苦しみが苦しみを救うのだろうか

苦しいとき

もっと苦しい人の存在を知る

苦しみ抜いたその人の記述を読んだ時に
自分などまだまだ
くるしみのうちにはいらないとおもった

理不尽な状況で命を奪われたり
加害者を訴えても届かず
悔しい思いをもちながら、息絶えた人の記録

その記録が、自分を救ってくれた

先日届いた知人からのハガキで

私の苦しみが、
誰かの心の支えになっているのだと

私が嘆き苦しみ、寂しさや出口のない痛みを抱えて
生きていることを知っている人が

私が苦しみながら生きていることを
心の支えとしているのだという

苦しみが　だれかの　苦しみを救うということがあるのだろうか。
事実、自分が誰かの記述に、救われた経験があって

その救う側の苦しみに当てはまることになった時に
不思議な気がした。

私の苦しみは、誰かの苦しみを救うのか

私の苦しみは　誰かの苦しみを　救うことが　あるのか。


不思議な気がした。