさせるのはあまり良くはないですからね  期待はせずに観に行き





期待以上の華々しいステージ・・  次々と出来てくる着物民謡人の輝き  そりゃきっと観覧者さま達も・・  こんなにすごいんだったら・・  もっと素敵なクツでも履いてくれば良かったワ




なーんて思ってくださるかもしれませんからね  とにかく時だけは待ってはくれません  もうあと半年を切るまでもうすぐに迫ってきてしまいました





今回のお話は長くなってしまいましたが  動画のお話を少しさせていただきます  音戸の舟唄の次は  隠岐しげさ節です  いちよ私のお箱です  いやっ  私にとってはです




私は必ず、この曲を披露する時には隠岐の島の位置を簡単に説明致します
それは聞いてくださる方に隠岐のことを少しでも僅かでも知ってもらいたいから 私の第二のふるさとですからね 




三味線で2番まで弾きまして 3番目で唄を入れましたが  声が少し枯れてしまいました  私は喉で唄うからなんです  上手な上級者は喉ではなくお腹で唄うそうです。




だから喉で唄っているうちは駄目ですね。  でも私はそのレベルですのでそれで頑張ります   おじいちゃん、おばあちゃんに喜んでもらえれば、それで嬉しいのです 



明日は 隠岐新しげさ節を弾きますのでお楽しみに   今日もご拝読、誠にありがとうございました 










 
人気ブログランキングへ 今日は寒くなるらしいので風邪など引かないようにご注意くださいませ 

追伸、今日はブログを朝から更新しましたが  昨日のブログでは、音戸の舟唄を唄っております。 まだ観ていないファンの方がおられましたら もし興味がございましたら是非、観てやってくださいませ  お顔は写ってはおりませんが  どうぞ宜しくお願い致します





























































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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まぁ(>_<) (夏生)
2012-11-15 19:35:06
聞くは一時の恥。
聞かぬは一生の恥。
って言うじゃない。
よくやったよ、ゆうさん(*^^*)

んで、おばさんには会えずじまいだったの?
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誰かの助けがないと成り立たないんです (ゆうさん)
2012-11-15 21:21:09
夏生さん僕は甘かったんです。  でも動き出した軌跡のステージはもう止まりません。  1%の可能性があるなら恥はかいてもそこに掛けたいのが必死になる人間の本能なのです。

現に和楽の仲間や助っ人の治朗さんから僕はいっぱい助けてもらってるんです。

その思いを決して無駄には流せないから・・  天国でも父がきっと見守ってくれております。  父の血が私を動かしているのだと思います。

母の姉のおばさんは、見ているおばあちゃん達に混じって観覧してくれておりましたよ

そのおばさんが僕の三味線コンサートが終わったらリクエストをしてきたのですよ
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