はさみ屋のブログ

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カタカムナ①

2005年11月18日 | Weblog

カタカムナへの誘い   原宣之

 落語に取り上げられている話。命の危険に直結するふぐの毒にあたった時
すぐさま穴を掘って埋めると助かるということをご存知だろうか。
古の人々は、現代ほど知識はなくとも、生きるための知恵と
直感的な感性を持っていた。

大地には解毒効果 があることも知っていたようである。

新しい穴を掘ると、その場所にマイナスイオンが集まる。
針灸刺激を皮膚に加えると、その部位 にマイナスイオンが集まり全身の
自然治癒力が生じるのも同様の作用だ。

土地には解毒効果の優れた場所があり、そのような場所をイヤシロ地(癒しろ地)という。
正確には、そう名づけた人がいたといったほうが正しい。
その人物はカタカムナ文献を発見し、解読した楢崎皐月である。

彼は生命の賦活作用がある場所をイヤシロ地、反対に健康を害する土地を
ケガレ地(気枯れ地)と呼び、大地の持つ電気的な特性について研究を行った。

イヤシロ地はマイナスイオンの密度の高い場所、地電位の高い場所である。
この様な所は還元電圧地といって、金属が酸化し難く、物が腐り難い。
穴を掘って、そこに炭を埋設するとさらに効果 があがる。

おそらくマイナスのイオンに敏感な古代人は、イヤシロ地を見つけ定住し
特に気分も良くなり、健康を回復させる力が湧く所に磐坐作り
神社を建てたのでなかろうか。

この様な理論を発見し実践を試みた楢崎皐月は、その拠り所となる
カタカムナ文献を兵庫の六甲山系は金鳥山の山中で平十字と名乗る古老の
猟師から受け取ったという。

平十字は巻物を書き写 させるとき、この巻物はアシアトウアンといういう
人物により伝えられた物で、アシアトウアンは現在の天皇家の祖先である
天孫族と、カタカムナの神を祭るアシアトウアンの一族の戦いの末
追放されたということである。

アシアトウアンと言う名は、平安時代の伝説的な陰陽師
芦屋道満を思いださせる。 但し、有名ではあるが正義の味方、安倍清明の
敵役として登場する。
芦屋が金鳥山の直ぐ南に位 置するのは単なる偶然ではなかろう。

さて、カタカムナ文献に書かれた五七調リズムに乗った歌
カタカムナノウタヒによると、男女は正反の電気、サヌキ・アワを持つという。
男の持つ電気サヌキ、女の持つ電気アワの接触により、その場が
イヤシロ地化する。特に物にも影響を与える高密度の状態をアマウツシという。

この様な状態で、性の栄養交換が成され、生命のマイナスの
エントロピーが発動するそうだ。 平たく言えば、男女、あるいは人々の
助け合いによって空間の電位 が上がり、本人のみならず、周りの空間にも
還元効果が波及するということである。

このカタカムナの素朴な哲理に思いをめぐらすとき、私は大連での
劉漢文老師の姿と言葉を思い出さずにはおれない。
禅密功の密儀、ニコニコ微笑みあい気を回す双至法。
そうだ、カタカムナは日本古代に伝わっていた禅密功なのだ。
残り少ない紙面 で漸くこの呼びかけに達した。

カタカムナを学ぼう。 気功協会の成立とも深いかかわりのある
この魅惑的なアカデミズムの世界からは偽書と決め付けられている古文献を
紐解いてみてはどうか。 極悪人扱いされている、時の権力から
抹殺された芦屋道満に再評価を。芦屋道満の足跡を追って芦屋に足を運ぼう。

http://npo-kikou.com/info/katakamuna.html

http://www.tanmai.co.jp/ktkmn/kt1_1.html


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