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尊皇攘夷(そんのうじょうい)

2006年12月21日 | Weblog

  日本は1939年から1850年にいたる200年あまりの間 鎖国へと門を
閉ざした。 朝鮮と同じように 日本は外部勢力によって強制的に開国させられる時
まで「尊皇攘夷」の思想により排他的な制作を堅持するようになりました。

しかし 鎖国は逆に多くの人々の好奇心を刺激したんです。
好奇心の普遍的な発現形態は、ちょっとした隙間さえあれば、そこから外を窺おうと
する人間の心理をくすぐります。

日本人は 開放性と閉鎖性を持ち合わせている民族です。
衣食住と知識、宗教については開放的な態度を示すのに対して人間関係はきわめて
閉鎖的な傾向を見せる様です。 日本の流通機構が複雑で、欧米諸国が日本市場への
進出を思うに任せられないのも、つきつめてみると人間関係の閉鎖性に起因して
いるように思えます。

日本人は外国の商品対しては、まず最初は新しくて珍しいものとして関心を示す。

次に外来の文物を自分なりに消化し、より実用的なものへと発展させる才能がある。

外国語を吸収する態度も特異であり、韓国などが出来るだけ原音に近く音訳する
ことが多いのに、日本人は音訳と意訳を混用し、場合によっては日本式英語
(和製英語)を創作することさえ有ります。ワガママなのか器用なのか??

外国語を意訳して西欧思想を受け入れた例は、いちいち列挙する事が難しい程多い。

例えば 権利・義務・思想・主義・哲学・政治・階級・社会・国際法など
漢字の本家本元である中国にも逆輸入され日常的に使われているんですよ。

もともとこれらの抽象名詞は 日本人が明治初期に意訳したものらしいのですね。

日本人は漢字を読むうえでも、伸縮性を発揮しています。
音読と訓読を併用するんです。
例えば・・・ 7月7日 天の川では「てん」を「あま」と読み。
訓読では「そら」とも読む。 韓国では「チョン」としか読まないらしいのです。

天は人の上に人を創らず 人の下に人を創らず。 

さてさてさて、天の川を眺め見るほどの時間と余裕の無い生活はどうやら「天」に
召されるまでオイラには無理の様だけど・・・ 。 
でも、寝るときには上昇志向と関係なく暗い部屋で天井を向いています。 ぷっ


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