ネコのヒトビト

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貴乃花親方の告白

2018-02-07 21:22:41 | 思ったこと
貴乃花親方の特番をみた。

今まで報じられていた内容と違うのは

「貴乃花親方は、協会に報告しなかったのではない」
「本人が親方にさえ話せない気持ちでいることから、事実確認のために警察への通報を優先せざるを得ななった」
「報告は、警察からしてもらった(この方が適切だと思った)」

言葉の選び方でニュアンスが違ってしまうので
補足すると

貴ノ岩が事実を親方に話さなかったことから警察の捜査による事実確認が必要だったこと

他の部屋の力士との関わり、
事実の公平な捜査がなければ、「事実の報告」が困難な状況であったこと
から

警察から連絡を入れるのが最善と、そちらを最優先した
と言える。


「貴ノ岩の怪我は大したことがなかったのではない。事実、頭蓋骨骨折であった」

協会側が 貴ノ岩が 重症のように『装っている』かのごとく事実ではない情報を流した。

「情報提供に貴乃花が応じなかったのではなく、貴乃花から再三報告書や、意見書などをあげていた」

「貴ノ岩は日馬富士に対して睨み返したり、先輩力士に対して失礼な態度をしていない、白鵬は日馬富士がリモコンで殴打した時にすぐ日馬富士を止めたのではなく、しばらくみていて、そのあとアイスピックを用いた時に初めて止めた」

「貴ノ岩は 『白鵬に勝った、これからは俺たちの時代だ』 などと言っていない。また、そのことと 今回の暴力事件はまったく関係のない出来事と貴乃花は捉えている」

「まるで貴ノ岩が悪く 殴られて当然のような謝った情報が次々流された」


貴ノ岩の骨折が事実だったこと
その怪我を診断した医師に確認したとして、
貴ノ岩の骨折は有りえない、軽傷だという情報を協会が流したこと

貴ノ岩の報告書、情報提供、貴乃花の文書はことごとく無視され、協会側の報告書にはまったく盛り込まれなかったこと

貴乃花がいままで語らなかったのは、協会に反論したりしてこれ以上混乱させないため

あくまで警察の捜査結論が出たあとに協会側としても結論を出して欲しかった
なぜ、そこまで待てなかったのか。

貴乃花にしてみれば
しごくまっとうな行動、

だから、理事を解任されたことに対しては全く納得などしていないと。

そして一番重要なのは

協会側が再三
『内々に済ませるように(警察の被害届は取り下げよ)』と圧力をかけてきたこと。
これは事実としてあったことを
初めて貴乃花が語った。

協会側が、自分たちの都合の良いように事実を捻じ曲げて、情報をながし、かつ公に報告してきたこと

そして、貴ノ岩や貴乃花を辱めたまま、このまま
何事もなかったかのように、進んでいこうとしていること。


貴乃花は、指導は親方がするもの
モンゴルだから
同郷だから
たとえ上の位であっても
力士が別の部屋の力士を怪我をさせるなどということが
あってはならないということを力説していた。

もし、ほかの 部屋の力士に指導をしたいのであれば
まず、そこの部屋の親方に、指導をしても良いか、と伺ってからするべきであると言っていた。


貴乃花親方のいうことで、目新しいことはなく
どっちかというと「そうだろうな、それが 私たちの目から見えた相撲協会の姿として推測から見た事実と 実際の(貴乃花のいう)事実はまったく変わらない」と感じた。
驚きはないというか、語られたことが 我々の考えていた、私たちの想像を超えたことは一つもなかった。

ですが、
恐ろしいのは、おそらく協会側は、事実確認のためにテレビ朝日が送った質問状を無視して、
正々堂々と、戦いを挑んだ貴乃花を あざ笑うように、ただ 今まで通り 
なにも改めることなく なにも変えることなく  進んでいくということ

マスコミも、相撲界御用達の漫画家や、タレントや、ジャーナリストを巻き込んだまま、

知らない奴は(相撲について詳しくない他の国民は)相撲について文句をいうな


税金を使われながら、
国技といわれる モノが

そのまま

進んでいくのだろうということだ。

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