嘘があたりまえの社会
嘘のために嘘をつき
嘘の上に嘘を上塗りし
どこからどこまで嘘かわからないので
嘘の上に
たって、
嘘の上でことをなし
嘘の地盤を踏みならし
嘘を承知で金儲けしていく。
だれも嘘から逃れられない
自分が嘘でできていることを知っている
嘘がないと生きていけないことを、自覚している。
嘘を指摘されたら、嘘をあばかれたら、
どこまでもどこまでも裸になって
骨の髄まで嘘なのがバレてしまい、
なにごともなくなってしまう。
だから、このまま、ゴミがたくさんある世界で
ごみのうえにゴミをつみかさねて
どこになにがあるか
本当の宝石があるか、美しい宝があるか
わからないまま
どんどんいこう
どんどんいこう
どんどん、どんどん
いけいけどんどん
もういいや
と
自虐
破滅志向
それでずっと生きてきたけど
それで、ずっと、きにしなくて
生きてきたけど
もう嫌だ
もう嫌だ
もう、限界だ
限界をむかえている。