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火星探査機フェニックスが軟着陸に成功
5月26日9時4分配信 読売新聞
【パサデナ(米カリフォルニア州)=増満浩志】2007年8月に打ち上げられた米国の探査機フェニックスが25日、火星への軟着陸に成功した。 着陸を知らせる信号が、米太平洋時間午後4時53分(日本時間26日午前8時53分)、2億7600万キロ離れた火星から15分かけて、米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(パサデナ)に届いた。今後1~2週間かけて機器の動作などを確かめた後、地面の掘削を開始し、地表のすぐ下にあるとみられる氷の直接確認に挑む。 フェニックスは着陸の7分前、火星の高度約125キロで大気圏へ突入。大気との摩擦による1420度の高温をしのいだ後、パラシュートを広げて減速した。最後はパラシュートを切り離し、レーダーで地面との距離を精密に測りながらガスを小刻みに逆噴射してさらに減速、3本の脚で無事に着地したとみられる。 同7時ごろには、展開に成功した太陽電池パネルなどの画像が、上空を周回する探査機マーズ・オデッセイを中継して地球へ届いた。着陸地点は北緯68度で、地球ではグリーンランドに相当する高緯度地域。約3か月間、掘削や気象観測などの活動を行い、生命の存在し得る環境かどうかを調べる。フェニックスは昨年8月4日に打ち上げられ、6億7900万キロを飛行した。 |
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