「なにが必要な情報か、ということですが、
ぼくはとどのつまり、生命の尊厳を伝える情報が最も必要でかつ重要な情報だとおもいます」
この言葉は、誰の言葉かというと
手塚治虫さんです
手塚治虫さんは、
1989年2月に亡くなっていますが、
「ガラスの地球を救え」の中で
未来をこう予言しています。
「今の何十倍の膨大な量の情報に一人ひとりが包まれるだろう」
手塚さんは、
非行、暴力や親子の断絶、生命の軽視は
無差別に得た「情報」の蓄積が原因の一つになっていることを指摘し
さらにこのような情報が十倍、
百倍になって嵐のように襲う時
「どうしようもない人間性の喪失の社会が実現してしまうだろう」
と
述べています。
それらの状況に必要な態度は、
最初に戻りますが
「生命の尊厳を伝える情報が最も必要でかつ重要な情報」である
という
選択眼を
心の奥底に持ち続けることが
判断を誤らないための 基本的な構えだということなんです。
ツイッターだとかネットニュースだとか
たぶん、手塚さんが予測した10年後より未来に到達している現在
想像を絶する情報量を私たちは処理している
脳が疲れるのは当たり前
事故が増えたり、忘れっぽくなるのも
こうした情報による脳疲労が原因ではないかと思う。
なにが必要な情報か
得る必要のない情報に振り回されて大切なことを見失わないよう
大切なことを、見失わないよう
生命の尊厳を大切に 情報を取捨選択していきたい。